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【厳選】今年読んどかなきゃ損小説。

この年に読まねば損な小説を厳選。新たな冒険や感動、深い思索が詰まった作品ばかり。

これらの小説は、人生や世界を新たな視点から捉え、読者を感動と洞察へと誘います。

穏やかな日常を離れ、新しい物語の世界に飛び込むチャンス。これらの作品に触れ、心に深い印象を刻んでください。


此の世の果ての殺人

此の世の果ての殺人

第68回江戸川乱歩賞を史上最年少で受賞
選考委員からの絶賛が満場一致。


「大新人時代」の超本命!として期待されています。
綾辻行人からは本格ミステリーの骨法を心得ているとの評価を受け、月村了衛、柴田よしき、新井素子、京極夏彦らも高い評価を寄せています。

『滅びゆく世界に残された、彼女の歪んだ正義と私の希望』と銘打ち、正義の消えた街で悪意の暴走が始まるという緊迫感あるストーリーが展開されます。

小惑星「テロス」が日本に衝突するという発表がされ、世界が大混乱に陥る中、主人公・小春は淡々と自動車の教習を受け続けています。
小さな夢を叶えるために。

年末、教習車のトランクを開けると、滅多刺しにされた女性の死体が現れ、元刑事の教官・イサガワとともに、地球最後の謎解きが始まります。

二人の女性のバディ感が最高に楽しいと柴田よしきが評するなど、非日常を日常に落とし込む実に秀逸な作品と言えるでしょう。


ちぎれた鎖と光の切れ端

ちぎれた鎖と光の切れ端

江戸川乱歩賞を受賞した著者のデビュー作品。


2022年のミステリーランキングを席巻し、Z世代のアガサ・クリスティーと称される作家が描く、哀しき連鎖殺人の物語。

『私たちが絆を断った日、島は赤く染まった。』復讐を誓う男がたどり着いた熊本県の孤島(クローズドアイランド)で目にしたのは、仇(かたき)の死体。

第二、第三の殺人が起き、『第一発見者』が決まって襲われるという連鎖が始まる。

物語は2020年8月4日、島原湾に浮かぶ孤島・徒島にある海上コテージに集まった8人の男女から始まる。

樋藤清嗣は自分以外の客を全員殺すつもりでいたが、計画を実行する間際になって殺意が鈍り始める。

しかし、参加者の一人が舌を切り取られた死体として発見され、第二、第三の殺人が相次いでしまう。

殺されるのは決まって前の殺人の第一発見者で、舌を切り取られていた。

そして、この惨劇は『もう一つの事件』の序章に過ぎなかった――。


名探偵のはらわた(新潮文庫)

名探偵のはらわた(新潮文庫)

シリーズ新刊『名探偵のいけにえ』が「2023本格ミステリ・ベスト10」で堂々の1位を獲得!


この作品は、史上最強の名探偵と史上最凶の殺人鬼たちとの壮絶な対決を描き、怒濤の多重解決・どんでん返しにミステリーファンを陶酔させました。全ミステリファン必読の圧倒的傑作!

亘くん、きみは真実を語るべきだ』という一言から始まり、農薬コーラ毒殺魔、局部切断女、そして恐怖の三十人殺し!昭和史に残る極悪犯罪者たちが現代日本でよみがえり、殺戮の限りを尽くします。

伝説の名探偵が立ち上がり、推理の力でこの悪夢を止めることができるのか?

「疑え――そして真実を見抜け」。

二度読み必至の鮮やかな伏線回収と緻密なロジックによる美しき多重解決が、本格ミステリの神髄を堪能させてくれます。

解説を務める若林踏も絶賛する本作、ミステリー愛好者にとっては見逃せない一冊です。

東大に名探偵はいない (角川書店単行本)

東大に名探偵はいない (角川書店単行本)

「泣きたくなるほどみじめな推理」 市川憂人
1995年、憧れの従姉を失った私は、彼女の痕跡を探すため東大の文芸サークルに入った。

「アスアサ五ジ ジシンアル」 伊与原 新
地震研に突然届いた1枚のはがき。虹で地震を予知したという「ムクヒラの電報」との関連は。

「東大生のウンコを見たいか?」 新川帆立
東大卒のミステリ作家・帆立は、親友リリーとともに農学部で起きたウンコ盗難事件の犯人を探す。

「片面の恋」 辻堂ゆめ
五月祭の準備中、クラスメートの熱烈な恋を一瞬にして冷めさせた「片面」の意味とは。

「いちおう東大です」 結城真一郎
美しく完璧な妻がまっさきに提示した新居の条件は、「東大が見えるところ」だった。

「テミスの逡巡」 浅野皓生 (東大生ミステリ小説コンテスト大賞受賞作)
卒業生の医師を取材した学生メディア「UTディスカバー」のもとに、彼は人殺しだという告発状が届く。


黒牢城 (角川書店単行本)

黒牢城 (角川書店単行本)

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠もる荒木村重。

彼は城内で巧妙な難事件に翻弄され、動揺する人心を静めるために、土牢の囚人かつ織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう依頼する。事件の裏に潜む謎に迫りながら、村重は官兵衛が一体何を企んでいるのかを解き明かそうとします。

デビュー20周年の到達点である本作は、『満願』や『王とサーカス』の著者が挑む新たな王道。

戦国時代とミステリーが交錯する独自の物語が読者を引き込み、戦と推理の果てにどんな真実が明らかになるのか、期待が高まります。


方舟

方舟

週刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位!MRC大賞2022第1位!

9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?

大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになります。

翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれ、さらに地盤に異変が起きて水が流入し始めます。

やがて地下建築は水没する運命に。そんな危機的な状況で殺人が発生し、全員が犯人を見つけなければならないという過酷な状況に立たされます。

タイムリミットまでおよそ1週間
誰か一人を犠牲にすれば脱出できるが、その生贄になるべき犯人を見つけ出さなければなりません。サバイバルと推理が交錯するこの物語が、どのような結末を迎えるのか、読者はハラハラとした緊張感の中で物語の展開を追いたくなることでしょう。

最後まで読んだあなたには最大の驚きを感じること間違いなし‼️
犯人を見つけてからが本番と言っても過言ではない、、


十戒 (方舟の続編)

十戒

殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。

浪人中の里英は、父と共に、叔父が所有していた枝内島を訪れました。島内にはリゾート施設を開業するために集まった9人の関係者たちがいます。

島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていました。

この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる

犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まったーー。

週刊文春ミステリーベスト10(「週刊文春」2022年12月8日号)国内部門&MRC大賞2022など4冠に輝き、
ミステリ界を震撼させた『方舟』夕木春央、待望の最新作!

方舟を読んだあなたにこそ最強の驚きを与えてくれる‼️


ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)

ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)

あらゆる悩み相談に乗る不思議な雑貨店。そこには人生最大の岐路に立った人たちが集まります。
過去と現在を超え、温かな手紙交換が始まります。張り巡らされた伏線が奇跡のように繋がり合う、心ふるわす物語。


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