学習出版:素人が社会に発信するまで②
どこにでもいるような大学生が電子書籍を出版するーーーそれは、これまでの教育現場では不可能だった教育的効果さえあります。その意義や実際のプロセスを紹介しています。今回は、具体的な方法論の一回めで、まずはゼロから完成まで、全体の流れを見ていただくことを目的にします。
2.1 書きたいことを書くだけじゃ、プロジェクトじゃない
↓のように、2年間で7つの実践段階があります。
この7段階全てで、意識していることは「社会へ発信するために、自己客観視をする」こと。言い換えると、出版プロセスは「自己客観視を目的とする活動」と「他者・社会との対話を目的とする活動」の二つの面に焦点を当てながらステップを踏んで完成させています。
原稿を実際に書く「執筆」は4段階目で、7つのうちの一つに過ぎません。制作は書くだけじゃないのです。書くのは7つのうちのひとつに過ぎません。書きたいことを書くだけならプロジェクトになりません。
2.2 段階別の活動内容
活動内容、まずは段階別の主な作業が下の表です。それぞれの段階の補足は次の記事にします。
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