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アガサ・クリスティー

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#推理小説

【読書】アガサ・クリスティー⑤

【読書】アガサ・クリスティー⑤

アガサ・クリスティーの作品を紹介するシリーズ、第5弾です。今回も5冊紹介していきます。

今年に入ってからは初めてですね。アガサ・クリスティーはまだまだ読んだことのない作品があるので、地道に読み進められたらと思います。

これまでの本シリーズの記事はこちらから↓

21.クリスマス・プディングの冒険

「クリスマス読書」として既にnoteでも紹介している一冊です。上のリンクから記事をお読みいただけ

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【読書】アガサ・クリスティー④

【読書】アガサ・クリスティー④

アガサ・クリスティーの作品を紹介するシリーズ、第4弾です。今回も5冊紹介していきます。

これまでの本シリーズの記事はこちらから↓

16.ナイルに死す

とても贅沢な作品で、読むと大きな満足感を得られます。エジプトが舞台という広大さ、物語の柱となる事件の大胆さ、船に乗る人々の多様性。

「有名な恋物語はほとんどが悲劇」とポアロが語る最後も印象的です。海外旅行、恋愛、ミステリーのすべてを味わいたい

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【読書】アガサ・クリスティー③

【読書】アガサ・クリスティー③

アガサ・クリスティー第3弾。今回も5冊紹介していきたい。

これまでのアガサ・クリスティー関連記事はこちらから↓

11.検察側の証人

クリスティー以外でもあまり戯曲を読んだことがなく、初めは少し形式に慣れないなと感じたが、すぐに物語に夢中になった。

会話のみで進むので、速いテンポ感が心地良い。終わり方が衝撃的で、最後の「-幕-」と書かれたページを見つめながら、舞台の幕が閉じた後に感じるであろ

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【読書】アガサ・クリスティー②

【読書】アガサ・クリスティー②

アガサ・クリスティーを少しずつ読み進め、5冊ずつ感想を紹介していくシリーズ、第2回目。

第1回目はこちらから↓

6.ABC殺人事件

シンプルで古典的な連続殺人事件である。アンドーヴァーでアッシャー夫人が、ベクスヒルでベティ・バーナードが、というように、頭文字がAの町でAから始まる人物が、次に頭文字がBの町でBから始まる人物が、順に殺害される。

このような連続殺人事件の場合、
・愉快犯
・被

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【読書】アガサ・クリスティー①

【読書】アガサ・クリスティー①

今年の2月下旬〜3月上旬にかけて、アガサ・クリスティーの作品(kindle)が半額セールになっており、既読のものも未読のものもこの機会にたくさん読みたいと、色々購入した。

購入に当たっては、『アガサ・クリスティー完全攻略』(霜月 蒼 著)も参考に作品を選んだ。

少しずつ読み進めているので、5冊ずつ紹介していきたい。

0.クリスティー作品との出会い
私のクリスティー作品との出会いは、母の本棚だ

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