とある教授の動物的な誤解 上
昔、大学でマスコミに関する授業を取った際、教授のある発言が心に引っかかった。
その回のテーマは性的少数者に関する報道についてだったのだが、そこで教授は以下のような内容の発言をした。「性的少数者の存在を認めず、人間の性別を男と女の2つだけだと捉えることは、人間を動物的に捉えることであり、性的少数者に、動物的に生きることを強制するものである。」
「人間を動物的に捉えることはけしからん」という趣旨の発言である。これは、一見問題のないように思えるかもしれない。実際、他の学生たちは