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18.第10夜② キレイごとでは伝わらない! Girls & Boys(GB)がスマホで人生を壊さぬ為の楽しいトリセツ フェイクとリアルとグレー

🥺ゲームチェンジ(世の中と自分)を目指して書籍化希望です。
☆当作品の評価はスマホを持つ子供が自分を守る知恵を身につける事です。
「漫画化されて子供が読むイメージ」で感じてください

【どうしたい】
「やってはいけない」から「自分で自分を守る知恵」への移行
【伝えたい】
①人生に関わるスマホの危険の本質を感じとる
②危険の既視感を作って地雷を避ける感覚を身につける
③地雷を踏んでも自分を見失わずに修正出来る感覚を身につける
【目標】
飽きずに最後まで楽しく読んでもらう⇒エンターティメント
知らず知らずの内に頭の中に残る組立て⇒指導でなく納得力重視
【その為に】
明るく・鋭く・なるほどー・馬鹿らしく・率直に・いいノリで・
⇒シンプルに独自の解決策を示す

(当文章は書籍化による漫画やイラストをつける想定のシナリオ仕立です)
◎主要登場人物
☆ヒロッチ(中二) 主人公 身長155㎝ 元気者 ショートヘア
☆ハピー スマホ学園のスマホティーチャー 異世界からの召喚能力をもつ 
     チアダンスが好き。未来看護師的制服とゴーグル着用
☆マッサラン ハピーの先輩スマホティーチャー 普段はスーツ姿 長髪
       よくハピーの厄介事を押し付けられる 
☆校長 ハピー・マッサの上司。二人からよく厄介事を押し付けられる。
☆カピバラ君 親の立場から説明してくれる謎のキャラ
●あらすじ
スマホを買ってもらったばかりのヒロッチが偶然が重なって自分の夢の中の次元断層に「ズレたパラレルワールド」のスマホ教師であるハピーを召喚してしまった。ハピーを元の世界に戻すには「スマ地雷最短エスケープ講座」のコンプリートが必要だ。さぁハピーの特殊能力で現れたとんでもない奴等の大騒ぎが始まった!

◎ハピー
「今回はカピバラ君を中心に前回のテーマについて講義形式の内容が続きます。ストーリーにはあまり影響がありませんので『難しいかな?』と思ったらワープゾーンからワープして飛ばしてください。勿論、自信の内容なので数年後に戻って来て覗いてくださいね」

◎天の声「ワープ シマスカ? コノママススミマスカ?」

◎ヒロッチ
「理解出来ないかもしれないけどこのまま進みます !」

◎天の声「ワープする人は次の『ワープアウト』までジャンプして下さい」

【情報の感度を高めよう】嘘の構図
◎カピバラ男
「太平洋戦争時の『大本営発表』って言葉を知っていますか ?」
◎ヒロッチ
「教えてくださ―い」
◎カピバラ男
「太平洋戦争中、日本の大本営(要は日本の軍部の最高機関)が『今日は敵軍艦を3隻沈めた』『今度は5隻沈めて大勝利』とか国民に発表するんだ。しかし戦争が終わってみると大本営発表では太平洋戦争中に敵の空母は84隻、戦艦は43隻が撃沈されているのが、実際は空母は11隻、戦艦は4隻しか沈んでいなかったんだ」
◎ヒロッチ
「数を間違えるにも程があるよね」
◎カピバラ男
「それは負け続けていても『勝った勝った』と嘘の発表を続けて、戦争を続けてたくさんの国民や兵士を死なせてしまったという事なんです。つまり国(公式機関)や有力者が自分達にとって都合がいい嘘の発表をするって意味なんだ」
◎ヒロッチ
「ひどい話。つまり国も嘘をつくの ! 」
◎カピバラ男
「誤解してはいけないのは『国』が嘘をつくんじゃないんだ。国という機関が何かを考えたり発表する訳ではありません。嘘を考えるのも嘘の発表をさせるのもあくまでも人間なんだ。
勿論、人それぞれの見方の違いはあるけどカピバラとしては『軍部の嘘』って結局は『軍上層部が自分達を守る為に嘘をついている』にすぎないんです。彼等(独裁者含む)は戦争に勝たないと地位や権力を失ったり、戦犯として処刑されるかもしれないので、負けを認めるぐらいなら、徹底的に国民を誤魔化したり嘘をついて徹底的に戦争を続けようとするんだ。国の名をかたって」
◎ヒロッチ
「でも負けを認めて降伏して国が滅びちゃったら元も子もないでしょ ! 」
◎カピバラ君
「それと国民を騙して戦争を継続するのは別の話だよ。それに嘘をつく人は国民に『お国の為に戦地に向かえー』って叫んで自分は行かない人と相場は決まっている」
◎ヒロッチ
「少し難しい。。つまり私達はどうしたらいいの ?」
◎カピバラ君
「『嘘の発表』が増えた社会は同時に『自由に発言出来なくなる社会』に向かっていきます。戦前の日本もそうだし、現代でもネットの内容が監視されたりする国もあるよね」
◎ヒロッチ
「でもその前に『嘘の発表』が増える世の中の条件ってあるの ? 」
◎カピバラ君
①皆が嘘の発表を『気付けなくなった時』
熱狂したり盲信して、疑ったり考えることを止めてしまうことかな。「彼を信じれば大丈夫」というのは考える事を止めて依存する事に近くなります。
逆に言うと独裁者は自分に依存させる事に長けているとも言えます。
②『気付こうとしなくなった時』
怪しいと感じてもスルーする人が増えれば、それは棄権票みたいなもので嘘を発信しやすくなります。さらに嘘だと感じても自分の都合・好み・損得によって支持する人が増えれば、それは嘘ではなくなってくるんです。
③『忖度が強くなった社会』
『忖度が強くなった世の中』は『無言の圧力がかかる世の中』→『言いたい事を言えなくなる社会』→『嘘を嘘と言えない社会』につながる危険があります。世界ではそんな国がたくさんあるかもね。だからGBのみんなは世の中が変な方向に操作されない様に様々な嘘、ごまかしを見抜く感度を持たなくちゃいけないんだ」
◎ヒロッチ
「私達の感度が低いと他におきる問題とかありますか ?」
◎カピバラ君
「身近ではこんな事が起きるかもしれません」
・犯罪者に利用されてお金を騙し取られたり、気付いたら犯罪者にさせられています。
・金儲けに利用されて、気付いたら大きな借金を背負ったり無駄なものを買わされます。
・学校に行かずにゲームをやり続けたらどうなりますか?大麻をクールだと信じ込まされて捕まったらどうなりますか?
・「みんなやってるよ」と何でもその気にさせられます。。。。

