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格闘修行道(地下格から現在)

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#格闘技

上京編。地方を出てTRIBE TOKYO MMAに入門した理由。

上京編。地方を出てTRIBE TOKYO MMAに入門した理由。

大学4年の秋。地元札幌にいて格闘技をやっていました。

勝ったり負けたり繰り返してた自分を変えたいな、ただ、居心地の良い地元にいて強くなれるほどの才能は俺にはないな。

そういう経緯から、北海道を出て格闘技をやろう、と思うようになりました。

ただ東京には有名なジムがたくさんあるけど、どのジムに入ることが正解なのか。当時の自分にはわかりませんでした。

なので、色々なジムに出稽古に行かせていただき

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大学プロ志望編。格闘技が大嫌いだった頃の話。

大学プロ志望編。格闘技が大嫌いだった頃の話。

今回は大学プロ志望時代の話について書きます。

地方からプロ選手を目指した若者のいち体験談として書いていこうと思います。

地下格から世界へ!なんて夢物語やんけ
地下格闘技の試合に出ていた19歳の頃に、当時所属していた地下格チームの代表が繋いでくれ、「Kick boxing academy Sapporo」にて練習することが決まりました。そのジムにはプロのキックボクサーが所属しており、まずはそこで

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高校地下格闘技編② 目の前に現れた3人の刺客たち。

高校地下格闘技編② 目の前に現れた3人の刺客たち。

(前編はこちら)

地下格デビューを終え、その後は札幌や沖縄で試合に出場していました。

当時の練習拠点だった区民体育館には、いろんな方々が練習をしに来ていました。カポエラー使い、ボクサー、謎の拳法の使い手、などなど。

そこでの練習では、たまにチームの先輩が地元の喧嘩自慢を連れてきてその人と戦う、みたいなことをやっていました。

今回は、その練習の中でも、記憶に残っている3人の刺客(狂人)たちと

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高校地下格闘技編① 気付いたら地下のクラブで戦ってたときの話。

高校地下格闘技編① 気付いたら地下のクラブで戦ってたときの話。

高校2年生、16歳の冬。

気付いたら僕は、地下のクラブにいました。

そして、「何かあっても責任は負いかねます」の書類にサインをして、試合をしようとしていました。

初めての地下格闘技。

さかのぼること数ヶ月前。

当時、高校の柔道部に所属していたのですが、元々先輩が1人しかいないような部活だったため、悪い意味でオフがちゃんとある状態でした。

(同期4人中、2人は毎日遊戯王のデュエルに忙しく

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沖縄地下格闘技の旅。失った思い出とアゴの骨。②

沖縄地下格闘技の旅。失った思い出とアゴの骨。②

(前回の記事はこちら)

ノーガードで殴り合った結果、フルスイングでアゴを撃ち抜かれていました。なぜかダウンはしなかったのですが、その代わりに口から大量の出血をしていました。

速攻で病院搬送。あれ?アゴがない。(ちょっとだけグロいかもしれないです。)

そのまま病院へ搬送され、緊急で処置をしてもらうことになりました。そして、鏡で初めて自分の状態を見ました。

「、、、歯が抜けてる?」

鏡に写っ

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沖縄地下格闘技の旅。失った思い出とアゴの骨。①

沖縄地下格闘技の旅。失った思い出とアゴの骨。①

さかのぼること2013年夏頃。当時高校3年生の僕は、人生で初めての沖縄に来ていました。

高校3年生。最後の学校祭を1ヶ月前に控えた夏。

沖縄で、僕はアゴの骨を失いました。

沖縄行きの切符を渡されたJR苗穂駅前。沖縄に行く2週間ほど前に、当時お世話になっていた地下格闘技チームの代表から話をいただき、急遽沖縄に行くことが決まりました。「1.2試合すればお金も貰えるし、交通費支給とか条件もよいし、

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初めてのタイ旅行。気づいたらムエタイの試合をしていた話。

初めてのタイ旅行。気づいたらムエタイの試合をしていた話。

カナダに行った約半年後、僕はタイにいました。

そして、気付いたときにはタイ人と戦ってました。

名目上の「修行」、のつもりだった。大学3年生(21歳)の4月。当時練習でお世話になっていたウィラサクレック札幌ジムの会長の木戸さんに、タイに旅しに行かないかとお誘いいただきました。試合が終わったタイミングということもあったので、是非ご同行させてくださいとお願いをして、タイ行きが決まりました。タイ人トレ

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