チーム御坊

チーム御坊

最近の記事

「 あとがき 」

                :caption:  4月1日から始まった。
御坊さんの四コママンガ。
投稿すること四十九日。
昨日、無事に満中陰を迎えた。
あっと言う間に、時間はたった。 今年もなぜ、四十九日間の呟きを始めたのか。
 このnoteに綴ってみたいと思う。 事の始まりは、六道絵の勉強会に参加したことからだった。 最後の質疑応答の時間、「先生にとって、どの地獄が一番怖いですか?」と聞いた。 先生は、「六道も、そして地獄も私たちの中にある。引き出しのようなもの

    • 「 地獄はネガティブ⁈ 」

                     執筆者:Asano 人間は一日のうちに、35,000回も選択しているそうです。その殆どがネガティブな選択だといいます。良い方を選ぶのではなく、悪い方を避けているのです。それは危険回避のため、生存のための本能的な選択かもしれません。 さて、地獄の絵本はベストセラーになっても、浄土の絵本はそれほどヒットしなかったそうです。その一因に、上記の「ネガティブな選択」が関係しているのではないかと思います。 浄土に生まれるために…というよりは、地獄に落ちない

      • 「 な の か 」

                        執筆者:風景 人が亡くなると、七日なのか•で区切りながらお参りする作法がある。 初(しょ)なのか、ふたなのか、みなのか、よなのか、いつなのか、むなのか。 最後の、七日七日を迎えた時、その日を満中陰(まんちゅういん)という。 私には、「七日(なのか)」が「なのか?」に見えてくる。 そして、誤変換のなかで。 「、、、双なのか?身なのか?余なのか?何時なのか?無なのか?、、、、」 なのか、なのか?に、見えてくる。 人は亡くなると、無になるのかも

        • 「 ぬくもり 」

                          執筆者:風景 地獄には、温もりがない。 温度という概念があるとすれば、そこは。 燃え焦がす暑さか、凍え固まる寒さ、か? ジリジリとヒリヒリとブルブルとガヂガヂ、と。 執着の炎と氷に、包まれて。 だけど。 そんな地獄にも。 「あったかい」が、あれば良いな。 小さな面積の、ほんのちょっとだけの。 あったかい、、、ん、だから。 もしかして、それは。 あなたの。 ほんの少しの言葉や、まなざし、かもしれない。 着る物も持たず、裸の無防備に生

        「 あとがき 」

          「 い っ か 」

                         執筆者:Aki 痛みってなんだろう。 痛みや苦しみがあるから、光を求める。 自ら痛みを受ける、求めるということは、どういうことなんだろう? きっと。。それ以上の喜びや自由や快楽が待っているのだなあって思う。 そして、この世のどこかで、絶えず、 誰かが喜び、誰かが苦しんでいるということ。 誰かが喜んでいる裏には、誰かが辛い思いをしているかもしれない。 この世は表裏一体。 良いも悪いもない。 一つの出来事も見方を変えれば、

          「 い っ か 」

          「 はい ひーる 」

                         執筆者:チャオズ 四コマ漫画の内容は、ヒール(悪役)を履いて過ごしている刀葉林さんを描かれています。 悪役を演じる、悪役の立場でい続けるのは周りの事を考えての上であってもしんどい事かと思います。 ですが私たちは場所が変われば色々と立場が変わります。 それに合わせて時には悪役、時には優しく支える役、傍観者の役など様々な役を演じたり、演じてしまったりしながら生きているのかもしれません。 一人一人が色んな役を演じながら生きている。 そんな事を考え

          「 はい ひーる 」

          「 そう ぞう 」

                           執筆者:風景 私は、想像する。 地獄という場所で、誰かを苦しめ続ける彼女のことを。 私は、想像する。 残酷な場所で、誰かにクスリと笑われてしまう彼女のことを。 私は、想像する。 刀葉林。あなたは何故、そんなに沢山のナイフを背負(しょ)っているの? あなたは、何故? 荊の世界で、顔を作って微笑んで(わらって)いるの? 私も、創造する。 誰かを、傷つけてしまうナイフを持っている私を。 私も、創造する。 イバラの世界で、作り笑いをしなが

          「 そう ぞう 」

          『 9 』

                          執筆者:chikai カツ カツ カツ カツ・・・刀葉林さんのハイヒールの靴音が 5 日目からずっと私の後をつけてきます・・・ 子どもの頃、お寺に『地獄と極楽』(画 中村ひろし 野沢ともかつ・大道社発行)という子ども向けのまんが本 がありました。 亡者が赴く地獄での数々の責め苦、それはこれまでに重ねた悪業に応じた仕打ちだというのですが、鬼たちに叩 かれたり、刻まれたり、つぶされたりするオノマトペと、叫び、呻き、痛み、嘆きのオノマトペが、地獄の