GBは将来の為に『善悪や常識のバランス』の経験値を高める大切な時期なのに、経験を積む前にネットによる情報の濁流(金儲け、大人の罠、偏った情報、犯罪勧誘)に飲み込まれて、気付くととんでもない場所に流されている危険があります。だから私、言いきります。キツい言い方で申し訳ありませんが「ネットでナイーブな人間は利用されて殺される ! 」です

【物事の見え方について①】
◎カピバラ君
「新聞を一紙だけとっている家庭の人が多いと思います。ところで新聞社によって書かれている意見が違う事を知っていますか ?例えば『日本でもウィルスによって多くの人の命が失われた』に対して
読買新聞の記事
【しかし日本は死亡者が欧米に比べてはるかに少なく政府は頑張っている】
夕日新聞の記事 
【欧米に比べて日本はワクチンの接種が遅かったからだ。政府は怠慢だ!】
Ⓐ読買新聞もⒷ夕日新聞も間違っていないかもしれません。
ただ【読買新聞しか読まない】【夕日新聞しか読まない】の違いによって片一方の見方に染まる可能性があります。
書くのは人間だし報道側の方針もあるから必ず偏りがでるんです。
特に政治に対するスタンスは各紙を読み比べると明らかに違う視点(例えば反政府、政府寄り等)で書いてある記事もあります。私も子供の時は新聞に書いてある事が全て正しいと思っていましたが、大人になって気付いたのは新聞記事でさえ、新聞社によって様々な視点によって書かれているという事でした。更にネット内では仕掛けがあるので尚更、注意が必要です。
◎ヒロッチ
「仕掛け?」

【物事の見え方について②】
◎カピバラ君
「『
フィルターバブル』とは検索時やSNSで過去の履歴から個々の利用者向けに最適化された情報が表示される事です。簡単に言えば普段、見ている情報の傾向が優先的に表示されるって事です」
◎ヒロッチ
「それ便利ぃ~」
◎カピバラ君
「逆に言うと自分の好みでない情報が届きにくくなっちゃう。そして表示される情報が全てだと思ってしまいかねない」
◎ヒロッチ
「どーいう事 ?」
◎カピバラ君
「ちなみに僕はプロ野球の神阪タイマーズのファンなんですがネットの野球記事はタイラーズばかり出てくる。だから世の中の人は皆、タイラーズファンばかりと思っていたんだけど当然、そんな事はありませんでした」
◎ヒロッチ
「それ、うけるぅ~」
◎カピバラ君
「趣味の世界なら『うけるぅ~』でいいんです。問題は政治・陰謀・宗教・お金等が絡むと厄介なんです」

