コラム キャンプの思い出
高校教師になって4年目の夏休みのことです。
その夏、学校ではキャンプが流行っていて、生徒たちの強い希望で、ぼくたち5,6人の若手教師が、クラスや部活動のキャンプを一手に引き受ける羽目になって。
ある教師が発案したのは、それぞれが違う場所でキャンプするのは、計画も実施も面倒だ、同じ場所へ行こう、しかも、公共の施設を借りることができれば省力化できるぞ、ということで、「なるほど、なるほど」と全員で納得。
「では、A島はどうだろう、定期船の便数も多いし、島の学校の前は広い砂浜が