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成果の方程式

仕事をしていると任される役割(ミッション)や仕事があり、それを達成できたかどうかで評価が行われます。同じミッションを担っていても人によっては1日で終わる人もいれば3日で終わる人もいます。また終わらない人もいます。この違いは何なのでしょうか?仕事のセンスという言い方をされることもあります。これをもっと科学できないかと思って今回は考えてみたいと思います。

成果=能力×努力の総量

もう結論を書いてしまいました。自分のこれまでの経験としてはこの方程式が当てはまるのではないかと思っています。ただし、この方程式はもっと因数分解することができます。能力というのは、例えば仕事のゴールが10で同じ事をやる人が3いたとします。
仕事を始めてから5分後の進捗が以下の通りだった場合、

Aさんは10まで完成
Bさんは8まで完成
Cさんは5まで完成

Aさんは5分でその仕事を終わらせるのに十分な能力があります。ただしBさんやCさんの能力がAさんに及ばないからといって、仕事が完成させられないわけではありません。Aさんよりも時間がかかるというだけです。ここが結構大切で、成果を求められる事象は締め切りがあります。これは「いつまでに終わらせて」という締切のある仕事もそうですし、3年の夏までに甲子園に行く。という高校生も同じです。受験勉強にも当てはまりますね。

努力の総量を因数分解してみる

成果=能力×努力の総量
能力については上記で説明しました。では努力の総量とは何でしょうか。こ単純にみると「その作業に掛けた時間」という考え方ができるのですが、努力の総量はもっと因数分解することが可能です。

努力の総量は自分ひとりで完結しなくても良いです。この努力の総量だけを抜き出して公式にすると

努力の総量=行動量×行動の質×時間×指導者

努力の要素として行動の量と質、そして掛けた時間は基本かなと思います。そこに指導者が加わってくることがポイントです。この指導者は人でなくても良いです。例えば受験勉強なら参考書になりますし、新入社員なら教育担当の指導力にもなります。また現代ならYoutubeのお手本も指導者ですし、読書も指導者になり得ます。公式を作ってみると、

100(努力の総量)=5(行動量)×2(行動の質)×5(時間)×2(指導者)

指導者によっては係数が0.1になることもあれば、5になることもあると考えてよいです。努力というものはただすればよいのではなく、「正しい方向に正しい努力をすることで、初めて成果につながる」ということです。行動の質や指導者がイマイチだと能力がいくら高くても、成果につながらないことも往々にしてあります。

能力を伸ばす公式は?

ここまでは努力の総量を因数分解してきました。では能力を伸ばす公式はあるのでしょうか。結論としてはこちらです。

能力=生まれ持ったセンス×努力の総量

人が物を覚える「飲み込みが早い」という言葉を使うことがあります。運動においては「運動神経が良い」ですね。これらは生まれ持ったセンスです。このセンスに努力の総量を掛け合わせることで、能力が高まっていきます。ただしこの能力は見える化されている訳でも、数値化されている訳でもないです。

中でも厄介なのは「生まれ持ったセンスに適する事=好きなこと(やりたい事)」ではないケースが多いことです。好きこそものの上手なれという言葉もありますし、好きなことは熱中できるので努力の総量を積み上げやすいのですが、そもそもの生まれ持ったセンスが低いと、努力の総量を重ねても成果につながるまで時間がかかってしまいます。極論を言うと一人前になるまでに寿命が来る場合もあります。
あと、能力は常に一定ではなく能力が上がることもあれば年齢とともに下がっていくこともあります。

向き不向きよりも前向きに

生まれ持ったセンスの有無と好き嫌いは別物だと言いました。もし小さい頃からセンスと好き嫌いのベクトルが同じで努力し続けている人がいれば、きっと成功していることでしょう。また、途中で好きではなくなったとしても習慣として根付いている、または職業として定着している場合は成果を出すことができます。とはいえ、世の中同じベクトルの人のほうが少ないかなとも思いますので、向き不向きも大切ですが生きていく上では前向きになって目の前の成果のためにどうしたら良いのかを考えて動くことが大切です。

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