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部下を上手に育てる方法を心理学的に解説!

部下を上手に育てたいという悩みは尽きない。

熱心に指導をしてもなかなか成長してくれないということもあるだろう。

しかし、心理学の知識を活用すれば、好かれる上司になれるだけでなく、部下が自ら率先して仕事をこなすようになるのだ。

今回は、部下の上手な育て方について解説する。

人は報酬を求める

人は報酬、つまりご褒美を求めるものだ。

極端な話、部下に何か仕事を与えるたびに給与を増やすと言ったら、部下は喜んで仕事を引き受けるだろう。

成果が上がる度に給与が増えるとなれば、死に物狂いで成果を上げるだろう。

その様な仕組みになっている会社や仕事も、もちろんあるだろうが、ほとんどの場合そうはいかないだろう。

では、仕事をする中で与えることができる報酬とはなんだろうか。

それは、褒めることである。

今までの私の記事でも度々述べて来たが、褒める事はとても重要なのである。

例えば、ポスターの作成を部下にお願いしたとしよう。

そして、その部下が提出期限内にそのポスターを作成して来たら、褒めるのだ。

提出期限を守るという事は、厳しく言えば社会人として当たり前のことだと思うかもしれない。

しかし、そんな当たり前のことを褒めてくれる人間というのは、会社、大袈裟に言えば社会にはそうそういないのである。

その為、当たり前の事でもしっかり認めて褒めてくれるという上司について行きたいと思う部下は多いだろう。

どんな小さな事でも褒めてあげる事が、部下との信頼関係につながり、長い目で見れば成長に繋がるのである。

褒めるのをやめる

褒める事に重要性について熱弁した後にこの様なことを言われると怒るだろうか。

しかし、もちろんこれも作戦である。

人はなぜギャンブルにハマるのだろうか。

それは、たまに思いもよらず報酬がもらえるからである。

その為、今回は報酬が貰えるかもしれないとついつい期待してのめり込んでしまうのである。

これを部分強化と呼ぶ。

実は、この人間の習性は、部下への育成にも活用できる。

先ほどのポスター作成の例で言えば、ポスターを期限内に提出している事を褒めていたが、適当なタイミングで褒める事をやめてみるのだ。

そうすると、部下としては貰えると思っていた報酬が貰えない為、混乱する。

そして何回かその様な事を繰り返し、ある日唐突に褒める。

この様にする事で、部下は仕事を熱心に行い続ける様になるのだ。

ギャンブルと同じで、「今日こそは褒めてもらえるかもしれない」と感じ、毎日気を抜かずに頑張るのである。

この方法を少し応用する事もできる。

それは、例えばポスターの提出期限を守れる事に対して褒めるのをやめる。

それを何回か続けた後に、今までとは違う部分を褒めるのである。

例えば、レイアウトを褒めるという様にだ。

そうすると、部下は「ああ、レイアウトに拘れば褒めて貰えるんだ」と学習する。

この様にする事で、言葉で説明せずともどこを修正すれば良いのかを部下に示す事ができ、部下も一人で学習していくのだ。

これをオペラント条件付けという。

部分強化で常に部下の注意引きつけながら、オペラント条件付けを活用し正しい道に導く。

この合わせ技によって、誰も嫌な気持ちにならない指導を行う事ができるのである。

最後に

今回様々な方法を解説して来たが、もちろんこれらのテクニックだけで全てがうまく行くわけではない。

何より大切なのは、部下を一人の人間として認め、熱心に関わり続ける事だろう。

その大前提があって初めて、テクニックの効力が現れる事を覚えておいて欲しい。

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