①知らず知らずに自分好みの情報に囲まれる→違った意見が入りにくくなる
②自分の意見が世界の中心だと感じる→「皆、そう思っているんだ」と勘違いする
③同じ意見の人達で仲間意識が高まり集団化→仲間意識にのまれて他の意見を拒絶。
更に面倒な事を言うと『承認欲求』も絡んでくるんだ。
・似た意見の集団の中でお互いに『承認欲求』を満たしあえる。
・この陰謀は『自分達だけが気付いている』という優越感で満たされる。
・仲間内で『自分の居場所』を得た気持ちになる。だから他の意見の人とは折り合おうとしない『島』が出来てしまうんだ」

◎ヒロッチ
「つまり世の中が割れちゃうんだ。学校だったら皆で話し合う場面だけど」
◎カピバラ君
「そしてデェーマやライアのように集団を自分の為に誘導したり暴徒化させる人も出てくる。怪しい宗教に入信して搾取され続けたり、陰謀説に踊らされて誰かを攻撃したり、議事堂を襲撃するような行動に誘導されるんだ」
◎ヒロッチ
「(涙)どーしたらいいのぉ~」
◎カピバラ君
「結局、踊らされる人達って信じ込まされた人達なんです。そして信じ込むという事は考えたり自分を疑う事を放棄しちゃってる状態なんだ」(『依存』してるとも言えます。。)
「そうなると社会は『独裁者への権力集中』『表現や発言の自由の制限』『思想教育による洗脳』『密告が幅をきかせる社会』『戦争』につながっていきます。だから皆は社会が不自由にならない様に考える事や自分の意見の発信を止めてはいけないんだ。『どうせ何も変わらないや』って思っちゃあいけないんだ。皆には「ネット」という武器があるんだから」
◎ヒロッチ
「難しいけど少し元気出てきたよ」

【ネットの力学】
◎ヒロッチ
「ネットでたくさんの人が同じ意見で盛り上がっているなら多数派の意見だからそんなに間違ってないの ?」
◎カピバラ君
「ネット内で盛り上がっているから正しいとは限りません。
最初からネット内に多数派なんてないと思った方がいいと思います。
①君達が同じ価値観や嗜好を持つ人ばかりが集まった『島』に降り立ったと考えた方がいいかもしれません。
②もう一つはネットでは少数派(極端な意見)が目立つために声を大にして主張する傾向が強いです。多数派は無理矢理には叫びません。
炎上でも発生するパターンですが実は騒いでいるのはほんの一部の人だけかもしれません。

【踊らされる人】

◎カピバラ君
「フォロワーの数だってお金で買えるご時世です。専門業者もあるしヤフオクやメルカリ等でも販売されています。
Twitter・instagram・tiktok・Facebookのフォロワー1000人分とか10,000人分とかで売られています。
Youtube・Tiktokの『再生回数』も売られています。
Youtube・Tiktok・Twitter・instagramの『いいね』も売られています」
◎ヒロッチ
「『いいね』も『再生回数』も信じるなって事 ?」
◎カピバラ君
「つまり『フォロワーが多い』『いいねが多い』と言っても無条件に信頼出来ない可能性があるって事です。口コミが変な文章だったり、違和感を感じ取れれば話半分にしときましょう。『うそくさっ !』って」
◎ヒロッチ
「参考にはするけど最後は自分の感性が大事なのかな 」

【正しいとお気に入り】

◎ヒロッチ
「『何で皆、こんなに本当でなさそうな事にいいねをするの ?』なんて事があるんですけど・・・・」
◎カピバラ君
「『いいね』の判断基準が『正確か不正確か?』よりも『気に入るか気に入らないか?』の人が多いからではないでしょうか ?」

【大嘘も事実に?】

◎カピバラ君
「AIがフェイクを作る時代になってくる。いや、もうなっています。
既に世界ではAIを使ったフェイク画像/映像を戦争や事件の操作の為に使っている思われる件が増えています。
①戦争時、『嘘や誇張された情報』によって相手国を憎ませて、戦う事が当然と思わせる。
②嘘の情報を使って敵国内を分裂させたり政府への信用を破壊させたりする事は起きています(ex AI技術を使って指導者が特権階級を守って一般人を切り捨てる映像等)。いろんな勢力が映像、発言のフェイク映像を作成してくる可能性が高いので「皆がネットで言ってるから正しい」「テレビで報道していたから正しい」なんて簡単に信じちゃあいけない時代になっています。信じられないような大嘘だって事実になり得る時代です。

降伏したので抵抗を止めましょう。

③AIによって作成された偽の画像と音声による詐欺も発生しているそうです。

フェイク電話

ワープアウトっ !


