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ドル円の行方はGODS' MISO SOUP

長男が質問してきた。「おかー、今ドル円って138円?なんでこんなに円安になってんの?」

長男が質問をしてきた時は、なるべく夫に任せるようにしている。私は答えられる自信もないし、適当なことを教えるのは罪だと思っているので挙動不審になってしまう。長男も基本は父親の所に直行するのだが、たまたま目の前に私しかいなかった。

間違ってるかもしれないから、後でお父さんにも訊いてと言って説明を始めた。

私 :今、日本の金利って世界に比べると低いのよ。海外は金利の水準がもっと高いわけ。それが関係してて・・

長男:金利って利息みたいなもんでしょ?

私 :そうそう。でさ、0.何%の金利と、2%以上の金利があって、同じ金額を貸したときに0.何%の利息と、2%の利息がもらえるとしたら、どっちもらいたい?

長男:2%

私 :よね。まぁ金利って言っても、何年間くらい貸すかによっても一年当たりでもらえる利息は違うんだけど、とりあえず日本だと0.何%とか低くて、アメリカだと2%で高くて、今、日米で金利に差があるわけ。どっちの国に貸したい?

長男:アメリカ

私 :でしょ。そしたら皆アメリアに貸すよね。それで、どうやって貸すかなんだけど、あんたがお金がすんごいあったとしたら、まず持ってる現金を債券ってものに交換することになるのよ。一般的に債券を買うとか、債券に投資するって言うんだけど、そうすると利息がもらえるのね。で、債券ってアメリカの債券だとドルでしょ?あんた日本円しか持ってなくてドルの債券買おうと思ったらどうする?

長男:・・・

私 :まずドルを手に入れないとドルの債券買えないよね。なら円を売ってドルを買わないといけないよね。そうすると円って売られるとどうなる?

長男:円安になる

私 :だよね。売られると円の価値下がるよね?それで円安になってるわけよ。要は、2国間の金利に差があると、金利の低い方の国から金利の高い方の国にお金が流れることになって、金利の低い方の国の通貨が売られるってことよね。これが今起きてるわけよ。だから2国間の金利差が原因で円安になってるってことだと思うよ。まぁ日本人だと、最終的に円に戻さないとお金が使えないから、戻す時の為替レートも気にしないといけないけどね。

ここで長男が追加の質問をしてきた。

長男:で、いつ円高に戻るの?

私 :おうぅっふ。(金利差縮小がいつかと訊いてるんだろう。)それはおかーには分からんわ。おとーに訊こう。

ちょうど夫が仕事部屋から出てきて、台所で即席味噌汁の具を選んでいた。

私 :ドラ(長男)がなんで円安になってるのかって訊くから2国間の金利差で説明したんだけど、そしたら今度は「いつ」円高になるのか訊いてるから答えてやってくれる?

夫 :Gods' Miso Soup

私 :はん?

夫 :Gods' Miso Soup 日本語で?

私 :神の味噌汁?

夫 :もっと速く

私 :カミノミソシル・・・神のみぞ知る

即席味噌汁からこの切り返しを思いつくところからしてギフティッドだろう・・。

でも夫は長男のような困難に直面したことがない。学校から電話が鳴り止まないなどの経験がないのだ。周りから浮いてしまうことも、育てにくいと言われた記憶もないらしい。

長男が別の日にまた訊いてきた。

長男:おかー。どこら辺からが円高で、どこら辺からが円安になるの?

私 :う”おぉぅ、それ相対的にしか分らないんじゃないかな・・今円安って言ったって、何十年も前とかからしたら円高に見えたりするからね・・・。ごめん、おとーに訊こう。わからん。

長男と一緒に夫に訊いた。

夫 :ビッグマック指数って知ってる?あとスターバックス指数でもいいけど。世界中どこにでもマクドナルドはあるよね?そこで同じビッグマックが食べられるのに、国によって値段は違うんだよ。それを見ると円が相対的にどうなってるかが分るよ。夏休みに自分で世界の価格を拾ってきて調べてみたら?

こうやって長男の質問には夫が基本的には対応し、さらに発展させてくれる。子どもが生まれるまで知らなかったが、幅広い分野に興味があって物知りな気がしている。バランス型だろう。明らかに私の方が凸凹している。

私が「どっちが凸凹してるかって言ったら私よね?」と呟くと、夫が「じゃあ底上げはこっちってことでw」と言っていたけど、そういう組み合わせから出てくるギフティッド児もいるのだろうか。


以下はビッグマック指数の参考情報


世界経済のネタ帳
世界経済のネタ帳 <注記>(1ドル=137.87円) 最終更新日:2022年7月27日https://ecodb.net/ranking/bigmac_index.html

例えば、ビッグマックの販売価額が日本で250円、アメリカで4ドルだったとします。

外国為替レートが「1ドル=125円」だとしたら、アメリカでのビッグマックの販売価額は日本円で500円となり、日本に比べ2倍の販売価額です。

もし、アメリカのビッグマックが日本と同じ250円になるための適正レートは「1ドル=62.5円」であると考えるわけです。

「ビッグマック指数」を使えば今後、日米の為替レートは125円から62.5円の円高に向かって推移していくだろう、と予測できます。

「ビッグマック指数」とインフレ(物価上昇)の関係
2021年度のビッグマック指数を見る限り、日本のビッグマック指数はその他先進国に比べかなりの低価格だとわかります。

購入する側からすれば安いに越したことはないのですが、経済としてはあまり良い状態とはいえません。販売価額が安いということは物価が下落しているということであり、商品に付加している人件費=賃金が低下していることを意味します。

「ビッグマック指数」とは何か?インフレや物価との関係について解説