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現状に満足することは本当に悪いこと?

成長することはとても良いことだと思っていた。
それが自分を苦しめているとは気付かずに。

私たちはいつも成長を求められている気がする。
そして何よりももう1人の自分が、成長しないとダメだぞ!と上から叱ってくるかのようだ。

成長ってそんなにいいものだろうか。


大好きな本屋さんに行っても、
無意識に自分が成長できる本を買おうとするし、
休みの日もこんなにダラダラしていて良いのだろうかと、罪悪感を覚える。

前にもこんな記事を書いていた気がする。
結局いつも罪悪感を感じながら、生活をしていたら、
そりゃあ疲れる。

自分を今よりももっと成長させようとすると、
今の自分を否定してしまうから、
それが苦しさに繋がっているのだと自分なりに分析した。

自分を成長させることはとても良いことだけど、
自分を否定しながらだと、
アクセルと、ブレーキを両方踏んでいるような、
いつも何かに追われているような、苦しくて、ずっと
緊張している状態だ。

成長には自己否定が伴うから、苦しい。


現状に満足するな、
現状に満足したら成長できない、
と言うのはよく聞きます。
この言葉私もそのように受け止め、真面目に行動してきた。

でも苦しい。心が喜ばない。

この先ずっと現状に満足しない人生って辛すぎる。

現状に満足することは本当に悪いこと?

現状に満足するという言葉は私にとっては良くないイメージがある。

そこでなぜ「現状に満足したくないのか」を考えてみると、
満足したらこれ以上はない、怠慢である
という強迫観念があった。

この観念がしんどさの原因になっているようにも思えた。

現状に満足してもいいし、しなくてもいい。

そんな在り方が私にはちょうどいいなぁと思ったので、
それを採用したい、というのが今の気持ち。

成長してもいいし、しなくてもいい。
成長したい時がくれば、努力もするだろう。

成長を自分の価値のものさしにしない。


自分の価値について考えるのは苦しい。
無価値感だってあるけど、今の自分に満足して、
これもできたよね、あれもできたよねって
小さな成功体験を数えることをしてみる。
今の自分に満足してもいいんだ、そう思えるだけで、
少し気分が楽になる。

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