光文社 文芸編集部|kobunsha

「小説宝石」「ジャーロ」などの文芸雑誌と単行本を作っている編集部。 みなさまに本の魅力…

光文社 文芸編集部|kobunsha

「小説宝石」「ジャーロ」などの文芸雑誌と単行本を作っている編集部。 みなさまに本の魅力や読書の楽しさをお伝えするべく、毎日更新で奮闘中。 応援よろしくお願いします! XやInstagramのフォローも是非!

マガジン

  • 【小説宝石】

    1968年創刊の総合小説誌です。奇数月22日ごろ発売。 発売情報や著者インタビュー、特集、新刊エッセイなどを公開します。

  • 斎堂琴湖『燃える氷菓』特集

    日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した斎堂琴湖さんの『燃える氷菓』に関する記事をアップします!

  • 【ジャーロ】評論・コラム ★全文公開中

    ミステリー誌「ジャーロ」より全文公開。 【note連載中の評論・コラム一覧】 日本ミステリー文学大賞の軌跡 新保博久⇔法月綸太郎 往復書簡「死体置場で待ち合わせ」 名作ミステリーの舞台を訪ねて/佳多山大地 アフタートーク 著者×担当編集者/円堂都司昭 ミステリーファンに贈るドキュメンタリー入門/稲田豊史(※特設マガジンで連載中) 日本の犯罪小説 Persona Non Grata/杉江松恋 ミステリから見た『二〇二〇年』/千街晶之 ポストコロナ文化論/笠井 潔 謎のリアリティ Book Detective/森 英俊

  • 光文社 文芸

    毎月の新刊情報や、試し読みを公開しています。

  • 青山美智子さん『リカバリー・カバヒコ』

    青山美智子さん『リカバリー・カバヒコ』に関するマガジンです。書店員さんの温かい感想の数々や、編集長のカバヒコ探しの旅、さらに第1話の試し読みまで!カバヒコ情報がつまったマガジンです!

最近の記事

  • 固定された記事

【2024年は(ほぼ!)毎日投稿‼】光文社文芸編集部公式noteの楽しみ方♪

こんにちは、光文社文芸編集部です! みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 昨年「ジャーロ編集部」から「光文社 文芸編集部」にリニューアルした当アカウントが、2024年はさらにパワーアップします!! 「みなさまにもっともっと小説の楽しさを届けたい」その一心で、今年は(ほぼ!)毎日投稿を頑張ります!!「スキ」や拡散、ぜひぜひよろしくお願いいたします。(編集部一同泣いて喜びます…) 前置きが長くなりましたが、パワーアップ中の文芸編集部noteの楽しみ方をご紹介しま

    • 【表紙は京都府まゆまろ】小説宝石4月号(4/22発売)目次紹介!

      小説宝石 2024年4月号〈短編特集〉 京都のひとびと 吉川英治文学新人賞受賞後初短編! 藤岡陽子 新しい春「高校生って無力やな……」 男子高校生たちの京都物語 大石直紀「桜舞い落ちる、散る」 桜が満開の京都・哲学の道。男は恐怖で凍り付いた 柏井 壽(初登場)「京都つばきタクシー」 初めてのお客は物憂げな和服美人で…… 〈エッセイ特集〉“京都”を知る 高野知宙「京都の引力」 凪良ゆう「空に暮らす」 花村萬月「皇女の墓」 祝・本屋大賞! 宮島未奈「静岡県民は京

      • ㊗日本ミステリー文学大賞新人賞受賞!『燃える氷華』斎堂琴湖|埼玉探訪記④

        埼玉探訪記 Vol.4文=斎堂琴湖 みなさま、こんにちは。斎堂琴湖です。 第27回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞、2024年3月にデビュー作『燃える氷華』が発売になりました。 『燃える氷華』のご当地ポイント紹介最終回、今回は作中に登場したあれこれを紹介していきます。 ■十万石まんじゅう 知らない方はスルーするでしょうが、『燃える氷華』販促ポップでも抜きだされるほど埼玉県民はひっかかる、「うまいうますぎる十万石まんじゅう」。 埼玉県民に異常な認知率の高さを誇るのは、テレ

