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地方の小さな私大の准教授。300点台から900突破を目指すTOEIC講義(青アイコン)…

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地方の小さな私大の准教授。300点台から900突破を目指すTOEIC講義(青アイコン) & 学習出版法(緑アイコン)

マガジン

  • 学習出版:執筆の7ステップ

    教育現場での学生出版、実践中。私のゼミではこれまで3冊26人による本を出しました。TOEICスコアアップ方法がテーマです。3年間の実践でわかってきたコツ、特に文章に個性や強みを出すための7つのステップをまとめています。

  • 学習出版:素人が社会に発信するまで

    どこにでもいるような大学生が電子書籍を出版するーーーそれは、これまでの教育現場では不可能だった教育的効果があります。その意義や実際の方法、プロセスを紹介しています。

  • TOEIC満点への道のり 600以下から

    地方のちっちゃな大学で初心者学生が何百点もアップ。TOEIC講義のNoteです。 TOEICの勉強の全体像、満点へのルートを提示しています

  • 地方私大流TOEIC

    地方のちっちゃな大学で、普通の初心者学生が何百点もアップ。ひっそりこっそりそんな成果にこだわっているTOEIC講義のNoteです。問題解説がしたいんじゃなくて勉強の方法が主なテーマです。 【主な内容】 ・単語リスト。112項目だけ!1回の受験で半分以上は出題 ・YouTube動画と連動した対策法。単語、リスニング、文法、長文

最近の記事

TOEIC:モデルルート⑧730までの単語・文法

TOEICの勉強の全体像、満点へのルート、今回から730レベルです。まずは文法・単語。600までで、基本事項を整理整頓してインプットを徹底しておきました。 次のレベルでインプットの完成を目指します。基礎固めができていれば注目ポイントは二つだけです。特に重視したいポイントを挙げます。 1. 文法は 分詞・分詞構文・関係詞 を徹底 穴埋めのパート5を意識した基本文法の練習がクリアできれば、次はパート7を意識した練習です。例えば、メールや広告などの文章で、2行程度にまたがる長

    • 学生出版 意義と方法⑤

      学生が電子書籍を出版するーーーそんな取り組みは7つの段階があり、「社会へ発信するために、自己客観視をする」という明確な目標を常に意識しているという流れを紹介しています。 今回は、最後の7段回目とこれまでのまとめを見ていただきます。 ⑦広報最終段階は、販売開始、それに伴う広報です。SNSでの紹介は誰にもできることですが、地元メディアへのプレスリリースや所属機関を通しての広報(ホームページ掲載など)は執筆者それぞれのバックグラウンドにもよるもので、ここでは具体的な広報先を議論

      • 学習出版 意義と方法④

        学生が電子書籍を出版するーーーそんな取り組みは7つの段階があり、「社会へ発信するために、自己客観視をする」という明確な目標を常に意識しているという流れを紹介しています。 ④執筆4番目のステップでいよいよ執筆です。書くこと自体は、7つの段階の一つに過ぎません。しかも、4番目のプロセス。いきなり書き始めてはいけない。ここまでのプロセスをじっくり踏むということは改めて強調しておきたいと思います。 その上で、執筆経験のない学生がいきなり社会の不特定多数に発言するにあたって考えるべ

        • 学習出版:素人が社会に発信するまで③

          どこにでもいるような大学生が電子書籍を出版するーーーそんな取り組みは7つの段階があり、「社会へ発信するために、自己客観視をする」という明確な目標を常に意識しています。ということを前回までに紹介してきました。 今回は、ゼロから完成までの7段階において、さらに具体的な活動を見ていただくことを目的にします。 ①準備最初のステップでは、誰かに伝えられる経験を目指します。単に学びを経験するだけではありません。この段階で書くネタを集め、自らの立ち位置を意識することになります。 私た

        TOEIC:モデルルート⑧730までの単語・文法

        マガジン

        • 学習出版:執筆の7ステップ
          9本
        • 学習出版:素人が社会に発信するまで
          5本
        • TOEIC満点への道のり 600以下から
          5本
        • 地方私大流TOEIC
          8本

