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【講師エッセイ】vol.29 キャロライン先生/帰国時の思い出と今年の目標

こんにちは、講師のキャロラインです。南フランスの海沿いの街で暮らしています。 今回のエッセイでは、一時帰国中に担当したレッスンのエピソードと、今年の目標について書いていきます。

パートナーとの一時帰国

昨年の秋から冬にかけて、一ヶ月半に渡り日本に滞在しました。同行したフランス人のパートナーにとっては初めての日本、私自身も5年ぶりの一時帰国。この貴重な機会を思いっきり楽しもうと、生まれ育った東京で家族や友人と再会後、関西や北陸などたくさんの場所を訪れました。

📸日本での1枚

私達はお互いリモートワーク中心の生活をしているので、マイペースに仕事をしながら充実した旅ができました。もちろん勤務時間は大幅に減らし、普段デザインの仕事をしているパートナーは、時差関係なくできる作業のみに絞り、私の方もGLOBAL CROWNのシフトを通常の半分程度におさえました。

日本に来て気がついたこと

フランスにいる時は朝早く始まるレッスンも、日本ではリアルタイムの夕方以降。午前中から外出し、17時のレッスンに間に合うように滞在先のホテルへ戻るようにしていました。

東京以外の旅先では、観光や買い物を済ませてからのレッスンだったので、毎回少し疲れ気味だったのが正直なところ。しかし、生徒にぐったりした様子を見せるわけにはいかないので、いつも通り元気よく挨拶をしていたら、あることが気になりはじめました。 ”I’m sleepy.” ”I’m hungry.” と正直に自分の気持ちを話す生徒の多いことといったら!

さらには、”I’m good.”と答えながら、大きなあくびをしている生徒や、眠い目をこすりながら一生懸命フレーズの練習をして いる生徒も…。本当は私も同じ気分だったので、生徒たちの “I’m tired.” が、まるで自分のことのようにずしっと心とからだに響きました。

たかが時差、されど時差。エネルギーにあふれている朝にレッスンをしている自分と、学校で多忙な一日を終えたばかりの子どもたちのテンションは、そもそも同じであるわけはありません。今回の一時帰国で、初めて日本時間の夕方にレッスンをしたことにより、普段彼らがどれだけがんばってGLOBAL CROWNのレッスンを受けてくれているのかがよくわかりました。

Put yourself in someone's shoes

ここで思い出したのが、“Put yourself in someone's shoes” という英語のフレーズです。直訳すると「誰かの靴に自分が入る」とかなりシュールに聞こえますが、実際は「相手の立場になって考える」という意味で使います。この一時帰国中の経験から、“Put yourself in their shoes and become a better tutor.” を自分へのメッセージとし、2024 年はさらに「生徒に寄り添える講師」を目指したいと思います。

今年の目標

今年はプライベートでも達成したいことがいくつかあり、その中の一つが DELF B2(フランス国民教育省フランス語資格試験)に100点中80点以上で合格することです。DELF B2 は日本の仏検と比較すると準一級に該当します。DELF B1 の資格は3年前に取得したのですが、同じ中級とはいえB1とB2の差は大きく、今まで準備を先延ばしにしてきました。

フランス社会では、英語がどれだけ流暢に話せてもあまり役に立ちません。私のように永住を理由に移住をしてきた外国人にとって、フランス人と対等に話す為の語学力は、なるべく早く越えたい壁です。 そういうわけで、今年から自分よりも10歳以上若いイタリア人やドイツ人の大学院生たちに混じって、公立大学の中級フランス語コースに通い始めました。

25年のキャリアを持つベテラン教授から、フランス語の知識だけではなく、語学の教え方のコツもこっそり学んでいる今日この頃。GLOBAL CROWN の生徒にも、自分自身にも、心の底から ”Good job!” とたくさん言える一年にしたいです。

GLOBAL CROWNでは一緒に働く仲間を募集しています🤝


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