あこや

うさぎが好きな人です、でもうさぎ飼いではありません。

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うさぎが好きな人です、でもうさぎ飼いではありません。

最近の記事

自分は「変だ」と言われてきたが、実際は多分普通なのだと気付けた。

中学から高校、この6年間がとても生きづらく感じていた。もちろん楽しかったこともあったはずなのだが、思い返してもぼんやりしている。 実際は短大を卒業してから25歳くらいまでも生きづらさはそれなりに感じていたが、この生きづらさは中高からの地続きのようなものであったし、中高の閉塞感に比べれば自分で選べるものが増えていた分楽であった気がする。 生きづらくはあっても、特にイジメにあったわけでもなく、ただ人に合わせるのが下手だったというだけだ。流行り物を追うわけでも無く、自分の好きなも

    • 5月5日に書いた日記のようなもの

      あっという間にGWが終わろうとしている。 ここ数年のGWは予定も殆ど無く、部屋の掃除をしたり、ダラダラとすごしていたものだが、今年のGWは慌ただしかった。 母方の祖母の様子見、夫の活動のお手伝い、父の誕生日祝と両親の結婚記念日祝、父方の祖母の退院、転んだと聞いての様子見、知人の墓参り、義妹と食事、某所でのオフ会、そして大掃除。 なんとも濃ゆい時間だった。 なんとなく最近、人との縁を思うことが多い。 もちろん良縁もあれば悪縁もある。 そういえば7年前に縁切りしよう!!と思い立

      • たまには日常を

        気がつくと12月だった。 ちょこちょこ書き足していた下書きの記事では、ひぐらしが鳴いたままになっている。 9月と11月に参加した自転車のイベントのことも書きたいと思ったのに、すっかりわすれてしまっていた。 今年は友人たちとクリスマス兼忘年会が出来そうで、今からウキウキしている。 昨年は一人欠けた、その前はコロナのこともあり自粛。その前も。 この友人たちとは前職からの繋がりだ。今はみんなバラバラではあるが、かれこれ10年ほどの付き合いだ。 そんな彼女たちとのクリスマス、プレ

        • 海のはなし。

          朝の海が好きだ。朝焼け、紫に染まった海が好きだ。 昼の海が好きだ。深い紺青、空とのコントラストが美しい。 夜の海が好きだ。のぼる月、その照らす波のゆらめきが。 たが私は、夜の海を恐ろしくも思っている。 花火の夜だった。 私の住んでいた地域は海が近い。夏になると毎週末のように、どこかの漁港で祭りや花火大会が催されていた。 人混みにうんざりしながら屋台で買い物をし、近くの公園でレジャーシートを広げた。 この頃の花火大会と言えば、友人づきあいの一つだった。今も年に一度は会う、

        自分は「変だ」と言われてきたが、実際は多分普通なのだと気付けた。

          自転車に乗ることになった話。

          全ては去年の年始に遡る。 その日、私は夫と、とある神社を詣でていた。 夫の異動が叶うようにとの願掛けだった。元の部署に戻れますように。 境内を歩きながら、もし元の部署に戻れたらの話をしていた。 夫はロードバイクを趣味としている。 このきっかけはコロナ禍で自宅待機をしていた時、私が「弱虫ペダル」を見せたことだ。 あまり私の見るアニメに興味を示さない夫が珍しく食い入るように画面を見つめ、それから数カ月後にはロードバイクを購入していた。 初めこそ一人でフラッとライドに行っていた

          自転車に乗ることになった話。

          夜から朝へ変わる時間が好きだった。

          一時期、早朝散歩をしていた。 そもそもの切っ掛けは、好きなバンドの、とある一曲。 歌詞に登場する道に、たまたま一字違いの道が近くにあったから。そんな単純な理由である。 本当はその曲を書いておすすめしたいのだが、身バレに繋がりそうなので諦めた。 (もし某SNSの方で気になる方がいらっしゃったら喜んで宣伝に行きます) 朝は4時に起き、のそのそと着替えてから、小さなバッグに財布とスマホを入れて、家を出る。 祖父母の部屋に電気がついていて、起きているなぁと思いながら玄関を締め、ウォ

          夜から朝へ変わる時間が好きだった。

          遠い日に見た夢の色。

          これは私の、一番古い夢の記憶である。 真っ白だった。光の中にいるかのように。 あたり一面真っ白な部屋で、真っ白な服を着た人間たちが立っている。 その中央には小さな箱があり、縋って泣いている人物がいた。……母だ。 声を上げ、顔を歪め、そんなふうに泣いている母を見たことがない。 そんな母を見て、私も悲しくなる。何故泣いているのかも解らないのに。 しばらくして、誰かに支えられて母が立ち上がった。 このままではいけないのだと、その人が言う。 涙に濡れた箱はキラキラと輝いていた。

          遠い日に見た夢の色。

          遠い昔に遊んだ、友人の話

          カイト、と私は彼を呼んでいた。 ひとつ下の友人で、なかなか整った顔立ちだったのを覚えている。 このカイトには弟がいて、こちらはルイトと言った。 似た名前で覚えやすい。 小学校3年生の頃だったと思う。 私はカイトやルイト、他にも何人かの女子たちと、よく遊んでいた。 上は5年生、下は1年生の遊び仲間たち。 何がきっかけで知り合ったのかは覚えていない。 遠い昔のことでもあるので、記憶というより「楽しかった」「よく遊んだ」という思いばかりが残っている状態だ。 だんだん遊ばなくなっ

          遠い昔に遊んだ、友人の話

          最初の話。

          初めまして、こんにちは。 とあるコミュニティで文章についての講義があり、その勢いのままnoteに登録しました。 折角登録したのですし、拙いですが続けていきたいです。 最初のテーマと言えば、自己紹介が多いかと思います。 自己紹介の記事を書こうとしましたが、自分を客観的にどういう人物か書くのが思った以上に難しく……。 1行書いて消し、5行書いて消し……。 書きたいことが分からなくなってしまい、PCの前で途方にくれてしました。 さて、どうしたものか。 どうにも「最初」というこ

          最初の話。