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部下に責任感を持たせる心理テクニック!

今回の記事はこんな人におすすめ!
☑︎部下に責任感を持たせたい
☑︎部下へ、後輩への指導方法を伝えたい
 
 
部下に責任感がないと悩む上司は多いようだ。
 
責任感があれば、遅刻も減るだろうし、書類の提出も遅れないだろう。
 
しかし、こちらがどうがんばってもなかなか責任感に乏しい人物がいるのもまた事実だ。
 
今回は、心理学の知識を使って、この様な悩みを抱える上司の手助けになれば幸いである。
 
 

人は想像通りの人物になる

 
以下の記事でもとりあげたが、人は想像通りの人物になる。

憧れの人物になるためには、憧れの人物の真似をすることが望ましいのだ。
 
自信がない人は自信があるフリをする。
 
幸せでいたいなら、幸せであるフリをする。
 
この様に、演技をしていると、いつしか本当にその様な人物になっていくのだ。
 
よく、最初はスキではなかったけど、付き合っているうちにスキになっていたという話を聴かないだろうが。
 
もちろん、他の要因もあるだろうが、この様な現象も、スキな振りをしていたら本当にそうなってしまったという現象の具体例だと言える。
 
人は、始まりは演技でも、ゆくゆくは本当にその様な姿になるのである。
 

最強の役割効果!

 
人は想像通り、演技をした通りの人物になるということはご理解頂けただろう。
 
では、これが部下に責任感をつけることとどう関係があるのだろうか。
 
結論から、述べると、部下に責任感があるフリをしてもらう。
 
しかし、そんな演技をしろと言われて素直に従う人物はいないだろう。
 
それであれば、実際に責任を持たせればよいのである。
 
急に出世をするというのは難しいだろうから、何か小さなプロジェクトなどでリーダー的な仕事を任せるのだ。
 
そうすると、業務上、部下は無責任では居られない。

その様な責任感のある仕事を任せることで、人は本当にその立場、役割にふさわしい人物になるのである。
 
これを役割効果と呼ぶ。
 
弟が生まれた兄や、姉も、最初から兄や姉の役割をこなせるわけではない。
 
兄や姉の立場、つまり役割を担うことで少しずつ成長していくものだ。
 
これは人がその役割をこなそうとする習性によるものだ。
 
つまり、今回の部下の話しで言えば、部下は責任感がないのではなく、責任感を持たなくても良い立ち位置であるから、責任感がないのだ。
 
何事も打開策は逆転の発想の中にあるものだ。
 
責任感がないから責任感が必要な職務につかせるのではなく、責任感がないからこそ、責任感を必要とする立場についてもらうのだ。
 
そのことによって、その部下は責任感を身に着けていくのである。
 

最後に

人はおどろくほど素直だ。
 
最初は、上の立場の人間に甘えていても、いざ自分がその立場になるとしっかりその役割をこなすのだ。
 
もっと言えば、責任感がある人物がいるからこそ、責任感がない人物が必要なのである。
 
良くも悪くも、人は自分が担うべき役割をこなしているのである。
 
だからこそ、相手に行って欲しい行動があるのであれば、その行動を行うであろう役割を与えることが重要なのである。
 
あなたは普段どのような役割を担っているだろうか?

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