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今こそ、主体的に歩む。

何だかんだで木曜日です。
時が経つのは早いですね。

もうすぐ5月ですし、この間お正月だったことを考えると、あっという間に夏を迎えるのでしょうね。その頃には世界が好転していることを願うばかりです。

習慣よりもパラダイムシフトが大事

さて、今日は「今こそ、主体的に歩む。」というテーマで書こうと思います。これは7つの習慣の中の第1の習慣「主体的である」から持ってきています。


以前に7つの習慣についてご紹介したnoteがあります。

この中から敢えて「主体的である」を取り出して書いていこうと思います。
こんな時期だからこそ、多くの人に必要なスタンスだと思うと同時に、多くの人を勇気づけるものだとも思っています。興味のある方は是非「7つの習慣」の書籍を読んでいただければと思います。

7つの習慣では習慣を手に入れるよりも前に「パラダイム」という物事の見方こそが大事だと教えてくれます。パラダイムは人それぞれ違います。人それぞれ違うということは、1つの事実に対して複数の解釈があるということを意味しています。

7つの習慣では豊かな人生を送るためには、自分自身が持っているパラダイム(物事の味方の癖)に気付き、効果性の高いパラダイムへと変えていくことが何より重要なことだと説いているのです。

例えば、自分人生をどのようなパラダイムで見るべきでしょうか?
AさんとBさんがいるとします。


Aさんは
人生は偶然の産物であり、私にできることはあまりない。
とのパラダイムを持っています。

一方でBさんは、
私には選択の自由があり、自分の幸せの責任は自分自身にある。
とのパラダイムを持っています。

どちらが効果的な人生を送れるかは自明です。

「主体的である」というと、反射的に積極的だとか、率先垂範とかのイメージが連想されると思います。どれも言葉の意味としては包含していますが「主体的である」が真に意味するところはこちらです。

「主体的である」とは、単に率先力を発揮するだけではなく、自分の人生に責任をもつことを意味する。私たちの行動は、置かれた状況ではなく、自分の決断の結果である。

中々に深い言葉だと思います。

私たちの行動は置かれている状況とは関係がありません。
自らが置かれている状況や環境を、行動の言い訳にすることはできません。様々な状況や環境に身を置いたとしても、どのように行動をするかには選択の自由があります。自らの決断によって行動を決めていることに自覚的になる重要性を教えてくれています。

今回のような社会情勢でも一緒です。
どのように行動するかには選択の自由があります。
「主体的である」とは本来そういうことなのです。

自らが「主体的である」ために効果性の高いプラクティスに取組むことがポイントです。第1の習慣「主体的である」には4つのプラクティスが紹介されています。

1.一時停止して、原則と望む結果に基づいて反応する

私たち人間に本来備わっている性質は、周りの状況に自ら影響を与えることであって、ただ漫然と影響を受けることではない。自分が置かれた状況に対する反応を選べるだけでなく、状況そのものを創造することもできるのだ。

人生では様々なことが起きます。
今回のコロナ禍のように思ってもみなかったことに巻き込まれることもあります。一方で身近な所でも大小様々なことが起こります。その度に心がざわつき、いら立ち、そのままの感情を相手にぶつけてしまうことがあるかもしれません。その感情は怒りの場合もあれば、哀しみや、寂しさの場合もあります。

後悔先に立たず、です。
何であんなこと言ってしまったのか、何であんな行動をとってしまったのかなど、感情に任せて行動して後悔をした経験は誰にでもあると思います。

7つの習慣では刺激(自分の周りで起こること)と反応(自分の行動)の間には「選択の自由がある」こと教えてくれます。どう反応するかは自分の意志次第です。状況や環境ではないのです。刺激と反応の間にスペースをつくり、本当に自分が望む結果から、自らがとる行動を選択したいですよね。


2.主体的な言葉を選ぶ

反応的な人の言葉は、決定論のパラダイムから生まれる。彼等の言葉の裏にあるのは、責任の転嫁である。自分には責任がない、自分の反応を選ぶことはできないと言っているのである。

主体的の反対は反応的です。
主体的が刺激と反応の間にスペースをつくり、自らが望む結果から行動を選択できるのに対し、反応的は刺激に対して即反応してしまいます。

反応はわかりやすく言葉に現れます。
簡単に言えばネガティブな言葉が多いということです。
「できっこない」
「いつもこうやっている」
「・・・なら」
「・・だったら」

言葉は言霊です。
人は自分の言葉を一番多く聞きます。
その言葉が後ろ向きであれば、後ろ向きな自分がより強化されていきます。
逆もまたしかりです。

主体的な言葉を選びたいですね。


3.影響の輪にフォーカスする

自分の意識が関心の輪に向いているのか、影響の輪に向いているかを判断するには、自分の考え方が持つ(have)と、ある(be)のどちらなのかを考えてみればいい。関心の輪は、持つという所有の概念であふれている。

関心の輪:自分ではコントロールできない事柄
影響の輪:自分の意志でコントロールできる事柄

経営をしていると思うのですが、今回のコロナ禍や、経済の見通しなど、自分でコントロールできない要素に限って気になります。要は関心があるということです。しかし、自分でコントロールできない以上、それを考え続けてもムダです。自らが影響力を与えられるものにフォーカスすることが何より大切です。

「7つの習慣」からずれますが、僕の好きな元NYの松井秀樹も著書「不動心」の中でこう言ってます。

自分がコントロールできないものには反応しない事が一番なんです。「出来ないものを理想はこうだ…といっても、結局はストレスをためるだけ。そういう、自分がコントロールできないものに対しては反応しないことが一番なんです」

原則は変わりません。


4.流れを変える人になる

流れを変える人は、不健全で害になるような非効率的な行動パターンを断ち切って、主体的な行動パターンをもたらします。模範となり、他の人を強く、そしてポジティブ(プラスの方向)に成長させる。

最後の流れを変える人になるは、これまでの1~3ができない場合があります。ついつい反応的な行動を取ってしまう場合もあるし、反射的にネガティブな言葉を選んでしまう場合もあるでしょう。そして、自分ではコントロールのできないこと(関心の輪)に心を奪われてしまい、本来であれば自分がやらなければならないことに集中できていないなんてこともあると思います。

もしかすると、今はそんな状況の人が多いかもしれません。
そして、様々情報が錯綜した結果、人々の関心の輪が大きくなりすぎてはいないだろうか。

そんな状況を見た時に皆さんならどうしますか?

「そうだそうだ」と反応的な態度を肯定しますか。
「俺には関係ない」と知らんぷりですか?
「今はしょうがない」と諦めますか?


大変な状況でも刺激と反応の間にはスペースは作れるはずです。
いや、こんな状況だからこそ意識的にスペースを作らなければなりません。

本当に冷静な判断を私たちはできているのだろうか。
こういう問いを自分自身で持つことが大事だと思っています。


自らが置かれている状況や環境を、行動の言い訳にすることはできません。
この大変な状況でも、どのように行動をするかには選択の自由があります。

もし、自分の周りにいる大切な人の関心の輪(アンコントローラブル)が大きくなりすぎているのであれば、そっと影響の輪(コントローラブル)が大きくなるように行動をとってあげてください。


身近な小さい場所から流れを変えていきましょう。
「流れを変える人になろう。」

こんにちは。最後までお読み頂きましてありがとうございます。このnoteは僕のつたない経営や、インナーブランディングを行う中でのつまづきや失敗からの学びです。少しでも何か皆様のお役に立てたら嬉しいです。サポートはより良い会社づくりのための社員に配るお菓子代に使わせていただきます!