教師とICT活用〜Googleフォームの活用編〜
初めましての皆様こんにちは。私ジョージと申します。
私はTwitter・Instagram・ブログ・Kindle本で情報発信を行なっている高校教師です。
今日は私が行っているICT活用の紹介をしたいと思います!
今日のテーマはズバリ『Googleフォーム』です!
それではやっていきましょう!
Googleフォームをフル活用
私の仕事を大きく変革させたツールがGoogleフォームです。
改めてですが、このツール本当に便利すぎます!
私がどんな場面でGoogleフォームを活用しているか、簡単にご紹介いたします。
小テストをGoogleフォームで実施する
私は毎授業、必ず小テストを行うようにしています。
それくらい学習において小テストは重要だと思っているのです。
その理由は以下の2点
①『こまめに確認をする習慣』を身につけさせるため
②単元の理解度を『数値』で確認することができるため
それぞれ詳しくみていきましょう!
①こまめに確認をする習慣を身につかせる
私は暗記のコツはこまめに記憶を確認することだと思っています。
要はどれだけ覚えたことを確認をしたか、その『回数』が記憶の定着に大きく影響をしていると思っています。
※詳しくは個人ブログ↓に投稿してあるのでご確認ください!
そこで私が取り入れたのがGoogleフォームを用いた小テストでした。
小テストをすれば必然的に覚えたものと覚えていないものが明確に分かれます。
そしてそれを繰り返し繰り返し行うことで記憶が定着していくんですよね。
しかもGoogleフォームであれば電子データなので、配信した後、生徒は好きな時に何度でもトライすることができます。
一回Googleフォームでテストを作ってしまえば、生徒の学びの機会は無限大に広がるんですよ!これって画期的じゃないですか?!
これに気づいてからというもの、私は小テストを全てGoogleフォームで作成し、実施するようになりました。
※やりやすい教科・やりづらい教科があるとは思います。
②単元の理解度を『数値』で確認することができる
授業中によく「わからないことがあれば質問してください!」と言っていた私でしたが、よくよく考えてみたら、わからないことがわからない人がほとんどだとふと気づいてしまったんですね。
それからというもの、どうしたら生徒の分からないところが分かるようになるかを考えてみました。
私が至った結論は『数値化すること』でした。
要は小テストを行なって10点満点中10点取れたらその分野は完璧で、4点しか取れなかったら4点分の理解度だったということです。
※点数の話になったので少し補足。Googleフォームは事前に問題と一緒に解答も入力しておけば、自動で丸付けをし、点数を出すところまでやってくれるんです。
Googleフォームによって小テストをするようになってから、生徒の振り返り(後述しますが、振り返りシートもGoogleフォームを用いて実施しています)内容も何ができて何ができないかを具体的に書いてくれるようになりました。
Googleフォームを活用して小テストを実施すれば生徒は『いつでも何度でも小テストに取り組むことができ、点数を記録することで自身の習熟度を客観的に理解・分析することができる』ようになるんです!
そして生徒だけでなく、先生も『生徒がどれだけこの単元を理解しているのか』や『どの問題をどういう風に間違えやすいのか』など生徒の傾向を分析する材料を手にすることができます。
※ここでも補足。Googleフォームは採点だけでなく、入力された内容を自動的に集約してくれる機能まで搭載しています。例えば、この番号を回答した生徒がどの程度いたかなどが一覧でスッと見れるようになるのが素晴らしいところですね!
この材料は、生徒の学力を伸ばすためのヒントになると思っています。
生徒にとっても先生にとってもメリットの多い、Googleフォームde小テスト!
こんな素晴らしいツール、使いこなさなきゃ損です!
ぜひ活用してください!
授業の振り返りをGoogleフォームで実施する
お次の活用場面は授業振り返りです。
皆さんは授業の振り返りをさせていますか?
