瀬尾 映敬

60年代から80年代中心に、今まで聴いてきた洋楽ロックアルバム(アメリカとイギリス)の…

瀬尾 映敬

60年代から80年代中心に、今まで聴いてきた洋楽ロックアルバム(アメリカとイギリス)の中で自己評価が高いアルバムを紹介します。曲ごとはもちろんですがアルバム全体を通しての評価を個人的視点で評論します。

最近の記事

何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ⑫

アーティスト:U2 名盤:ヨシュア・トゥリー 1987年リリースのU2の5thアルバムTHE JOSHUA TREE(ヨシュア・トゥリー)は前作と同じくブライアン・イーノにプロデュースされ、アルバムは世界中で大ヒットを記録しました。 ビルボード誌アルバムチャートでの9週連続No.1、アメリカでの売り上げだけで1000万枚を超えています。 また、他の多くの国々でもNo.1を獲得し、全世界で2500万枚売れた、モンスターアルバムです。 アルバムのタイトルともなっているヨシ

    • 何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ⑪

      アーティスト:ティアーズ・フォー・フィアーズ 名盤:ソングス フロム ザ ビッグ チェア 「Songs from the Big Chair」は、ティアーズ・フォー・フィアーズが1985年に発表したセカンド・アルバムです。 当時流行したエレポップと呼ばれる音楽性の範疇にありながら、歌詞の繊細さとよくマッチしたサウンド・メイクが特徴となって大ヒットしました。 1984年の12月にリリースされたシングル「シャウト」はMTVにおけるビデオ・クリップの頻繁なオンエアも手伝い、全

      • 何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ⑩

        アーティスト:エルビス・コステロ&ジ・アトラクションズ 名盤:パンチ ザ クロック 1983年に発表されたエルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズのアルバム。全英1位、全米24位を記録しました。 TKOホーンズをホーンセクションに迎えた全体的に派手なサウンドが特徴ですが、当時コステロ自身は、表面的で深みがなく また80年代的なサウンドであるという理由で、本アルバムには批判的な見解を述べていました。 このアルバムからは「 Pills and Soap」、「 Eve

        • 何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ⑨

          アーティスト:プリンス 名盤:サイン オブ ザ タイムス 1987年発表の名盤です。レコードでは2枚組です。 プリンスはアメリカのミュージシャン、マルチ・インストゥルメンタリスト、シンガーソングライター、作曲家、音楽プロデューサー、俳優、映画監督です。 ファンク、ブルース、ゴスペル、ハード・ロック、サイケデリック・ロック、ダンス・ミュージック、ソウル、ジャズ、ポップ、ロックなどの音楽性を持ち、ミネアポリス・サウンドの中心的存在でした。 これまでに12作品のプラチナアル

        何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ⑫

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ⑧

          アーティスト:エリック・クラプトン 名盤:アンプラグド アンプラグドは、1992年に発表されたエリック・クラプトンのライヴ・アルバムです。 MTVアンプラグドで放送された、アコースティック・ギター中心のパフォーマンスを収録しアルバムは全米1位の大ヒットとなります。 グラミー賞ではアルバムがアルバム・オブ・ザ・イヤー及び最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞したのに加えて、 本作に収録された「いとしのレイラ」が最優秀ロック・ソング賞を受賞しました。 また、

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ⑧

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ⑦

          アーティスト:ビリー・ジョエル 名盤:ザ・ブリッジ ザ・ブリッジ(The Bridge)は、ビリー・ジョエルが1986年に発表したアルバムです。 『ビリー・ザ・ベスト』で一区切り付けたビリーがまた新たなる頂点へ向かって歩み始めた1枚です。 相変わらずの楽曲の素晴らしさとともに、大いに話題を呼んだのが豪華ゲスト陣。なんといってもビリーの永年の夢がかなった、 故レイ・チャールズとの競演曲を始め、シンディ・ローパーとの競作&デュエット、スティーヴ・ウィンウッドのハモンド・オ

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ⑦

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ⑥

          アーティスト:ザ・スミス 名盤:ザ・クイーン・イズ・デッド ザ・クイーン・イズ・デッド(The Queen Is Dead)は、イギリスのロックバンド、ザ・スミスの3枚目のアルバムでUKチャートで最高2位まであがりました。 ザ・スミスは1982年、マンチェスターで結成され インディーズ・レーベルの「ラフ・トレード」に所属し、4枚のスタジオ・アルバムを制作した後1987年9月に解散しました。 実質的な活動期間は5年程度と短く、国外ではさほどヒットしなかったものの、イギリ

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ⑥

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ⑤

          アーティスト:TOTO 名盤:TOTO Ⅳ 1982年度グラミー賞で6部門受賞という快挙を成し遂げたTOTO(トト)の大ヒット作。 スタジオ・ミュージシャンとしても米ロックシーンを牽引したメンバー達のパワフルな演奏が圧巻です。 TOTOは、アメリカ出身のロックバンドで1976年に結成しています。 ロサンゼルスでスタジオ・ミュージシャンをしていたデヴィッド・ペイチとジェフ・ポーカロを中心に活動を開始しました。 衝撃のデビューアルバムから全米チャート上位にランクインする

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ⑤

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ④

          アーティスト:ロキシーミュージック 名盤:アヴァロン イギリスのグループ、ロキシー・ミュージックの1982年の名盤です。 1971年にロンドンで結成されたロキシー・ミュージックは、ヴォーカリストであり、ソングライターでもある ブライアン・フェリーを中心としたグループで、彼の個性そのものがこのグループであると言いきってもいいほどです。 そんな彼を慕ってか、偉大なミュージシャンが多く在籍したことも、このグループの特徴となっています。 今では環境音楽の大家で、独特の音像を

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ④

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ③

          アーティスト:ニューオーダー 名盤:テクニーク 3回目はイギリス勢から紹介します。 5作目にあたる『テクニーク』(1989年)は当時新しいクラブ・サウンドが芽生えていたイビサ島でレコーディングが行なわれ、 流行を先取りした同作はアメリカおよびイギリスなどでゴールドディスクに認定され、名実ともに彼らの黄金期を代表するアルバムとなります。 本作で初めて全英アルバムチャートの首位を獲得し、アルバムは“ロックとダンスの融合”という表現があてはまります。 クラブシーン

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ③

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ②

          アーティスト:ドナルド・フェイゲン 名盤:ナイトフライ スティーリー・ダンのメンバー、ドナルド・フェイゲンが1982年にリリースした初のソロ・アルバムです。 まず、スティーリー・ダン( Steely Dan)について触れておきます。ニューヨーク出身のロックバンドで、主にドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーによるデュオ体制で活動してきましたが2017年にベッカーが死去し、 以降はフェイゲンのソロユニットとして継続しています。 各アルバムでは著名なスタジオ・ミュージシャン

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介 ②

          何度も聴きたいロック名盤をご紹介①

          アーティスト:イーグルス 名盤:ホテルカリフォルニア 1回目はホテルカリフォルニアを取り上げます。 イーグルスの5作目のアルバム。1976年にリリースされ同年度のグラミー賞最優秀レコード賞受賞作品。 ビルボード誌のアルバム・チャートにおいて8週連続全米第1位、全英においても第2位を獲得し、1976年グラミー賞最優秀レコード賞を受彰。 シングル・カットされた「ニュー・キッド・イン・タウン」、 「ホテル・カリフォルニア」も全米ビルボードチャートで第1位を獲得しています。

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