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【解説と設問を発表】ヘイトスピーチと言論の自由「新・日本の論点:Japan Today and How It Got This Way」第8回 11/20(日)20時@オンライン

グローバルな場で必要な英語力て何?「日本の今」を英語で理解し、発信するための新英語ワークショップ。

新企画「新・日本の論点:Japan Today and How It Got This Way」のワークショップ第8回「ヘイトスピーチと言論の自由」11/20(日)20時@オンラインで開催します。このワークショップの解説と設問を発表します。以下新ワークショップの案内です。

「新・日本の論点」第8回ワークショップ「ヘイトスピーチと言論の自由」のご案内

新・日本の論点」は外国人と一緒に仕事をする機会のある方、留学予定の方には必修の内容だと思います。多くの日本人は初めて海外で暮らした時、或いは取引先や同僚の外国人から、これら日本の諸問題に関して英語での説明をしばしば求められるからです。この教材の英語はそれほど難解ではありませんが、深く社会問題を理解していないと発言できないテーマばかりです。

このワークショップの第8回を 11/20(日)20時からオンラインで開催します。今回はイーロン・マスク氏によるツィッター社の買収と米国の中間選挙を受けて、改めて浮上した「言論の自由」「フェイク・ニュース」「ヘイト・スピーチ」について、英語で議論します。

10月末に遂にマスク氏がツィッター社の所有権を手にしました。会社の非上場化とともに従業員・経営幹部の大半を解雇するなど、ツィッターの混乱は続いています。また、ツィッター社買収直後の11月初めに米国の中間選挙が行われました。2015年頃からソーシャルメディアは世論形成や世界の選挙活動、政治に大きな影響力を持つようになりました。その中で、とりわけ問題になったのが「フェイク・ニュース」「ヘイト・スピーチ」です。どうやら今回の米中間選挙もその例外ではなかったようです。

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究極のリバタリアンであるマスク氏は、以前からトランプ元大統領のツィッター追放(米議事堂襲撃事件を教唆した疑惑が理由)を批判していましたが、ツィッター社買収後、トランプ氏のアカウントを復活させました。これ以外にも、彼は倫理的な理由でツィッター・アカウントを凍結することを激しく批判しており、プラットフォームは「言論の自由」が保証される空間でなければならないと主張していました。

しかし、ツィッター社買収後のマスク氏の一貫性のない言動やツィッターの運営には、多くの人が疑念を呈しています。人員削減により、問題投稿や偽アカウントが増えたというのです。

ツイッター、買収完了後2日間で5万以上の問題投稿…マスク氏の構造改革波紋

そして、遂に国連人権高等弁務官事務所(Office of the High Commissioner for Human Rights: OHCHR)のトップがマスク氏にオープン・レターを送り、事態の改善を求めました。今回のワークショップで使う資料はこのオープンレターと「新・日本の論点」内の「ヘイト・スピーチ」に関する記事を利用します。

「新・日本の論点」内の記事は書籍を購入しないと読めないのですが、今回は以下のリンクのWeb記事を主に利用しますので、書籍を未購入の方も、ぜひご参加ください。設問は参加予定者及びオンライン・サロン会員に送付します。

UN Human Rights Chief Türk issues open letter to Twitter’s Elon Musk

日時: 2022年11月20日(日)20:00~21:30
場所: オンライン
費用: 初回参加者&見学 800円~ チケット・サイトでご確認ください。

今後の予定としては月2回、年間24本の書籍内エッセイ+関連記事を2年かけでグループで議論し、これらの日本が抱える社会問題を英語で自分でも発信できるようにすることが目標です。ワークショップはグローバル・アジェンダが現在主宰しているフォーマットを利用します。

【チケット】

チケットは以下のサイトから申し込み、または銀行振り込みでお願いいたします。

ヘイトスピーチと言論の自由「新・日本の論点:Japan Today and How It Got This Way」第8回 11/20(日)20時@オンライン

また銀行振り込みの場合、以下のサイトから用紙をダウンロードしてご利用ください。

詳細は前回のnote記事でご確認ください。

ヘイトスピーチと言論の自由「新・日本の論点:Japan Today and How It Got This Way」第8回 11/20(日)20時@オンライン

解説

インターネットとソーシャル・メディアの登場は私たちと社会との関係性を一変させました。日本でインターネットが一般的になったのは1990年代半ばです。それまでは、主要メディアをつうじて、ごく限られた人しか広く社会に向けて発信できなかったのが、インターネットの登場により、誰もがネットワークで繋がった全世界の人々に自分の見解や情報を届けることが可能になったのです。

発信者と受信者間の双方向性はインターネットの最大の特徴ですが、Web利用の初期段階では、個人のブログ、掲示板等など、比較的小さいグループ内のユーザー同士のやり取りが中心でした。一方、Web上では匿名で意見を発信できることから、デマやヘイトスピーチがはびこる「2ちゃんねる」の登場など、ネット社会はその誕生当初から「言論の自由」と「公共性」の問題が懸念されてきました。

そして、2010年前後から登場したソーシャルメディアは、ついにネット空間を飛び越えて、現実の政治にも大きな影響力を持つに至りました。

ここから先は、ワークショップの参加者とオンライン・サロン/有料ニュースレター/ゴールドメンバー会員及び以下の記事購入者に送付します。

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