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日本は先進国の中で文化の遅れが、危機的状況!

「ぜんぶすてれば」を早く読みたいと思っている。
が、まだ連絡が無い、図書館から、、、。

寺田倉庫の経営者が書いた本なので、
とても気になっている。
(ほぼメディアには出ないからTV「カンブリア宮殿」を見逃したこと、
残念に感じている。)

~寺田倉庫のキャッチコピーは、
『文化を、あなたと創る』

〈東京湾のウオーターフロントにある天王洲アイル地区。
運河を臨むボードウォーク、文化施設の並ぶストリート。
この水辺の街を文化発信の拠点とし、
発展を続けている。〉

天王洲アイルでは以前から、面白いイベントが開催されていて
数回訪れたことがある。


日本は世界的に見て非常に、【文化】が遅れている。
今、3冊の本を読んでいて特に、『お金と教養としてのアート』
対談の1文を読んで愕然とした!
(以下引用)

【日本は世界の美術マーケットの3%しかない】
山本:日本人が絵に対する苦手意識を持っていることは
数字にも表れています。
いま、世界の美術マーケットは6兆7500億円と言われています。
日本の国家予算が約100兆円と考えると、世界の美術品の取引が
7兆円弱というのはすくないですよね。
一般社団法人アート東京のデータによれば取引金額のうち、
44%はアメリカなんですよ。
イギリスが21%で、中国が19%まできています。
これに対して日本はたったの3%
我が国の文化対策がいかに世界の先進国から遅れているか、
絵画取引の数字を観てもわかります。
個人的には、この先、世界の美術マーケットは30兆円くらいまで
膨らむ可能性があると思いますが、そこに日本がどれだけ
関われるかは疑問ですね。
田中:それは興味深い数字ですね。あまりに低い。
その原因については3つほど考えられます。
1つめは 日本人が絵画に興味を持っていないこと、
つまり文化レベルの低さですね。
2つめは 絵画は好きだけどお金が無いこと。
これは、経済レベルの低さです。
最後の3つめが、絵画に関心もあるしお金もあるが、買い方を
知らないこと。
これは目利きがないことです。
いずれにしても日本の将来が少々心配です。


成果主義に重きをおき過ぎて、「心の豊かさ」という目には
見えにくいもの、でも人間とっては
とても大切なものをないがしろにし過ぎてしまったツケ・・・・・。

アートを観ても描いても1人1人の想い、感じ方が違うのは
当たり前。
それが、感性であり、そのひとの個性なのだから。
個性を大事にしない画一的な教育の、長い長い歴史がある。

日本のアート文化が世界的にあまりにも遅れていることを知り、
私も含め1人でも多くの日本人が意識向上のために
少しづつ行動をしていければいいな、と思う。

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※山本豊津(やまもとほづ)
東京画廊社長。
武蔵野美術大学建築学科卒業→大蔵大臣秘書→
銀座の画廊経営、という異色の経歴。
著書に、「コレクションと資本主義」、「アートは資本主義の
行方を予言する」。

田中靖浩(たなかやすひろ)
公認会計士事務所所長。早稲田大学卒業。
外資系コンサルタントを経て現職。
「笑いが起こる会計講座」の講師、落語家とのコラボイベントなど
幅広く活動。
主な著書に、「名画に学ぶ経済の世界史」、「会計の世界史」、
絵本「おかねをかせぐ!」「おかねをつかう!」。


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