#51【これから学校の先生になるあなたへ】漢字指導の基準を考えよう
本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、漢字のとめ、はね、はらいについて今一度考えよう!」
です。
教職9年目、職場では中堅と言われますが、まだまだ若手の気持ちでいたい《たまちゃん》です😄
【これから先生になるあなたへ】では、教育実習生や若手の先生に向けて、お伝えできることをまとめていきたいと考えています。
漢字指導
漢字指導と聞くと、漢字そのものを覚えているかはもちろん、とめ、はね、はらいについても細かくチェックされてきているのではないでしょうか。
私自身、初めの頃は一緒に組んだ先生の基準になるべく合わせるように漢字の丸つけやチェックをおこなっていた記憶があります。
片方の先生はとめ、はね、はらいができていなくても丸になっている、という状況を作らないためでした。
もちろん、同じ学年を複数で教える場合、教員間で差が出ないようにすることは大切なことです。
授業の内容や進度などをある程度揃えることは多々あります。
しかし、漢字のとめ、はね、はらいだけにそこまで執着する必要があったのかは疑問です。
とめ、はね、はらい
さて、漢字をチェックする際に、とめ、はね、はらいなどについて国はどのような見解をもっているのか調べてみました。
すると、とめ、はね、はらいについて、文部科学省から下のようなまとめが出されていました。
この図について簡単にまとめると、
ということだそうです。
つまり、今まで学校で常識的に行われてきた漢字指導(とめ、はねを厳しくチェックするなど)については、本来必要のないことであるということになります。
これからの漢字指導
漢字を丁寧に書くことは大切だと思います。
とめ、はね、はらいを意識して、きれいな字を書けた方が良いでしょう。
しかし、国からの資料にもあるように、とめ、はね、はらいなどの細かな部分にばかり目を向けて採点するのは問題かもしれません。
まずは、漢字自体をきちんと覚えているか。
そして、文中で適切に漢字を選択できているか。
これからは特にこういったことを意識して漢字指導をしていくことが大切だと思います。
パソコンで文章を書くことが当たり前の現在において、同音意義語のような、意味がわかっていないと使い分けられないようなところに目を向けて、漢字学習をしていくべきだと感じています。
細かな部分だけを見て厳しく指導することで生徒の自尊感情を傷つけるより、字形をしっかり覚えているところに目を向けてあげたいです。
アドバイス(まとめ)
本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、漢字のとめ、はね、はらいについて今一度考えよう!」
です。
私も国の資料を見て、細かい部分まで見過ぎないようにするべきなのだと感じました。
採点の際はまず字形を確認していきたいと思います。
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