楽加生(らくかせい)
がん細胞のクイーンが、がん患者のキングに恋をしてしまい、なんとか彼の命を助けようと奮闘するSFファンタジー小説
西暦2032年 10歳の男の子"未来"の、ある日の1日を通して、地球温暖化が限界点を越えてしまった地球と人類の未来を描写する。
私はこれからの人生を余生ではなく、1日1日を大切にして、これまでの人生に加える「加生」と考えています。 楽加生というペンネームは、今日という1日に感謝しながら、楽しく加生を重ねていきたいとの思いから付けました。 ここでは、プロフィールに代えて、2022年8月から これまで、noteに綴った加生の軌跡を一覧にしています。 真っ先に読んでいただきたい記事はこれです!❤#未来のためにできること ❤エッセイ「現代の危機」 📕【小説】 📕「ある日の"未来"」 西暦2032年、
私はクリスチャンでも仏教徒でもありませんが、世の中の矛盾と悲劇が拡大する今、キリストの愛と仏の慈悲が、あまねく世界を照らすことを祈って、拙い短歌を詠んでみました。 平和への祈りをかけたクリスマス 空しく光るイルミネーション クリスマスソング流れる繁華街 悲鳴飛び交う戦場の街 トナカイが避けて届かぬプレゼント ドローンが落とす爆弾の雨 クリスマス平和の鐘のプレゼント
私もこの呼び掛けに賛同します。 イスラエル・パレスチナでの「市民に対する無差別攻撃の即時中止/人道的支援の増強/恒久的停戦に向けた平和会議の設置」を日本政府として正式に提案を! 一般財団法人PEACE DAY https://peaceday.jp/231102/
どの国も戦争を始めるときは、自衛のためと主張して、暴力を正当化しようとします。 そして、悲劇が繰り返されます。 二度の世界大戦を経験し、恒久平和を誓ったはずの人類は、いったい何を学んだのでしょうか。 そして今また、ウクライナとパレスチナで、同じ主張と悲劇が繰り返されています。 ヒマワリの花の香りを奪い去る 悪魔の鎌の錆びたる呪い 憧れの約束の地に逃れきて ユダヤの民は悪魔と化すか 保育器の赤子の命奪い去り
今日は、再検査の日。病院までは自宅から歩いて15分。近くていいわね。早々と、朝9時には着いたの。 こんなに朝早いのに、一階のロビーは、もう人でいっぱいだわ。ここは地域の拠点病院というだけあって、患者さんが多いのね。それにしても、この多さにはびっくりだわ。 このあいだ、“近年、日本の医療関係予算は膨らみ続けている”というニュースをテレビでやっていたけど、無理もないわね。 なんてことは、わたしにはどうでもいいの。わたしは彼の体のことだけが心配
今朝の空は、一段と神々しく輝いていました。 神々の目覚める朝に手を合わす かの地の平和祈りてやまん ウクライナ、パレスチナの即時停戦を!
今、政府が検討している減税案は、どうやら1年限りのようです。 金額も微々たるものなら、期間もたったの1年。 「お茶を濁す」という言葉がありますが、これではお茶どころか、白湯も濁せませんね。 人を殺すための防衛費は増やしても、人を生かすための減税は増やさない。 どこか間違っていませんか? 1円を比べて歩く梯子買い 牛肉を横目で睨む肉売り場 安売りもビッグプライスミニトマト スカスカの中身を隠す空気詰め 減税も雀の涙物価高 年金も利子も増えねど高楊枝 江戸時代じゃ
また悲劇が起きました。 世界はどれだけの血を流せば、平和な時代を迎えることができるのでしょうか。 今回のハマスとイスラエルの軍事衝突には、どちらにも正義はありません。 どちらも加害者であり、被害者です。 パレスチナ問題は第一次世界大戦の終結以来、長きに渡って紛争の火種となってきました。 更に遡れば、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という、兄弟とも言うべき宗教の間で繰り広げられてきた血なまぐさい歴史が、今また、終わりの見えない絶望的な悲劇を生んでいます。 ただ私は、今日の
翌日は東京に出張するため、彼は昼前にオフィスを出たわ。11月の東京の街は、どんよりとした雲に覆われていた。道往く人々の姿は普段と変わりがないのに、低く垂れこめた雲が、今の彼の気分を反映しているようだわ。まるで、世の中から自分だけが取り残されたような顔をして、足元を見つめながら、とぼとぼと歩いているの。 彼は、昨日のことはできるだけ考えないようにしているみたい。わたしにはよくわかるの。そうしないと、不安がどんどん膨らんでしまうから。 でも、そ
新型コロナウイルスによるパンデミックは、世界中に混乱と恐怖をもたらしましたが、この3年の間に、人類はパンデミックを乗り越え、コロナとともに生きる「ウィズコロナ」の時代へと新たな挑戦を始めています。 一方、がんは依然として人類にとって最大の脅威の病であり続けています。 いまや日本人の二人に一人が罹るというがんは、すでにいやが応にも私たちに ウィズがん(with cancer )の人生を強いているのではないでしょうか。 私はがん体験者の一人としてこれまで、がんとともに生きる
わたしはキャンサー・クイーン。正真正銘のがん細胞なの。名前もちゃんとついているわ。なんたらかんたら大細胞がんって言うのよ。あんまり長いから、全部は覚えられないんだけど。 生まれたのは、キングの肺の中。彼の左の肺の上の方に、3センチくらいの大きさで生まれたの。これ以上大きかったら、大変なことになったらしいわ。彼を診察したお医者さんがそう言っているのを、わたしは彼の肺の中で聞いていたの。彼が無事でいてくれてよかったわ。 彼の名前は、大王 一(だいおう はじ