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GP会報2021〜

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在外ジャーナリスト協会所属ジャーナリストたちが、様々なメディアに寄稿した記事を転載したマガジン 2021年度以前は、GPサイトから! https://www.global-pr…
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#森摂

森摂:脱炭素は「きれいごと」なのか(オルタナ2022年6月発行号掲載)

森摂:脱炭素は「きれいごと」なのか(オルタナ2022年6月発行号掲載)

先日、オルタナS編集長の池田真隆が、小泉進次郎衆院議員にインタビューしました。(「日本の脱炭素は『休憩』していないか」)。小泉氏は次のように語りました。

 「しかし、残念なことに日本はコロナ禍とロシア・ウクライナ危機を受けて、あたかも脱炭素政策の推進がスピードダウンしているように感じることがあります。一方で国際社会はウクライナ危機によって、脱炭素政策の『強度』と『速度』を上げています」

 私も

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森摂:オルタナ68号『戦争と平和と資本主義』より

森摂:オルタナ68号『戦争と平和と資本主義』より

ロシアのウクライナ侵攻は、世界の民主主義と資本主義を大きく揺らがせた。グローバル企業の一部はロシア事業からの撤退をいち早く打ち出したが、ESGファンドには、ロシアや兵器産業への投資を続ける事例もある。ESGやSDGsの基本理念である「人と地球」を守れるかーー。投資する側も企業も、その存在意義を問われている。(オルタナ編集長・森摂)

「かつては─大体ナポレオン革命までは─将軍イコール指導者であり、

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森 摂:コロナ時代こそ「SDGsアウトサイドイン」活かせ

森 摂:コロナ時代こそ「SDGsアウトサイドイン」活かせ

編集長コラム
*この記事は2020年8月18日に掲載しました。再掲します。

新型コロナ禍は今後の先行きが見えず、世界経済に大きな影を落としています。2020年8月17日に内閣府が発表した日本の国内総生産(2020年4~6月期)は前期比年率27.8%と、現行基準の1980年以降で最悪の落ち込みとなりました。米国の減少率も32.9%、英国は約60%、ドイツも30%を超え、軒並み最悪の下げとなりました

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森 摂:セブン&アイの脱炭素戦略 50年に「実質ゼロ」へ

森 摂:セブン&アイの脱炭素戦略 50年に「実質ゼロ」へ

雑誌オルタナ64号(2021年3月30日発売)から転載

セブン&アイ・ホールディングスが「脱炭素」に向けて大きく舵を切った。2020年には、「50年までにCO2排出量実質ゼロ」や事業活動の100%再エネ化を矢継ぎ早に打ち出した。10年来サステナビリティ戦略に携わる、伊藤順朗・取締役常務執行役員に話を聞いた。(聞き手・森 摂=オルタナ編集長、副編集長=吉田 広子、撮影・川畑 嘉文)

店舗の脱炭素

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