実は私、去年まで授業の振り返りをさせていなかったんです。
その理由が紙で配って集めてという作業がめんどくさかったから。
そんなこと言うなと思う方もたくさんいると思うのですが、本心なのでぶっちゃけてみました笑
授業の振り返りはさせた方がいいのはわかっていたのですが、なかなか重い腰を上げることができずにいました。
そこで私は紙を配らず、集めることもしないGoogleフォームによる振り返りを実施することにしたのです。
私が体感しているGoogleフォームによる振り返りのメリットは以下の2つです。
①回収の手間が省ける
②『いつ』『どこでも』生徒の振り返りを確認することができる
①は言わずもがなですよね。
めんどくさがりやな私でもこのやり方で1年間継続して振り返りを実施することができました。
②に関しては、電子データならではのメリットですよね。
紙ベースであれば、手元に紙がなければ生徒の振り返り内容を確認することができません。
しかし、データであれば、手元に携帯さえあれば、いつでもどこでも手軽に生徒の振り返り内容を確認することができます。
参考までに私が設定している授業用振り返りシートの項目を掲載しておきます。
最初に振り返りをした日にちを入れる理由はスプレッドシートに振り返り内容を落とし込んだ時に、後から確認しやすくするためです。
※私は同じシートを毎回の授業で使い回すので、1ヶ月も経てばかなりの振り返りデータが蓄積していきます。そのため日付があると何月何日の振り返り内容だけ見たいな〜と言うときに役立つんですよね。
私の授業の振り返り内容は『小テストの取り組み(結果)』と『授業へ取り組む姿勢』の大きく2点です。
小テストの項目を入れているのは自身の理解度を客観的に見るようにするため。
取り組む姿勢を項目を入れているのは主体的な学びが実現できているかを確認するためです。
来年度もこの形式をベースに振り返りをしていく予定です!
様々なデータの集約をGoogleフォームで実施する
上にあげた2つは主に授業での活用方法でしたが、Googleフォームの活用は何も授業だけにとどまりません。
私はことあるごとにGoogleフォームを活用し、業務の効率化を測っています。
例えば、学校行事のアンケート。
次の体育祭で実施したい種目はあるかなどはGoogleフォームで回答してもらうようにしています。
他にもGoogleフォームを使って生徒の進路希望調査をとることもあります。
進路希望をGoogleフォームで取れば、大学希望が何%いるのかなど統計を自動で取ってくれるので非常に便利ですね!
スプレッドシートに落とし込めば、一覧表も簡単にできてしまいます。※Googleフォーム→スプレッドシートの一発変換は本当に神機能だと思います。これを思いついた担当者は天才です!
そしてコロナ禍では生徒会役員の選挙もオンラインで実施しました。
その時にGoogleフォームを使ってオンライン投票を実施したのですが、これが本当に便利でした。
今まで選挙後に手作業で集計していたものが自動で数値化できるんですからね。
1時間の作業が作業時間1分に短縮されたんです。
これってめちゃくちゃすごくないですか!!!
今後もGoogleフォームを使って時短仕事術をバンバン生み出していきます!
まとめ
Googleフォームを使えば紙を印刷することも紙を配ることも紙を集めることも紙を保管することもありません。
今まで時間をかけてやってきた仕事があっという間に片付いてしまうのもICT活用の醍醐味です。
どうすればこの仕事は楽にこなすことができるか、便利な活用ができるかを考えながら仕事をしていきたいですね!
〜CMタイム〜
2023年1月に自身初のKindle本『教師という天職』を執筆いたしました!
教員なりたての頃、さまざまなことに悩み、ハードワークを強いられていた私の考え方・働き方がどのように変わっていき今に至るのかをまとめています。
教員にとってもっと楽な生き方・働き方があるんじゃないかと思い、執筆に取り掛かりました。
現在、教員として悩みながら仕事をしている先生や、少しでも教員を目指そうと考えている学生に読んでもらえたらなと思います。
少しでも多くの方の役に立てば幸いです!