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音楽とわたし

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音楽エッセイ(的な何か)。 ひと組のアーティストを取り上げ、そのアーティスト自身や楽曲について、わたしの音楽体験と合わせてご紹介しています。
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#いまから推しのアーティスト語らせて

たりないふたりの大逆転劇から学んだ、ヒップホップと挑戦する生き様

たりないふたりの大逆転劇から学んだ、ヒップホップと挑戦する生き様

「ヒップホップ」もしくは「ラップ」という音楽ジャンルに、みなさんはどういうイメージをお持ちでしょうか。

やってる人がチャラそう? いかつくて怖い? みんなクスリやってそう?
もしくは、立派な大学を出た頭の良い人しかできないもの?

わたしもそう思っていました。
周りの友達よりもいろいろなジャンルの音楽を聴いてきた自信があったし、ちょっと前から「アメリカのビルボードチャートは、今ほとんどラップミュ

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Mr.Childrenが紡ぐ5分間の物語に、不登校時代をそっと支えてもらっていた話

Mr.Childrenが紡ぐ5分間の物語に、不登校時代をそっと支えてもらっていた話

「歌は3分間のドラマ」と、どこかで聞いたことがあります。
聞いたのは小学校低学年の頃。2000年代にテレビを賑わせていたJ-POPというと、1曲5分程度の長さがほとんどです。当時のわたしは「いや、3分って1曲分でも足りなくない?」と疑問に感じ、それがずっと頭の片隅に引っかかっていました。

わたしの両親は、わたしに自分たちが聴く音楽を聴かせる人たちではなかったので、幼い頃に聴いたポップスといえばテ

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12年ぶりに再会したmihimaru GTは、出会ったときとはまた違う魅力にあふれていた

12年ぶりに再会したmihimaru GTは、出会ったときとはまた違う魅力にあふれていた

いま、わたしの手元には約400枚のCDがあります。
世間一般の24歳がどれくらいCDを持っているものなのかはよくわかりませんが、この話をすると大体珍しがられるので「結構多い方なんやな〜」と思っています。

国内のロック、ポップスがほとんどで、次にアニメ、洋楽ロック、映画のサウンドトラックが少し。
大きなCDラックを置くスペースがないため仕方なく箱に詰めて保管しており、管理のためにNumbersでリ

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人生の半分以上好きなバンドのライブに、わたしは一生行くことができない

人生の半分以上好きなバンドのライブに、わたしは一生行くことができない

一生好き、と自信を持って言えるアーティストはいますか。

わたしにもいます。

では、そのアーティストの新譜の発表を待ちどおしく思ったり、ライブや生配信を何ヶ月も前から楽しみに待って、観たりした経験はありますか。

わたしにはありません。

わたしが一生好きと言えるバンド・THEE MICHELLE GUN ELEPHANTは、わたしが彼らを知った5年前に解散していたからです。

さらにそこから1

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