        記事

          学習出版:素人が社会に発信するまで②

          どこにでもいるような大学生が電子書籍を出版するーーーそれは、これまでの教育現場では不可能だった教育的効果さえあります。その意義や実際のプロセスを紹介しています。今回は、具体的な方法論の一回めで、まずはゼロから完成まで、全体の流れを見ていただくことを目的にします。 2.1 書きたいことを書くだけじゃ、プロジェクトじゃない ↓のように、2年間で7つの実践段階があります。 この7段階全てで、意識していることは「社会へ発信するために、自己客観視をする」こと。言い換えると、出版プロ

          学習出版:素人が社会に発信するまで②

          TOEIC:モデルルート④600までの文法

          TOEICの勉強の全体像、満点へのルートを示す4回目、今回は600レベルまでの文法です。ここで言う文法は、Part5の穴埋めだけでなく、リスニングや長文をちゃんと正しく自信を持って理解するために必要なルールを含めます。となると、実は800程度で伸び悩む人にとっても、文法を見直すと弱点が浮き彫りになるケースが多々あります。 文法、実は単純と叫びたい↑のように思っている人に、実は単純です、と大声で叫びたいのがこの記事です。このページのスクロールした一番下は「以上でTOEICに必

          TOEIC:モデルルート④600までの文法

          TOEIC:モデルルート③600までのリスニング

          TOEICの勉強の全体像、満点へのルート、今回は600までのリスニングです。 シャドウイングで絶対伸びる特にこの時期は耳をしっかり作ること。基礎固めとして、英語の本来の音を正しく聞き取る訓練をします。そのためにシャドウイングが効果的です。(シャドウイングで伸びるという実証データはあまりにもたくさんあるのでいつか別記事を作ろうと思います) コツは同じものを最低5回は繰り返すこと(シャドウイングの効果はどのぐらいやると出てくるのかという実験で実証されたことがあります。何となく

          TOEIC:モデルルート③600までのリスニング

          TOEIC:モデルルート②600までの単語

          TOEIC満点へのルート、今回は600までの単語です。 どこから始めるかなんでも覚えようとしないでください。スコアに直結する、覚えるべき項目は限られています。知っている単語の数を増やすより、まずはどうやって単語を覚えるか、勉強方法を知ることが大事。 と、一年生の講義初回で強調してきました。厳選して覚えるべきものはコレ、と、実際に講義で使ってきた単語リストは↓です。たった112項目、A3三枚です。以下で、どのような視点で厳選したかを紹介します。それこそ、重要単語の覚え方です

          TOEIC:モデルルート②600までの単語

          学習出版:素人が社会に発信するまで①

          あなたの学びは本になる。素人こそが力を持つ。そんな「学習出版」のノウハウを記録しているnoteです。 これまで、小さな地方私大のどこにでもいるような大学生26人が出版してきました。日本で唯一の電子書籍制作ゼミが実践しているプロセスです。 今回は、その全体像を紹介し、次回以降、具体的に7つの記事に補足をしていきます。ところで、この記事の内容は、日本メディア英語学会の査読論文で発表したものです。 なぜ7段階も手続きが必要なのか。 行き当たりばったり試行錯誤や思いつきの独り

          学習出版:素人が社会に発信するまで①

          TOEIC:990までのモデルルート①目次

          地方のちっちゃな大学で、普通の初心者学生が何百点もアップ。ひっそりこっそりそんな成果にこだわっているTOEIC講義のNoteです。今回から、 TOEICの勉強の全体像、満点へのルートを示してみたいと思います。 よくある勉強法の悩み勉強をしていればそんなふうに迷うこともあると思います。独りよがりになって結局、効果が出ないという残念な現実も教員として見てきました。 勉強法は、手探りで自分で見つけ出さなくても、誰もが通るべき基本事項ははっきりしています。 それをまとめて単純化