        • ㊗日本ミステリー文学大賞新人賞受賞!『燃える氷華』斎堂琴湖|埼玉探訪記③

          埼玉探訪記 Vol.3文=斎堂琴湖 みなさま、こんにちは。斎堂琴湖です。 第27回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞、2024年3月にデビュー作『燃える氷華』が発売になりました。 『燃える氷華』の舞台になったご当地ポイント紹介第3回、今回は〈事件現場〉大宮駅をご紹介します。 大宮駅って東西出口の雰囲気がまるで違っております。 西口は大きなビルが建ちならんでいますが、一方の東口は見晴らしがよく、雑居ビルがずらりと並ぶ商店街へも行けます。 イラストレーターの上野幸男氏に描いて

        • 固定された記事

        【2024年は(ほぼ!)毎日投稿‼】光文社文芸編集部公式noteの楽しみ方♪

        マガジン

        • 【小説宝石】
          87本
        • 斎堂琴湖『燃える氷菓』特集
          5本
        • 【ジャーロ】評論・コラム ★全文公開中
          85本
        • 光文社 文芸
          28本
        • 青山美智子さん『リカバリー・カバヒコ』
          15本
        • 『ツミデミック』一穂ミチ
          1本

        記事

          ㊗日本ミステリー文学大賞新人賞受賞!『燃える氷華』斎堂琴湖|埼玉探訪記②

          埼玉探訪記 Vol.2文=斎堂琴湖 みなさま、こんにちは。斎堂琴湖です。 第27回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞、2024年3月にデビュー作『燃える氷華』が発売になりました。 こちらのnoteでは、前回に引きつづき『燃える氷華』の舞台になったご当地ポイントの紹介をしたいと思います。 今回ご紹介するのは、私が大宮で一番好きなスポット、武蔵一宮氷川神社です。 『燃える氷華』本文中でもちらほらその名前が登場しています。 前回紹介したさいたま新都心のコクーンシティからほど近

          ㊗日本ミステリー文学大賞新人賞受賞!『燃える氷華』斎堂琴湖|埼玉探訪記②

          ㊗日本ミステリー文学大賞新人賞受賞!『燃える氷華』斎堂琴湖|埼玉探訪記①

          埼玉探訪記 Vol.1文=斎堂琴湖 みなさま、こんにちは。斎堂琴湖です。 はじめましての方も多いと思いますので、まずは軽く自己紹介をさせてください。 2023年に第27回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞、2024年3月にデビュー作『燃える氷華』(受賞作『警察官の君へ』改題)が発売したばかりのど新人です。 ちなみに生まれも育ちも埼玉県。 『燃える氷華』も埼玉の大宮が舞台ということで、今回noteで、本作に登場するご当地ポイントの紹介なぞやらせていただくことになりました。

          ㊗日本ミステリー文学大賞新人賞受賞!『燃える氷華』斎堂琴湖|埼玉探訪記①

          亡霊に呪縛された国|千街晶之・ミステリから見た「二〇二〇年」【連載最終回】

          ▼前回はこちら 文=千街晶之 第七章 亡霊に呪縛された国(最終回)  今回で最終回を迎えるこの連載を最初から読み返してみると、安倍晋三元首相の名前がどの章にも登場していることに気づいた。第一章では、長期安定政権という極めて有利な条件があったにもかかわらずコロナ禍に対し後手後手の対策しか取れず、事態を投げ出すように退陣した首相として。第二章では、結果的にコロナ禍の混乱の中で開催されることになった東京五輪を招致し、そのために福島原発について「アンダーコントロール(状況は統御

          亡霊に呪縛された国|千街晶之・ミステリから見た「二〇二〇年」【連載最終回】

          【本日発売】ジャーロ最新93号 目次紹介!

