【Uh-huh⤴】開発プロセス〜アイデア編〜
こんにちは、GG(仮)です。
本日は第一弾プロダクト【Uh-huh⤴】の開発プロセス、
いかにしてアイデアが生まれていったか、についてお話したいと思います!
アイデアの源泉「SFプロトタイピング」
まず最初にどういったものを作っていくべきか、という話し合いが行われました。当然、従来の広告制作のやり方ではプロトタイプ開発にマッチしていません。
そこで今回、SFプロトタイピングという手法を採用し、
描かれた物語の中からアイデアをピックアップしていく
という方法で進めていくことにしました。
SFプロトタイピングは、最近よく記事などでも見かけることが増えましたね。
語弊があるかもしれませんが、SFプロトタイピングってデザイン思考の技術版みたいなものかなと。
ひとくちにSFプロトタイピングと言っても各社カスタマイズされたやり方で行っていると思いますが、GG(仮)はこんな感じのやり方で行っています。
いまある技術を用いて(あるいは新しい技術の登場で)、
数十年後の未来はどのようになっているのかを妄想し、
特定の人物の目線(主人公)でストーリーを書き起こしていく。
その物語からアイデアの種を見つけ、
バックキャスティングして現在のカタチ(β版)を作る。
GG(仮)は会社が掲げるスローガン「Amazing Experience」に倣い、2040年の「Amazing ●● Experience」をテーマにメンバーそれぞれでストーリー制作に取りかかりました。
特に決まった形式・量などはなく、自由に妄想・執筆!
ガチガチに決め込みながら進めていくのではなく「ちょっくら妄想しようぜ!」というある種ゆるい空気感もGG(仮)の特徴だったりします笑
2.アイデアの選別
執筆された物語をメンバー内で発表しつつ(メンバー曰く「まるで恥部を見られているような恥ずかしさ」を感じつつ)、次にその中に眠るアイデアの種を各自ピックアップ。
そうして出た初期アイデア数は、なんと約30個ほど!
これだけの数でしたが、出たアイデアが全部おもしろい(自画自賛)。
なぜならいわゆる「置きに行く」必要がないから、フルスイングなんですよね。空振りなんて気にせず全力でふる。ノリ・ナカムラ スタイル。
厳しい制約から生まれる素晴らしいアイデアもあれば、
自由に考えられる環境で生まれる素晴らしいアイデアも、またある。
数が多いのでGG(仮)内である程度アイデア候補のアタリをつけつつ、
次にKonelさんとともに技術的知見など(当然予算やスケジュールもあるので)を加味してさらにアイデアを絞り込んでいきます。
アイデアを絞り込むときに大事にしたのは、
自分たちは決してベンチャーや新興テックカンパニーのように新技術を開発していくのではなく「今ある技術で半歩先の未来のアイデアになり得るか」という点です。そここそが広告会社でクリエイティブに携わってきた我々が最も強みを出せるところだと思いますし、GG(仮)のポジショニングなんだと思っています。
何度も打ち合わせを重ね、30個あったアイデアも6個まで絞り込んでいき、同時にいまある社会的な背景(主にコロナ禍でどういう課題があるか)と組み合わせていき…最終的に「Uh-huh⤴」の元となるアイデアが決まりました!
初期は「AIヅチ」という名称のアイデアで、AIを使ったサービスでやってみてはどうか?というものでした。
このアイデアを元に開発をスタート!
のちに【Uh-huh⤴】となって世にリリースされます。
Uh-huh⤴についてはこちらをご覧ください
以上が「Uh-huh⤴」のアイデアが生まれるまで、のプロセスでした。
SFプロトタイピングはメンバー全員初めての経験でしたが、
やってみると通常業務にも役立つ優れたメソッドだなと感じます。
悶々と頭の中だけで考えるのではなく、こうして「妄想を文章というカタチにする」だけでも随分とクリアになったり制作意欲が湧いてきたり、逆にいまの自分の知識レベルや知見、想像力も知れたりもします。
みなさんも機会があれば、
ぜひ一度SFプロトタイピングをお試しください!
次回は【Uh-huh⤴】開発プロセス〜実装編〜
を記事にできればと思います!
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