マガジンのカバー画像

記事の収納

161
色々書いてこまめに入れていきたいです 書けた順番でそのまま入れてます
運営しているクリエイター

#読書

きつねの登場する絵本感想、10冊分詰め合わせ記事②

きつねの登場する絵本感想、10冊分詰め合わせ記事②

序文

以前、きつねが登場する絵本を10冊読んで、その感想をご紹介する記事を書いたのですが、こちらは第二弾です
前回のご紹介からこっち、更に意識してきつねの本探しをしてみたのですが、きつねの登場する本って世にたくさんあるもんなんですね
また、前回の記事に寄せられたコメントを参考にさせて頂いて、読んでみた作品もあります
コメントを下さった方、前回の記事を読んで下さった方、どうもありがとうございます

もっとみる
思い入れのある絵本とご紹介の絵本を10選取り上げる、絵本っていいですよねという記事

思い入れのある絵本とご紹介の絵本を10選取り上げる、絵本っていいですよねという記事

昨年末の話なのですが、
つぶやきの方で、このようなものを上げました

その中で頂けたご質問の中で、思い入れのある絵本を教えて欲しいという有難いものがあり、つぶやきのコメント欄でも回答しているのですが、改めてご紹介を記事のかたちでまとめたくなりました
また、フォローしている方の記事で拝見して新しく読んでみた絵本のご紹介も行っています
冊数が多めですが、よろしければご覧下さい
また、ご紹介して下さって

もっとみる
『異常 アノマリー』 エルヴェ・ル・テリエ 著 加藤かおり 訳 感想 

『異常 アノマリー』 エルヴェ・ル・テリエ 著 加藤かおり 訳 感想 

(※この記事は前半はネタバレなしのパート、後半はネタバレありのパートになっています)

『異常』
エルヴェ・ル・テリエ 著
加藤かおり 訳  を読みました

アーティスティックな表紙写真に異常というシンプルで強いタイトルから、難解で癖の強い作品なんではないか…と、構えてしまった作品でしたが、読んでみたら軽妙な語り口とストーリーに引き込むエンタメ性に優れている上に、SFジャンルでの類型の話はあれど、

もっとみる
『祈りの海』 グレッグ・イーガン作/山岸 真編・訳 感想

『祈りの海』 グレッグ・イーガン作/山岸 真編・訳 感想

先日、グレッグ・イーガン氏の短編集『しあわせの理由』を読みましたが、そりゃあもうべらぼうに面白かったので、短編集としては先に刊行されていたこちら
『祈りの海』を読んでみました
するとやはりイーガン氏! という、どえらい面白さと、ちょいちょい襲いくる難解さと、その根底に流れる哲学的な思考がこちらの情緒を刺激する傑作揃いの短編集だったのです

以下は短編各話のネタバレを含んだ感想を列挙してあります。閲

もっとみる
テッド・チャン著 『息吹』 の感想

テッド・チャン著 『息吹』 の感想

待望の文庫化により、念願の『息吹』を読めました
前作の『あなたの人生の物語』は、再三に渡り絶賛の評判を目にして読んで、その上がりきった期待値を遥かに越える面白さで驚きましたが
『息吹』は、そんな体験を経た上で更なる限界を突破しちゃった期待にも、揺るぎない面白さで応えてくれた傑作だったのです
テッド・チャンさん、すごすぎる

短編集ですので、それぞれの話に分けての感想を書きます
ネタバレには特に配慮

もっとみる
テッド・チャン著 『あなたの人生の物語』と映画『メッセージ』の感想

テッド・チャン著 『あなたの人生の物語』と映画『メッセージ』の感想

こちらは以前、Twitterにのせた『あなたの人生の物語』に収録されている短編の各話感想です Twitterにのせた時のわりとそのままだし、ネタバレの感想もそのまま書いてますので、ご注意下さい

『バビロンの塔』

いきなりめっちゃファンタジーな話で度肝を抜かれつつ、長い長い塔を登り行く職人たちの息遣いが伝わるような導入に、あっという間に夢中になりました
塔の高層に適応した人達の生活の描写もたまん

もっとみる