          TOEIC:990までのモデルルート①目次

          TOEIC:関係詞をスコア直結分だけ単純に(2)

          地方のちっちゃな大学で、普通の初心者学生が何百点もアップ。ひっそりこっそりそんな成果にこだわっているTOEIC講義のNoteです。 今回は関係詞の2回目「関係代名詞、whatについてのルール(thatとの区別)」です。1回目はこちら: (1)関係代名詞のシンプルなルール 動画を用意しています(リンクは一番下)が、その要素だけ取り出したレジュメな感じをこのNoteでご覧いただきます。より詳しくは動画をご参照ください(とは言っても8分程度です) 2.1 whatの基本ルール

          TOEIC:関係詞をスコア直結分だけ単純に(2)

          TOEIC:関係詞をスコア直結分だけ単純に(1)

          地方のちっちゃな大学で、普通の初心者学生が何百点もアップ。ひっそりこっそりそんな成果にこだわっているTOEIC講義のNoteです。 今回は関係詞です。なんとなくわかっているつもりでも、問題として出されると迷ったり自信がなかったり。実は高得点の人でも苦手意識が強い箇所ではないでしょうか。 そこで、TOEICのスコアに直結する関係詞について一気にまとめます。次の3点です。 (1)関係代名詞のシンプルなルール (2)whatについてのルール(thatとの区別) (3)関係

          TOEIC:関係詞をスコア直結分だけ単純に(1)

          学習出版:執筆の7ステップ (7)客観

          教育現場での学生出版として、私のゼミではこれまで3冊26人による本を出しました。TOEICスコアアップ方法がテーマです。3年の実践でわかってきたコツ、特に文章に個性や強みを出すための7つのステップをまとめています。 7.1 うっとり防止7番目のステップでは、自分を客観的に捉えることを目指します。私たちは地方の名もない大学ゼミ。自分たちがさも成功体験者かのように独りよがりに執筆することのないよう、敏感にしてきました。書くための最終ステップとして、ここまでじっくり考えてきたから

          学習出版:執筆の7ステップ (7)客観

          学習出版:執筆の7ステップ (6)物語

          教育現場での学生出版として、私のゼミではこれまで3冊26人による本を出しました。TOEICスコアアップ方法がテーマです。3年の実践でわかってきたコツ、特に文章に個性や強みを出すための7つのステップをまとめています。 6. ビフォーアフターと決定的瞬間を描くための3つ6番目のステップではインパクトのある展開を目指します。読者がせっかく時間とお金をかけてくれても大して印象に残らないような文章だったら悲しいことです。 どうしたらインパクトのある文章になるのでしょうか? 考える

          学習出版:執筆の7ステップ (6)物語

          学習出版:執筆の7ステップ (5)文体

          教育現場での学生出版として、私のゼミではこれま3冊26人による本を出しました。TOEICスコアアップ方法がテーマです。3年の実践でわかってきたコツ、特に文章に個性や強みを出すための7つのステップをまとめています。 5.1 名文家をきどるな今回は5番目のステップです。文の書き方です。むやみに名文家をきどるようなことをせず、明瞭・簡潔を目指してきました。日本語の書き方の本はわんさかあります。が、じっくり読んでいられない、読んでも全部を生かすのは難しいのが現実。ゼミでは最低限、次

          学習出版:執筆の7ステップ (5)文体

          学習出版:執筆の7ステップ (4)事実

          教育現場での学生出版として、私のゼミではこれまで3冊26人による本を出しました。TOEICスコアアップ方法がテーマです。3年の実践でわかってきたコツ、特に文章に個性や強みを出すための7つのステップをまとめています。 今回は4番目のステップです。説得力を持つ文章を目指します。読み手はあなたの文章を褒めてくれるわけではありません。反感を持つ場合もあるし、ただわかりにくいと言って放り投げてしまうこともあります。あなたと全く縁のない無関係の人に説得力を持つためにはどうしたら良いので

          学習出版:執筆の7ステップ (4)事実