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全生命の共有財産

今、各国はさまざまな資源を確保するため、世界中で熾烈な競争を繰り広げています。

単なる経済競争としてではなく、安全保障上の手段として、貴重な資源の獲得競争に明け暮れています。

その争いのなかで、他国の脅威を喧伝し、互いに非難し合う現状は、ますますエスカレートするばかりです。

でも、本当にそれでよいのでしょうか?

レアアースをはじめ、鉱物資源はもともと限りがある資源です。

さらに、石油資源、森林資源、水資源、大気資源など、地球にある全ての資源は、地球という小さな星が出来上がる過程で、気の遠くなるような長い年月を経て蓄積された貴重な資源です。

そろそろ人類は、その限りある資源を、全生命の共有財産として、共同で管理し、分かち合うべき時期にきているのではないでしょうか。

もともとだれのものでもない資源を奪い合うことの愚かさに気付き、これ以上、地球環境を悪化させないために、各国が協調する仕組みを作る必要があると私は思います。

未来のこどもたちのために、全ての生命のために、今こそみんなで知恵を出し合うことが必要ではないでしょうか。

そうしなければ、人類に未来はないのではないかと危惧しています。

これが、お人好しで心配性な一人の人間の、単なる杞憂に過ぎないことを祈ります。

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