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2022年12月の記事一覧

小さな冬の森

小さな冬の森

小さな森へ行く。よく晴れている。雪は積もっているが歩ける程度だ。風がないので湖面が静まり返り、青い空と雲をくっきりと写し取っていた。少しウユニ塩湖と似ているかもしれない。わたしの中のheavenのイメージはウユニ塩湖なので、それが身近で見られてとても嬉しい。

水場近くの雪には野生動物の足跡がいくつも残されていた。兎と狐しかわからなかった。湖面には水鳥が数羽浮かんでいた。一匹、大きな音を立てて飛び

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癒し手の植物環

癒し手の植物環

植物と親しい、薬草を思わせる方にリースを作っていただいた。

冬という一族の王女へ、というイメージをお伝えする。毎年冬を守ってくれる“赤い竜”(のお守り)の棲み処として、という思いつきだったけれど、一晩経てから、そういえば去年の12月はアンデルセンの「野の白鳥」(白鳥の王子)のイメージで草冠を作っていただいたことを思い出した。この草冠もコールドムーンの日に来てくれたのだった。

去年は今まで生きて

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最近の日記

最近の日記

「社会」と「世界」を同一視してしまうことが多いけれど、本当はまったく別のものだ。気持ちが落ち込むようなら、ふたつは切り離して、「世界」に集中することだ。そして何よりも「自分」に焦点をあてること。

決定的な絶望、致命的な失望からでさえ、きちんと立ち直れるようになってきている。よしよし。よくがんばった。

“冬”の一族の王女は、石造りの古い城に住んでいる。竜を友とし、硝子に覆われた中庭で、春を待つ植

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