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20210209 Live Spot DiAngelo Online【Piano Improvisation "7 minutes"】中村真
2021年2/9(火) 岐阜県美濃市マツモリビル/Live Spot DiAngelo ピアニスト中村真さんのソロピアノライブ配信分よりインプロヴィゼーション部のカット。演奏前MCで「普段は長めの即興をやることが多いですが、今日の即興は短めの組曲形式を"7分"程で。」と口にした真さん。実際ほぼぴったり7分間で完結させています。リラックスしたジャズスタンダードを中心に進行する中、深い湖の奥に光る一点を捕らえるような小品となりました。(この日は岐阜県の緊急事態宣言下により無観客ライブ) 中村真 プロフィール : 2000年代より綾戸智恵コンサートツアー、韓国のトップジャズサックス奏者チョン・ソンジョのレコーディング参加等の数多くのキャリアを経て、2002年以降ソロピアノアルバム三作を発表。後進の育成と新しい芸術の在り方を追求しワークショップ「中津江ミュージックキャンプ」「AIR SPLASH TOYAMA」主催。現在「にはたづみプロジェクト」事業として志を等しく持つ他分野のアーティストと共に活動を継続している。岐阜県/美濃市Live Spot DiAngeloでは2010年代にピアノトリオでのライブを数度行い、空間と一体化したエモーショナルな演奏を残している。純粋なソロピアノライブとしては今回が初。 【Live Spot DiAngelo 活動へのドネーションについて】 こちら Live Spot DiAnglo に関連する活動・公演・配信への継続的なドネーション受付窓口として「PayPal」アカウント、あるいは「ゆうちょ銀行」口座を以下の通り設置しました。 ①PayPal 送金 — PayPalサイト/アプリから【pupupupumpkin@gmail.com】まで ②ゆうちょ銀行へのダイレクト送金 — 【店番 248 普通 12430-31175341】まで ③他金融機関からゆうちょ口座へのお振込 - 【店番 248 普通 3117534】まで いずれも店主《古田大地 / フルタダイチ》宛になります。金額は問いません。こちらでの音楽/芸術活動への賛同とご支援を賜りたく告知とさせていただきます。今後とも岐阜県美濃市の小さなローカルスポット共々、何卒よろしくお願い致します。 https://pupupupumpkin.tumblr.com/
20210209 Live Spot DiAngelo Online【Danny Boy (Londonderry Air)】中村真
2021年2/9(火) 岐阜県美濃市マツモリビル/Live Spot DiAngelo ピアニスト中村真さんのソロピアノライブ配信分より【Danny Boy (Londonderry Air)】です。幅広いピアノ表現を伝えてくださる真さんの、純粋なるトラディショナルソング。Bill Evansの往年のソロセッションを想起させる、素のままの言葉を繋いで行くような美しい演奏に。(この日は岐阜県の緊急事態宣言下により無観客ライブ) 中村真 プロフィール : 2000年代より綾戸智恵コンサートツアー、韓国のトップジャズサックス奏者チョン・ソンジョのレコーディング参加等の数多くのキャリアを経て、2002年以降ソロピアノアルバム三作を発表。後進の育成と新しい芸術の在り方を追求しワークショップ「中津江ミュージックキャンプ」「AIR SPLASH TOYAMA」主催。現在「にはたづみプロジェクト」事業として志を等しく持つ他分野のアーティストと共に活動を継続している。岐阜県/美濃市Live Spot DiAngeloでは2010年代にピアノトリオでのライブを数度行い、空間と一体化したエモーショナルな演奏を残している。純粋なソロピアノライブとしては今回が初。 【Live Spot DiAngelo 活動へのドネーションについて】 こちら Live Spot DiAnglo に関連する活動・公演・配信への継続的なドネーション受付窓口として「PayPal」アカウント、あるいは「ゆうちょ銀行」口座を以下の通り設置しました。 ①PayPal 送金 — PayPalサイト/アプリから【pupupupumpkin@gmail.com】まで ②ゆうちょ銀行へのダイレクト送金 — 【店番 248 普通 12430-31175341】まで ③他金融機関からゆうちょ口座へのお振込 - 【店番 248 普通 3117534】まで いずれも店主《古田大地 / フルタダイチ》宛になります。金額は問いません。こちらでの音楽/芸術活動への賛同とご支援を賜りたく告知とさせていただきます。今後とも岐阜県美濃市の小さなローカルスポット共々、何卒よろしくお願い致します。 https://pupupupumpkin.tumblr.com/
岐阜ろう劇団いぶき Presents【It's A Small World - 小さな世界】手話で歌おう!