◎ヒロッチ
「私達を惑わせる様々な意見がネットに溢れているのはわかりました。極端な意見の人達。自分の利益の為に利用しようとする人たち。好き嫌いだけで主張する人たち。。。。。私達は何を信じればいいの ?どうすれば間違った方向に進むまなくて済むの?」
◎カピバラ君
「『簡単に見分ける為の近道』はない事を知る事がスタートです。一般的には発信元・発信時期・他メディアとの比較等による事実関係の確認、身近では折り返しての確認等ありますが、フェイクとリアルが重なり合うと非常に難易度が高まります」

①-1正しい判断をするには知識の蓄積が必要です。
普段から世の中に関心を持って新聞やニュースをたくさん読んで、自らの知識の経験値を高めるしかありません。蓄積が増えてくると「なんかこの意見(記事)は変だな」とか「このマスコミは○○を応援したいんだな」「偏った意見ばかりだな」等、違和感に気付けるようになってきます。心構えは「世の中に無知だと利用されて踊らされる」です。『国民は無知な方がいい』なんて思われないようにしないとね。

①-2正しい判断をするには正しい判断力が必要です。
正しい判断力ってリアルな経験でしか身につかないんだ。それは昔も今も変わらない。それは経験を経ないと自分の中での判断基準が作られないからです。経験の伴わない知識だけで判断するのは誰にとっても不安なんです。

①-3結局、判断には「経験の蓄積」と「知識の蓄積」の両輪が不可欠です。
最初から蓄積がある人はいません。だからGBは様々な経験と知識をどん欲に吸収する事が正しい判断力の出発点です。

②その意見で誰が得をするのか考えてみる事が大切です。
政治やお金が絡むと得をする人は声を大にして賛成するし、損をする人は大反対します。理屈で勝てない意見に対しては『感情論(なくなると寂しくないですか~?)』や『伝統(受け継いできたものを変えてはいけませ―ん)』を使って必死になって訴えます。他人事のように距離をおいた感覚で『この発信によって得をする人は誰なんだろうなぁ』ってイメージする事も大切です。見えないものが必ず感じられます。
◎ヒロッチ
「わざと炎上して、結果として知名度を上げた」なんてのもそうよねん。

③世の中の情報発信にはフェイク・デマ・嘘・誘導・適当が混在していると最初から頭の中に準備しておく
◎ヒロッチ
「でも、常に警戒して構えてると疲れちゃうよ」
◎(いきなり登場)マッサ
「うん。大丈夫、大丈夫。最初から『こんな事もあるかもね』レベルで頭の中で寝かしとけばいいんですよー」
◎ヒロッチ
「(クスッ)ガチガチに防御するのではなくユルユルにしとくのね」
◎マッサ
「そうそう。それにガチガチで自信満々の人の方がフェイクに引っ掛かりやすいケースもあります」
◎ヒロッチ
「えぇ-----ん。いろいろあって大変すぎるぅ」
◎カピバラ君
「そこはゆっくりとレベルアップするしかないですね。それに判断力のアップはGBを詐欺や悪い大人から守る力になってくれます。最初は家族の人に『これってどうなってるの?』って聞いたりしてもいいんじゃない?」
◎ヒロッチ
「家庭の人に聞いてみる?パパじゃあウザイからママにしようかな !」
◎カピバラ君
「。。。パパもいいと思うよ。。。」
◎ヒロッチ
「?」

もう一つの謎の砂嵐編③

ザザザ゛ザーーーーーーーヒロッチの夢の中に砂嵐がやってきた。
(SNSのやり取り)

◎みゆき
「すっごい幸せ。ドキドキしちゃう」
(翌朝)
◎みゆママ
「みゆきさんっ、昨日も遅くまでゴソゴソしてだでしょ ! 
SNSで年上の変な男とかとつながってないでしょうね。若い女の子を狙う変な人しかいないって聞いてるわよ。車に乗せられてひどい目にあわされるとか行方不明や殺されちゃうとかあるみたいなんだから ! ! 絶対に知らない変な男とつながったりしたら駄目よ !そんな事してたらスマホを取り上げますから ! 」
◎みゆき
(カチーン)「そんなひどい事言わないでっ !」
(女子高生からスマホを取り上げられたら最悪すぎるよ ! ! !)
「女の子しかつながってないに決まっているでしょ ! ! 」
(私の事に関心なんてないくせに ! ! )
◎みゆママ
「ホントに気をつけなさいねっ ! 」
◎みゆき
「はいは―い、わ―かーりましたぁー」(ドアをパンって強く閉める ! )
◎みゆママ
「みゆきっ !」
ザァァァァァァ~(映像が途切れる)

◎ヒロッチ
(目覚めたヒロッチ)「何?今のは?そう言えばハピーが言ってたなぁ」
(「たまに何かの思念がノイズのように混じる事もあるみたいよ」)
ムニャムニャ













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