同志社国際中学受験(帰国生入試)ー英語小論文について~合格体験記(2)
以前指導していた帰国子女のA子さんの中学受験の合格体験記の続きを報告します。今回は英語小論文(エッセイ)の取り組み方についてです。
【同志社国際中学を英語小論文で受験】
彼女は小学校の数年間、NY州の公立小学校に通っていて、読み書きを習う時期に英語が中心の生活だったこと、姉妹が同志社国際中学に通っていたことから、同じ学校への進学を希望していました。中学受験を意識したのはかなり前からで、そのため家族の計らいで、彼女は相当早い時期から関西で様々な教室や塾に通って準備を始めていました。
額賀美沙子氏の『越境する日本人家族と教育』にあるように、ご家族は日本に帰国した後の学校適応を意識して、米国滞在時から「グローバル型能力」教育を進めておられたようです。
同志社国際中学他、帰国子女が日本の教育機関を受験するときは、一般的には①応募書類、②英語・日本語小論文、③英語・日本語面接が必要になります。私達が指導していたA子さんは、受験を控えた9月末(受験は12月)に英語の小論文が思ったように出来ていないという危機感をご両親が持っておられて、最終的に10月初旬に私たちが依頼を受けた形になります。
ここから先は
4,090字
¥ 500
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
この記事が参加している募集
サポートして頂いた資金は、ワークショップやブログ記事の準備費用に充てたいと思います。今後もグローバル・イッシューに関するトレンドを逐次紹介していきます。