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効果絶大!会話で相手を変化させる暗示の掛け方!

今回の記事はこんな方におすすめ!
☑️相手を変化させたい
☑️日常で役立ち暗示を知りたい
☑️相手と良好なコミュニケーションを取りたい

相手を変化させるべき場面はたくさんあるでしょう。

例えば、教師が生徒を指導するとき、親が子供をしつける時などが思い浮かぶかもしれません。

しかし、多くの人は、相手に変化を起こせず、敗北感を味わう事になるでしょう。

そんな時に役に立つのが暗示です。

暗示を効果的に活用出来れば、相手を望ましい状態に変化させる事が可能です。

今回は、相手に変化を与える為の暗示テクニックを解説します。


オマケだけを受け取る事は出来ない

今回は、今すぐに、簡単に、誰でも実践出来る暗示を紹介しようと思います。

それは、「暗示を他の言葉とセットにする」という方法です。

専門的には「連結」などと呼ばれる方法です。

例えば、日常よく耳にする言葉で言えば、「お兄ちゃんなんだからしっかりしなさい!」という言葉が挙げられます。

これは、立派な暗示なのです。

要するに、ここで親が求めているのは、子供が「しっかりする」ということ。

しかし、「しっかりしなさい」と一言述べるだけでは、なかなか子供に変化を与えられません。

ですから、「お兄ちゃん」という事実とセットにして、「しっかりしなさい」という暗示を提供するのです。

人は、言葉をセットで提供された時、そして、そのどちらか一方を受け入れてしまった時、必然的にもう一方も受け入れる性質があります。

マクドナルドのハッピーセットを考えてみましょう。

ハッピーセットの食事だけ、おもちゃだけを貰う事は出来ません。

ハッピーセットのみ食べたい場合、おもちゃだけ欲しい場合、どちらにおいても、それらを得るには、もう片方を受け取るしかありません。

言葉も同じ様に、片方を受け取るのであれば、もう片方も受け入れざるを得ないのです。

ですから、暗示を何かとセットにして相手に伝える時、必然的に相手に届く強力なメッセージになるのです。

暗示の作り方

暗示は、何かとセットにするべきであるという事は、前述までの内容で理解出来たと思います。

とはいえ、暗示セットのバリエーションはいくつかあります。

ここからは、暗示セットの種類を解説していきましょう。

①事実+暗示

一番シンプルで分かりやすい、暗示セットの作り方は、
避けようのない事実と暗示を連結することです。

前述した、「お兄ちゃんなのだからしっかりしなさい」という言葉は、この方法で作られた暗示です。

つまり、「お兄ちゃん(事実)」と「しっかりしなさい(暗示)」が、
セットにされているということです。

事実と暗示をセットにする方法も非常にシンプルです。

事実と暗示の間に接続詞を置くだけです。

先ほど述べた様に、人は、一つの言葉を受け入れた場合、連結された言葉も受けいれざるを得ません。

この法則を考えれば、暗示に連結するのは、相手が受け取る可能性のあるものの方が望ましいということが理解出来るでしょう。

それはつまり、「事実」ということになります。

ですから、暗示を相手に与える場合、相手が絶対に否定できない事実を述べて、そこに暗示を付け加えてみましょう。

:・男(事実)だから泣くな!(暗示)
  ・入社2年目(事実)なのだから、報連相を
   しっかりしようね。(暗示)
  ・テスト1週間前(事実)だから勉強をしよ
   う!(暗示)


②事実+事実

もう一つ比較的簡単なのは、事実と事実を組み合わせて暗示を作ることです。

「ただ事実を述べるだけなら、暗示にならないのでは?」と思うでしょう。

ですから、一方の事実は、「~できます」という表現にします。

実際に見てもらうと分かりやすいかもしれません。

:今年から中学生(事実)だから、今まで以上に勉強をすることができるね。(事実)


これは、事実+事実で作成した暗示です。

厳密に言うと、「~できます」という表現を付け加えると、あらゆることが「事実」になるのです。

ですから、「避けようのない事実」+「事実に仕立て上げられた暗示」と言い換えることができるでしょう。

例で言えば、「今まで以上に勉強をすることが出来る」というのは、事実です。

もう少し分かりやすい例で言えば、「瞬きが出来る」「呼吸をゆっくりに出来る」などが挙げられるでしょう。

つまりは、「やろうと思えばできること」ということです。

しかも、この方法で作成した暗示は、①で解説した物より、相手に気づかれ難い暗示になります。

さらに、①よりも命令的ではないので、否定され難い物でもあります。

どちらかを使うか迷うのであれば、こちらの方法を選択するのが良いかもしれません。

まとめ


今回は、相手の変化を促す暗示の使い方を紹介しました。

以前に解説した方法よりも、複雑な手順が必要ありませんから、より実践しやすいかと思います。

日常的に使っている文法でもあるため、すぐに習得出来るでしょう。

これも暗示になっていることに気が付いた方は、今回の内容を理解出来た証拠でしょう。

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