          ジャーロ NO.93《2024 MARCH》 祝・第二十七回日本ミステリー文学大賞&新人賞! 今野 敏 大賞受賞記念ロング・インタビュー インタビュアー/関口苑生 斎堂琴湖 新人賞受賞記念インタビュー インタビュアー/吉田伸子 【読み切り短編】 方丈貴恵「ドゥ・ノット・ディスターブ」 〈アミュレット・ホテル〉新シリーズ 犯罪者御用達ホテルの絶対的ルール。それを破る者とホテル探偵の対決が再び始まる。 浅倉秋成「完全なる命名」  チャンスは一度。期限は14日。一世一代の

          【本日発売】ジャーロ最新93号 目次紹介!

          【日本ミステリー文学大賞新人賞受賞記念インタビュー】斎堂琴湖 『燃える氷華』|聞き手:吉田伸子

          受賞インタビュー「ずっと作家になりたかった」 ――受賞、おめでとうございます。 斎堂 ありがとうございます。 ――長い道のりでした。 斎堂 本当ですね(笑)。実は私、30歳くらいの時にも某新人賞に応募していて、それが最終候補に残ったんです。もう、天にも昇る心地でしたね。このまま私は有名作家になるぞ! くらいの勢いだったのですが、その後は候補に残ることがなくなってしまって、あれれ? と(笑)。もう20年以上も前のことです。 ――それが初めての応募作ですか。 斎堂 最終候

          【日本ミステリー文学大賞新人賞受賞記念インタビュー】斎堂琴湖 『燃える氷華』|聞き手:吉田伸子

          人間は愚かであり、その人間が生み出した社会も間違っている|杉江松恋・日本の犯罪小説 Persona Non Grata【第12回】

          ▼前回はこちら 文=杉江松恋  西村京太郎は、本質的に犯人小説の作家であったと思うのである。  その名を高らしめたのは一九七八年の『寝台特急殺人事件』(現・光文社文庫)に始まるトラベル・ミステリーの作品群であり、主人公の十津川省三警部は名探偵の代名詞と言っていいほどの人気キャラクターに成長した。十津川は初めから鉄道専門の探偵だったわけではない。初登場作は『赤い帆船』(現・光文社文庫)で、日本人で初めてヨットによる単独無寄港世界一周を成しとげて英雄となった内田洋一が不審死

          人間は愚かであり、その人間が生み出した社会も間違っている|杉江松恋・日本の犯罪小説 Persona Non Grata【第12回】

          【3月新刊発売!】光文社文芸編集部の新刊5作品をご紹介!

          2024年3月は5冊の新刊を刊行しました! 春に読みたい作品、揃ってます! ①『春休みに出会った探偵は』大崎 梢 ★『春休みに出会った探偵は』あらすじ ☆担当編集の【ココが推し!!】 ②『春のたましい』黒木あるじ ★『春のたましい』あらすじ ☆担当編集の【ココが推し!!】 ③『燃える氷華』斎堂琴湖 ★『燃える氷華』あらすじ ☆担当編集の【ココが推し!!】 ④『白線以外、踏んだらアウト』田丸雅智 ★『白線以外、踏んだらアウト』あらすじ ☆担当編集の【ココ

          【3月新刊発売!】光文社文芸編集部の新刊5作品をご紹介!