          「∞」

                          執筆者:chikai 「私は満天の星空も花火も嫌い」 義母の言葉にショックを受けたことがあります。 理由を尋ねると、幼い頃、空襲に遭った時に逃げこんだ橋の下で、見上げた空いっぱいに火の玉のような焼夷弾 が降ってきたことを思い出すから、と・・・義母の 4 歳の時の記憶です。 戦後、街は復興しましたが、奪われたまま元には戻ることのないものがたくさんたくさんあります。いのち、た からもの、こころ、ふるさと、時間・・・。 仏さまの教えでは、清浄の対は

          『光る・雲』

                       執筆者:かずみち 「光る・雲」 風がなびく ひとつふたつ はるか遠いやみへと 虹が光る みっつよっつ たどりつけない国へと 道が走る いつつむっつ ぼくの前を超えて 心さわぐ ななつやっつ 深い迷いで あーどれだけ走れば たどりつくだろう 夢の中までも コントロールされる あーあの時のように たどりついたなら ぼくは同じように ほほえむだろうか どこまで行っても 何もないのに 走る意味があるのならば あの雲は光る 波が寄せる ひとつふたつ

          『光る・雲』

          「地獄の環境 に 」

                       執筆者:ken-shin      『持続可能な地獄を目指して』  今般の人間界の考えの多様化や苦悩の変化により、地獄の責苦が対応できなくなることが増えてきています。そのため、これから永続的に地獄の役割が果たせるように改革を行う必要が出て参りました。そこで地獄において「持続可能な地獄を目指して」をスローガンに、改革に取り組むことになりました。  まず初めに取り組む必要がある部署が刀葉林です。これまでは美女に対して愛欲に溺れたものを対象にしていれば

          「地獄の環境 に 」

          「地獄の環境」

                       執筆者:ken-shin   以前youtubeで、「5億年ボタン」という動画を視聴したことがる。あるボタンを押すと100万円出てくるが、その代わり何もない空間で5億年過ごさなければならないというもの。5億年間は意識があり、食事をとらなくても死なず、とにかく何もしないで過ごすのみである。5億年の世界に飛ばされた主人公は次第に絶望していくが、そのうち何もしなくなる。ところがある時自分の存在理由を考えはじめ、膨大な時間によって思考は続けられ、とうとう悟

          「地獄の環境」

          刀 葉 林

                        執筆者:chibasan 言葉一つで傷ついて 言葉一つで傷つける 私の中の言葉一つ 心の中の言葉一つ 思ってなかった言葉一つ 思ったままの言葉一つ 集めて出来た刀葉林 私で出来た刀葉林 皆で出来た刀葉林 登れると思った頂きに 登りたかった頂きに 傷ついた私一人 傷つけた私一人 同時配信の四コマ漫画はこちらから↓ https://twitter.com/gobousun/status/1512691351095484416

          刀 葉 林

          ごぼうさん

                        執筆者:あにさん    ゴボウは暗闇で大きくなり、元気が無い時に食べると力になってくれる…そんなコボウに憧れる「ごぼうさん」。   暗闇でも大きくなる   暗闇だから大きくなる   暗闇こそが大きくする  ごぼうさんにはゴボウの育つ暗闇はどう映っているのでしょうか。  ゴボウの存在に意味を見ようとする時、暗闇もゴボウをゴボウたらしめる大きな要因である事に気付きます。   ゴボウがゴボウだけで存在し得ないと気付けば、私も私だけでは存在し得ない事

          ごぼうさん

          「エイプリルフール」

                         :caption: 『嘘をついてはいけない』 それは誰もが知っている。 古今東西、嘘を戒める物語は数多にある。 けれど、人は嘘をつくことが出来てしまう。嘘をついてはいけないと知りながら。 4月1日。365日の一日。 嘘も希望の香りを纏っているような春の1日に。物語を始めよう。 ↓同時配信の四コママンガはこちらから↓ https://twitter.com/gobousun/status/1509698292749565952?s=21

          「エイプリルフール」

          「あとかき」

                         執筆者:風景 4月1日から始まった。 御坊さんの四コママンガ。 投稿すること四十九日。 昨日、無事に満中陰を迎えた。 あっと言う間に、時間はたった。 ほんの少しだが。 なぜ、四十九日間の呟きを始めたのか。 このnoteに綴ってみたいと思う。 私の話で恐縮だが。 幼少期から絵を描くことが好きだった。 と言うよりも、 私が絵を描くと周りにいる人たちが褒めてくれた。ただ、それが嬉しくて、、。 単純に、好きになったのだと思う。 それから、中学の部活

          「あとかき」