KEI NAGAO

日常の中での小さな感動や感謝、ふと感じる違和感を言葉にしてみたい。

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最近の記事

八頭

八頭の煮物は母の思い出。 いただいた八頭を丁寧に下茹で。 だしと味醂、酒、砂糖と塩で水から炊くこと20分。 頑張りましたが、やっぱり違う味。 どうしたらあの味になるのかわからない。 大晦日は、店を閉めたあとで、長い間台所に立っていたね。 料理が下手で献立を立てるのが悩みだと話していた。 みんなママの料理大好きだったのにね。 お正月はどんなご馳走より、ママの八頭が一番。 どうしたらあの味になるのかな。 三河味醂も奮発したのにな。 暮れてゆく年。 もう作ってはもらえない八頭の煮物

    • 母を送る

      主は与え、主はとられる。主の御名は誉むべきかな。 クリスマス・イブの朝に母が召されました。 今日26日に無宗教家族葬で見送りました。 新約聖書、ルカによる福音書16章11節  イエス・キリストは言われました。 「ごく小さな事に忠実な者は、大きな事にも忠実である。ごく小さな事に不忠実な者は、大きな事にも不忠実である。」 母の生涯を振り返るとき、苦労はあっても、いつも自分の役割を果たすことに忠実だった姿を思い出します。 周りの人をささやかな幸せで満たす人でした。かんがえてみ

      • 長い道 長尾比奈 述(1907年6月 北海道生まれ 2012年5月・享年102歳)

        実家の整理で出てきた祖母の記録。私の父は、長男になります。 私たちが娘のころは、親のいいつけは、なんでもハイハイと素直に聞くことが最上の事としつけられましたから、「お前、この人と結婚しなさい」と言われれば、否も応もなくそれに従い、結婚すれば黙って夫に従うものと決まっていました。 大東亜戦争が始まって生活が益々苦しくなっていった時も(まさか神風が吹くとは思わなかったけれど)負けるとは思いませんでした。授業後、夫か青年学校の生徒と一緒に真剣に教練をしているのを見ますと、私たち

        • わたしが好きでないあの人のために

          11月16日水曜日です。 私が好きでない人のリバイバルのためにお祈りいたしましょう。 ローズンゲンより くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば 「見よ、主を畏れること、これが知恵であり、悪を避けること、これが分別です」 ヨブ記28:28 旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば 「ですから、自分のうちの光が闇にならないように気をつけなさい」 ルカの福音書11:35 人間だから、どうしてもあの人とは馬が合わない。好きになれない。ということがあるでしょうか。

          罪の意識の中で苦しむ人のために

          1月10日木曜日です。今日、なにか小さくても良い知らせがみなさんのところにありますように! ローズンゲン2022より 「ですから、あなた方が持つ信頼を捨てるな。それには大きな報酬があるのだから。」 ヘブル人への手紙 10章36節 罪の意識の中で苦しむ人のリバイバルのためにお祈りいたしましょう。 保身のためにつく小さな嘘。 成り行きで張った見栄。 果たせなかった義務。 同調圧力の中の沈黙。 重大な過失や法的な罪でなくとも、わたしは知ってか知らずか、毎日、罪をお

          罪の意識の中で苦しむ人のために

          この星のリバイバルのために 悔い改めとともに

          11月9日水曜日です。 主よ、私たちの神よ。あなたこそ栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方。 あなたが万物を創造されました。みこころのゆえに、それらは存在し、 また創造されたのです。   黙示録4章11節 昨夜の皆既月食天体ショーをご覧になられた方も多かったのではないでしょうか。 11月の澄んだ夜空に浮かんだ、幻想的なブラッドビーバームーン。 主がその指先と息で創造されたダイナミックな技を垣間見、味わうひとときでした。 「見よ、それは非常によかった」 とおっ

          この星のリバイバルのために 悔い改めとともに

          試みの中にある人のリバイバルのために

          11月8日火曜日です。今日も必要を満たしてくださる主を感謝します。 試みの中にある人のリバイバルのためにお祈りいたしましょう。 ローズン厳11月8日より 使徒のはたらき 18章9~10節 恐れるな。語り続けよ。黙っているな。私はあなたと共にいる。だから、あなたを襲って危害を加える者はない。 試みのなかにある人 それは、わたしであり、みなさん一人ひとりかも知れません。 病、倒産廃業、人との関係性、といったネガティブな試み。 また、転職、転居、新しい企画への挑戦な

          試みの中にある人のリバイバルのために

          先輩クリスチャンのためにお祈りいたしましょう

          11月4日金曜日です。 私たちの教会にはたくさんの先輩クリスチャンの兄弟姉妹が与えられています。 新米クリスチャンが迷い道に入り込んだり、暗い顔をしていると、肩を抱き励ましてくださる優しいみなさんです。 高齢になり、礼拝にみえる回数が減っても、いらっしゃるその場所で、私たちのために祈りとりなしてくださっていることを感謝します。 老いて身体が思うように動かなくなっても、たとえ昨日のことを忘れてしまっても、主の名前を呼び、福音を伝えることは日毎の一部になっている。 そん

