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2023年3月の記事一覧
古本屋になりたい:15 たんぽぽ主義者
初めて手にとった辻邦生の小説は、「人形クリニック」だった。
連作短編「ある生涯の七つの場所」の第4巻だ。
「ある生涯の七つの場所」は中公文庫で全7巻、大きく二つの物語が交互に語られる。
一巻ごとのつながりは緩やかだ。大きな二つの物語にはそれぞれテーマカラーが与えられていて、それぞれの物語を縦糸と横糸に見立て、物語のタペストリーを描くことが、辻邦生の目指したものだ。
一巻につき7話、7話
古本屋になりたい:14 ユースチス・スクラブという男の子
寝る前にふと、「ナルニア国ものがたり」の登場人物で人気投票をしたらどんな顔ぶれになるだろうかと考え始めたら、眠れなくなってしまった。
1位は、もちろんアスラン。異議なし!
2位、偉大なるネズミ、リーピチープ。
3位は…、ルーシィかな。エドマンドも好きだな。
ビーバーさん、タムナスさん。白い魔女。
カスピアン、トランプキン、いやコルネリウス博士?
…ユースチスはどうだろう?あの