昨年中にこちら美濃市 マツモリビル/Live Spot DiAngelo にて撮影。岐阜県岐阜市を拠点に創設38年の歴史を持つ《岐阜ろう劇団いぶき》レギュラー役者陣による手話歌【It's A Small World - 小さな世界】。後半はメンバーのオリジナル歌詞(替え歌)です。 2018年の舞台公演【チェーホフ短編集 - あきらめない人々】の音楽演出を通しておつき合いが始まって以来、いぶき団員の皆さんとは時にDiAngeloのスペースでもコンパクトな実践を重ねています。セッションの元々の目的、と言うか、座長の河合依子さんとの互いの探究心の接点は、聴覚障害を持つ役者がどのようにして「音楽するか」への率直な意志と行動でした。メンバーが空気の揺らぎと演奏者の呼吸をどのようにキャッチし、演技と融合させるか。演奏者たる自分は、メンバーの身体の動きと表情や呼吸をどのようにキャッチし「アンサンブルする」か。出会ってこれまで、河合さんたちの非常にタフな表現力への尊敬の念と一緒に、一貫した対話を続けています。 コロナ渦中で劇団の本公演が中止になり、昨年のDiAngeloでの地道な実践は今まで以上に感慨深いものになりました。 マスクの常用はろう者の方々が役立てている「読唇術(どくしんじゅつ)」を無効化し、ソーシャル・ディスタンスの習慣は、補聴器やかすかな聴覚でキャッチするべき「隣人の声」をより遠いものにするだろう。今、人と人との間に距離や遮るものがある場合、あるいはリモートツールを使った画面越しのコミュニケーションにおいて、「手話」「身体表現」での意思伝達の必要性が増しているのではないか?との問いが、元々の目的を越えた大切なテーマになって行きました。 劇団の皆さんや手話通訳士さんとの対話・撮影・配信は、今年も継続できたらと思います。広い世界の片隅で。一つ一つは短く小さなものですが。
【Around C】Piano Improvisation 20210116
友人のSuiho Bewigさん(通称 Suiちゃん)と、身体と音楽との関係性についての話題を交わし始めている。彼女は岐阜県郡上市に暮らしながら【フェルデンクライスメソッド】を通したワークショップ/レッスンを行っている。妻がお世話になっている同市の「石徹白洋品店」のスタッフでもあり、出会って以来このフィジカルメソッドについては気になっている。タイミングというのもあるだろう。今日は初めて、ほんの序の口のところではあるが、自分の身体の堅さと脱力へのアドバイスを受けることができた。そして時間を終えて一人になった後、ピアノの音にもどんな変化が見られるかとポツポツと鍵盤を叩く。これからも経過をチェックして行こうと思う。 Awareum - からだと気づきの場 https://www.awareum.com/ ------ もう15年以上も前の話になってしまうけれど、いつも忘れることのない楽器と身体の関係性についてのエピソードを。 僕は若い時分、今も長くお世話になっているピアノ調律師の吉川さん〈岐阜県岐阜市〉からピアノ椅子の交換を勧められたことがあった。こっちの方がいいよと。その時はそれほど深く考えず勧めに応じたのだが、以後に自分の「音」と「フォーム」が着実に改善されて行った。演奏自体が直に上達したのではなく、《床→椅子→お尻→背中→肩→腕→指先→鍵盤》を繋ぐ、力の伝達の効率が良くなったと言うのが正しい。それまでは必要な分の力が身体の内外に分散してしまっていたらしい。楽になって愕然とした。楽器の周辺環境と身体バランスの大切さを思い知らされる体験だった。 調律師の吉川さんはご自身がピアノ演奏に長けた方でもあり、毎度の調律後のチェックのためにサラっと弾いてくださる「美しい音」が日頃からとても印象的。僕はいつも遠巻きにレッスンを受けているようなものと、今でもよく感じている。
20201017 Live Spot DiAngelo Online - Hakuei Kim Solo Piano【Free Improvisation/Lost In Newtown】
2020年10/17(土) ピアニスト Hakuei Kim ハクエイ・キムさんによるソロピアノライブ/オンライン配信分から1シーン。岐阜県美濃市マツモリビル/Live Spot DiAngeloにて。およそ80分間ほぼノンストップのフリー・インプロヴィゼーション(即興演奏) の後半ピーク部、濃密に奏でられた【Lost In Newtown】です。2006年発表の原曲 Newtown をより即興的な続編曲としてリヴァイバル。2011年のソロピアノアルバム《Break The Ice》にスタジオ版が収められています。 Universal Music Japan ハクエイ・キム 公式ウェブサイト https://www.universal-music.co.jp/hakuei-kim/
20201215 Live Spot DiAngelo Works 【Founders Creation】杉下ヒトミ voice 古田大地 piano
20201215 Live Spot DiAngelo Works Hitomi Sugishita 杉下ヒトミ - Voice Art Daichi Furuta 古田大地 - Piano Improvisation 長かった2020年の中で一つの象徴的なルーティンワークがこういったものだった。10月には、ここでソロライブを行ったピアニストのハクエイ・キムさんが往年の「セシル・テイラー」の話を切り出し、こちらもやけに切実な心境で話を受けとめ話し込んだ。セシル・テイラーのソロピアノ映像を初めて観せてもらったのは、僕の場合はまだ若かった24歳頃に親しいお店のマスターから。大きな画面で、大きなスピーカーの大音量で、半ば強制的に(教育的な意味で)というのが正しいが。よく覚えている。当時もセンシティヴな時代ではあったけれど、今の方が、そう、これほどの状況が突如として訪れるとは誰も予測していなかっただろう。
20201218 Live Spot DiAngelo Online 【Transience】池戸祐太(g) & 大村亘(tabla,composition)
2020年12/18(金) 岐阜県美濃市マツモリビル/Live Spot DiAngeloでの、コンテンポラリージャズギタリスト池戸祐太とドラマー大村亘のデュオライブ/オンライン配信分より。大村は自身のオリジナル曲【Transience】をタブラでプレイしている。彼は2011年頃から例年「古楽器 タブラ」の修行のためインド/ムンバイ滞在期間を設けており、現地での他分野の学び《言語・数学・思想哲学》を自己の音楽表現に投影。 二人は留学先だった豪州シドニーから日本帰国時期と前後する2006年を皮切りに、こちらDiAngeloでも繰り返しライブ/ギグを行ってきています。それぞれ個々のプロジェクトや参加グループで届けてくれる数多の音楽風景が印象に残りますが、純粋なデュオはとてもレアケースになるでしょう。二人を核とする新カルテット【FE】の今後の歩みにも期待。