          先輩クリスチャンのためにお祈りいたしましょう

          家族のためにお祈りいたしましょう

          今日、11月3日は、日本国憲法公布を記念して制定された文化の日です。主日ではない祝日のせいか、結婚記念日の兄弟姉妹がたくさんおられます。 それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである。 創世記2章24節 夫婦となり、こどもやパートナーの親兄弟など、家族が祝福のうちに与えられていきます。ちょっと痛いトゲや心配ごともつきもので、いつまでたってもなくなりません。 主はそんな私たちに語りかけてくれます。 二羽の雀は一アサリオンで売られているではありま

          家族のためにお祈りいたしましょう

          このまちのリバイバルのために

          11月2日水曜日です。 普段通り、通勤通学電車で、おでかけになられているでしょうか。あるいはリモートの画面の前におられるでしょうか。家族や隣人への奉仕の場におられるでしょうか。また具合が悪くて横になられている兄弟姉妹のことも今朝は身近に感じられます。 主は祈りを通して私たちの心を知り、励ましと慈しみを与えてくださいます。感謝します。 「わたしがあなたがたを引いて行かせた、その町の平安を求め、その町のために主に祈れ。 その町の平安によって、あなたがたは平安をえることにな

          このまちのリバイバルのために

          私たち一人ひとりのリバイバルのために祈りましょう。

          私たち一人ひとりのリバイバルのために祈りましょう。 #ローズンゲン 日々の聖句より(2022年11月1日) くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことばゼカリヤ書2章14節 娘シオンよ、喜び歌え今、私は来てあなたのただ中に住むからだ――主の仰せ。 旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば ルカによる福音書1勝68節イスラエルの神である主はほめたたえられますように。主はその民を訪れて、これを贖われた。『聖書 聖書協会共同訳』 今日の新約聖書の言葉は「ザカリアの賛歌」と

          私たち一人ひとりのリバイバルのために祈りましょう。

          われ山に向かいて目をあげん

           故郷の秋田に家族で行ってきました。コロナになってから3年以上特養ホームにいる父母には会えていませんでした。その間に認知症が進んだ母。歩けなくなってしまった父。今回は、家族が増える予定で、息子のフィアンセを紹介するためでした。施設からのおたよりには、感染予防のために面会のハードルが高くなっていると書かれていました。先週電話で面会を申し込んだとき、第七波の広がりで面会は受けてないと言われました。事情を説明し、施設長さんと相談してもらえるようにお願いしました。訪問する週になって連

          われ山に向かいて目をあげん

          ファミリー・ネーム(姓)から考える家族と個人

           私の名刺入れには職場の名刺(旧姓)と、戸籍姓(夫の姓)の名刺の2種類が入っています。職場では働き始めた時の旧姓で認知されています。戸籍名の名刺を作ったのは10年ほど前で、きっかけはPTAの役員や地域の諸々の会、教会など、自分が関わる活動で必要が生じたからです。お会いする人によって、職業人の自分と、私人としての自分。ふたつのスイッチを切り替えているような感じといったらご理解いただけるでしょうか。たまには2枚の名刺を一緒に渡しますが、みなさん「あらそうなのね」と理解を示してくだ

          ファミリー・ネーム(姓)から考える家族と個人

          「戦争しない」はきれいごとではない。

          2016年の日記から。  昨日の教会の女性会の学び。「沖縄」がテーマでした。沖縄の歴史や現状を学んだあとで、意見交換。  「剣をとるものは剣で滅びる」という主イエス・キリストの教えにしたがって。だから戦争をしてはいけないのだ、という話になったのです。  そのとき、戦争を体験している80代の先輩が、「この話はぎれいごとではないのよ。私たちは、武力でやられたときに、やり返さないと言い切れるかどうかを自分に問わなければならないの。『右の頬を打たれたら、左を出しなさい』というけれど

          「戦争しない」はきれいごとではない。

          田邉俊三郎先生のこと

          私がもっとも影響を受けた被爆者・田邉俊三郎先生は2014年に召された。 先生の話はいつも1945年8月6日からはじまった。 学徒動員先で原爆に遭われたことが、先生の人生を大きく変えた。 数学の教師をしながら、事あるごとに自分の体験をたくさんの人に伝えた。 「三度、原水爆の悲劇を繰り返さないため」に文字通り、生涯をかけられた。 調布市に被爆者の会をつくり、苦しんでいる多くの人の相談相手となった。 調布市が非核都市宣言をするまでの運動のうねりをおこし、多くの市民と繋が

          田邉俊三郎先生のこと

          庄内なまりのおかあさん

          2020年のこと。 電話の向こうで声がふるえてた。 借りたお金をかえしたいけどかえせない。 そんなわたしに貸してくれるところがありますか。 もう手元にほんとにお金がなくて。 今月の支払いができない。 そんな電話がかかってきた29日金曜日。 あなたの小さなお店がなかったら、 こまるひとがいるでしょ。 こんなときこそ 民商にすぐ連絡して。 困ってるのは  悩んでるのは あなただけじゃない。 はずかしくなんかない。 みんな大変ななか、歯を食いしばってん

          庄内なまりのおかあさん