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噛めば噛むほど味の出るインド (苦味強め)

【海外写真放浪記】    INDIA   1  デリー

インド 人口およそ13億3,422万人 世界第2位。宗教は主にヒンドゥー教で大まかに分けて7つの宗教が共存する。首都はデリー。

今思えば日本にいた時からインドについては興味しか無かった気がする。インド音楽シタールのラヴィシャンカールやタブラのザキールフセイン、歴史もマホト・マガンジーやイギリス統治時代、ヨガ、カレー、ロイヤルエンフィールド、無数の神様など枚挙するほど魅力に満ちた国だ。行く前はだが。



そう、その魅力を吹き飛ばすほどインドは他のエネルギーで圧倒してくる国。



カトマンズ空港を出発した飛行機は2時間足らずで首都デリーの空港へと降り立った。エアインディアで確か片道6000円程で飛べた気がする。

いつも移動では何か起きるのだが、今回は座席を若いインド人に取られていて動いてくれないというハプニング。もうこの辺りからインドの洗礼が始まっていた。おまけに着陸直前で嘔吐のサービス付きだった。


歩き方にも注意書きがあるがインドの空港から市内への移動は100%ボッタクられるのでタクシーはNG。僕が旅をした2011年には空港から新幹線の様なピッカピカの電車でデリー駅まで移動できる様になっていた。その電車がスラム街を切り開いて線路が作られているため、ギャップが凄い。

乗っているのはピカピカなのに車窓から見える景色はトタンで出来た家とゴミの山なのだ。

デリー駅から歩いて10分位の所にメインバザールと呼ばれる安宿、雑貨屋、飲食店が立ち並ぶエリアへ移動できる。メインバザールに行った事のある人なら分かると思うがこの10分の徒歩も普通に行かせてくれないのがインド。

駅周辺は凄まじい人の数で、まずタクシーの運転手が声を掛けてきて嘘をつく。リキシャと呼ばれる人力車の運転手が嘘をつく。通行人が親切なのか5人位の集まって来るが全員違う方向を指差す。



結果もう信じられるのは自分だけとなる。



それがデリーの駅に到着して5分以内に起きた出来事だったので、すぐにネパール戻りたいとなった。


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メインバザール近くの土木作業員


目星を付けていた宿にチェックインをし、その日はそのまま就寝して翌日メインバザールと周辺を散策する事に。


インドに来て先ずは本場のチャイを飲みたいと思っていたので早速街中のチャイワラーの元へ。

感想から言うと『さすが本場美味い!』だったが、その前に『コップちゃんと洗って!』が数百倍脳裏にこびり付いて味どころでは無かった。

インドが長くなるに連れそんな事は本当にどうでもよくなって行くのだけれど。


その他にサモサ、ラッシー、マサラドーサ、チキンティカなど手軽に食べられるお店が幾つもあって暫くは楽しかったが、よくよく考えてみたら主食は全てマサラ味で直ぐに欧米系の店でピザやチャーハンを食べる様になってしまった。


そうやって少しずつインドとインド人に慣れていったのだが、やっぱり日本の感覚ではインドでは生活しずらい事に気づいた。彼らは空気を読むとか、気を使うとか島国特有の小さいコミュニティーでの生活で生きてはいないのだ。

自分の意思を例え間違っていても通してくる。それが良いことでも悪いことでも。じゃないと大国では生きていけないのではないだろうか。


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メインバザールの物乞いの方




インドは広大な故、旅のルート取りが非常に難しく特にデリーは中央に位置するため一度移動したら逆方向へは中々戻れない。色々悩んだ末、第一目的地リシュケシュのチケットを購入し、メインバザールを後にする事にした。



ヨガの聖地で果たして僕は柔らかくなれるのか。




次回 India2


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