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博士がゆく 第29話「はじめての学会発表-いそいで実験編②」

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前回のつづきから)

そんなことを真剣に考えながら実験をしていると、実験棚から久しぶりにアイツがのぞいていた。

「やぁ。こんばんは、ひろし君」

「久しぶりだな細胞くん」

棚から出てきたのはこぶし大の青い細胞のようなものだ。ドラクエに出てくるスライムに眼鏡をかけさせて、ヘマトキシリンで核を染めた物体を想像してくれればいい。名前は細胞くんというらしい。たまに現れては実験や研究のアドバイスをくれる。

「最近、毎日遅くまで実験しているようだからひろし君のことが心配になってね。どうかしたのかい?」

「あぁ。要旨を提出したあと、学会までに新しいデータをもう1つ追加しようってことになったんだ。そのデータがなかなか取れなくてな。データを誤植しようかと考えていた」

博士(ひろし)は冗談っぽくいったが、半分本気だったことは細胞くんには伝わらないだろう。

「そうか。それはプレッシャーだね。きっとデータ誤植に手を出してしまった多くの人が、そのプレッシャーに負けてしまったんだろう」

細胞くんは存外、博士の問題を深刻にとらえているように思えたが、口には出さずに次の言葉を待った。

「今日はプレッシャーに負けずに研究する方法について少しお話させてもらってもいいかい?」

「よろしくたのむ」

(つづく)

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