          『1(ONE)』加納朋子&『受験生は謎解きに向かない』 ホリー・ジャクソン|Book Guide〈評・西上心太〉

          文=西上心太 『1(ONE)』加納朋子(東京創元社) 駒子シリーズが20年ぶりに登場  加納朋子のデビューは、一九九二年の第三回鮎川哲也賞受賞作『ななつのこ』である。短大生・駒子のみずみずしい感性と、謎を伴った各エピソードが一つに貫かれる巧みな構成に瞠目したものだ。その少し前、八九年に刊行された北村薫『空飛ぶ馬』でにわかに注目された〈日常の謎〉に傚いながら、オリジナリティに不足がなかったことは『魔法飛行』、『スペース』と続くシリーズを読めば明らかだろう。  個人的なこ

          『1(ONE)』加納朋子&『受験生は謎解きに向かない』 ホリー・ジャクソン|Book Guide〈評・西上心太〉

          『ジェンダー・クライム』天童荒太&『なれのはて』加藤シゲアキ|Book Guide〈評・三浦天紗子〉

          文=三浦天紗子 『ジェンダー・クライム』天童荒太 女性への差別意識が、性犯罪の養分だ  その性ゆえに軽んじられ、向けられる憎悪から生まれる性暴力やDVなどをジェンダー犯罪という。家族の軋轢や、犯罪や天災に見舞われたときの喪失感や痛みなどをテーマにしてきた著者が、性犯罪の根っこに何があるのかを掘り下げていく。  土手下で、異様な姿で発見された中年男性の遺体。暴行の痕があり、肛門に〈目には目を〉と書かれた小さな紙がねじ込まれていた。ほどなく、殺された男性の息子が大学時代に

          『ジェンダー・クライム』天童荒太&『なれのはて』加藤シゲアキ|Book Guide〈評・三浦天紗子〉

          『ともぐい』河﨑秋子&『The Tokyo Toilet』岡野 民[文]/永禮 賢[写真]|Book Guide〈評・東 えりか〉

          文=東 えりか 『ともぐい』河﨑秋子 生と死が背中合わせにある世界 「市井の人」が町中で普通に生きる人々を指すならば、山で孤独に生きる男は「野生の人」なのか。第一七〇回直木賞を受賞した『ともぐい』は一人の「野生の男」の生きざまを余すところなく描いた硬質の物語だ。  幼いころから母はなく、養父に生きる術を教えこまれた「熊爪」には三十回ほど冬を超えた記憶がある。北海道東部の手つかずの山の中で、今日もひとり獲物を狙う。時は明治とか呼ばれる年号になって久しい。  付き添うの

          『ともぐい』河﨑秋子&『The Tokyo Toilet』岡野 民[文]/永禮 賢[写真]|Book Guide〈評・東 えりか〉

          【新刊エッセイ】染井為人|魑魅魍魎が跋扈する芸能界

          魑魅魍魎が跋扈する芸能界 染井為人  芸能界にわたしが足を踏み入れたのは今から十八年前、二十二歳のときです。それから約十三年間、タレントマネージャー、イベンター、演劇・ミュージカルのプロデューサーなど、様々な仕事をしてまいりました。  学生時代はずっと運動部で、芸事とはまるで縁がなかったものですから、最初は大いに戸惑いました。初めに携わった現場がゆるいコメディドラマだったこともあるのでしょうが、大の大人がおふざけをしているとでもいいますか、わたしの目にはどうしても遊ん

          【新刊エッセイ】染井為人|魑魅魍魎が跋扈する芸能界

          【対談】額賀 澪×諸田実咲|『鳥人王』刊行記念特別対談

          『鳥人王』刊行記念特別対談 棒高跳。その知られざる世界 額賀澪(作家)×諸田実咲(棒高跳選手) 棒高跳をやっている人も知らないことが書かれている 額賀澪(以下、額賀) 諸田さんにお会いしたのはオンライン取材の時が最初なので。まだコロナが真只中の頃でした。 諸田実咲 (以下、諸田)二〇二〇年でしたね。 額賀 ちょうどその時に光文社に入社した新入社員が大学時代に陸上部で、諸田さんと友人だったということで繋がれたという。多分諸田さんは、何か得体の知れない取材が友達経由で

          【対談】額賀 澪×諸田実咲|『鳥人王』刊行記念特別対談