楽加生(らくかせい)
がん細胞のクイーンが、がん患者のキングに恋をしてしまい、なんとか彼の命を助けようと奮闘するSFファンタジー小説
西暦2032年 10歳の「発達個性」の男の子"未来"の、ある日の1日を通して、地球温暖化が限界点を越えてしまった地球と人類の近未来を描写する。
私はこれからの人生を余生ではなく、1日1日を大切にして、これまでの人生に加える「加生」と考えています。 楽加生というペンネームは、今日という1日に感謝しながら、楽しく加生を重ねていきたいとの思いから付けました。 ここでは、プロフィールに代えて、2022年8月から これまで、noteに綴った加生の軌跡を一覧にしています。 真っ先に読んでいただきたい記事はこれです!❤#未来のためにできること ❤エッセイ「現代の危機」 📕【小説】 📕「ある日の"未来"」 西暦2032年、
今夜は仲秋の名月 今、月を愛でながらビールを楽しんでいますが、こうしている間にもミサイルの恐怖に怯える人々がいることを思うと、折角の名月も曇ってしまいます。 名月や 人の心が あるならば 争いやめて 酒でも飲もう 残念ながら、ロシアやイスラエルには月を愛でる習慣はなさそうです。
物価高大暴落の夢を見る 繰り返す「貧乏人は麦を食え」 天高く誰も住まない夢の塔 虎の子も使い果たしてNISAかな 新米の出番はまだか棚の上 5キロ米今日もまだかと2キロ米 物価高裏金なくて火の車 庶民の台所は火の車。 お偉いさん、選挙より裏金でも回してくれませんか?!
裏金のお茶を濁して総裁選 総裁選候補乱立相殺戦 看板が変わって何が変わるやら 審判と選手が同じ選挙戦 国民はただ観るだけの夏の陣 果たして、未来を託すにふさわしい人物がいるでしょうか。 国民はただ観ているだけでは済まされません。
今日という日が日本人にとって特別な日であると同時に、日本に侵略された国々の人々にとっても歴史的な日であるということを、私たち日本人はけっして忘れてはならないと思います。 先の戦争を反省することなしに、平和を祈ることはできません。 核戦争の危険性さえも取りざたされる今だからこそ、私たちは二度と同じ過ちを繰り返さないために何をしなければならないのか、何をしてはいけないのかを真剣に議論しなければならないでしょう。 隣国の脅威を声高に叫ぶのではなく、どうしたらお互いに理解し合える
猛暑、コロナ禍、低賃金。私たち庶民は今、三重苦に喘いでいます。 連日の猛暑はもはや災害です。 コロナ禍は今もしぶとく、命を危険に晒しています。 物価高はとどまる所を知らず、低賃金の庶民の生活を危機的状況に追い込んでいます。 茹でカエルの例え話は、もはや笑い事ではありません。 地球沸騰化は地球という温かなお風呂を熱湯の海に変えてしまいました。 私たちは熱中症を防ぐために、エネルギーの無駄と電気代を気にしながら、エアコンをつけっぱなしにせざるをえません。 一方、コロナの感染
猛暑日に ソフトクリーム 溶け出して ミルク洪水 舌で塞き止め 夏の旬 高いスイカに 手が出ない キウイ冷やして 見る夏祭り ガンガンに エアコンかけて キンキンに ビール冷やして 飲む熱帯夜 皆さん、猛暑日は無理をせず、休みましょう
私は朝起きると、必ず2つの記録をつけます。 1つ目は、朝の健康データ。 2つ目は、前日の目標達成度。 健康データは、朝の体重、体温、血圧、心拍数を記録します。 目標達成度は、毎日の目標をいくつ達成できたかを星の数で記録します。 例えば、運動は30分、読書は30ページ、執筆は1時間、趣味のバイオリンは1時間を星1つと数えて、3つ星以上ならその日の目標達成とします。 それをただ記録するだけで、体調が良くなり、日々の充実感が増すように感じるから不思議です。 朝のルーチン恐るべ
猛暑日の 熱にうなされ 熱帯夜 うだる暑さに 意識朦朧 暑暑の 息を吸い込み 熱々の エールを送る パリアスリート 死にそうだ! 悲鳴を上げる 人類に 自業自得と 地球が笑う 猛暑日が続きます。 みなさん、くれぐれも、お身体ご自
6回目の入院が始まった。今回は1週間の予定。ドクター・エッグは前回のキングの様子から、副作用の処置は通院で大丈夫だろうと判断したらしい。 今回も病棟は7階だった。キングは荷物の整理を終えてから、ナースステーションにシャワーの予約を入れに行った。 「大王さん、さっそく予約ですね。もう慣れたものですね」 と、看護師さんが声をかけてきた。 「はい。勝手知ったる他人の家ですから」 キングの言葉に看護師さんもうなずいている。キングは手間のかからない、模範患者
キングが初めての抗がん剤治療で入院してから、今日で6日目になる。日曜日の病棟はまるで生徒のいない学校のように、ひっそりと静まり返っている。いつもの看護師さんたちの賑やかな笑い声も、ほとんど聞こえてこない。 心配された副作用も、今のところたいした症状は出ていない。強いて言えば、数日前から続いている便秘くらいかしら。キングは今朝、1時間近くもトイレでねばっていたけれど、成果は出なかった。 そこで彼は看護師さんと相談して、座薬を入れることにした。座薬は
退院から2週間が過ぎた。奥歯を抜いたあと、ぽっかり開いた大きな穴からは1週間以上も出血が続き、その後、完全に痛みが治まるまでには、さらに1週間が必要だった。キングは以前にも奥歯を抜いたことがあるけれど、今回は血栓予防薬のワーファリンの影響なのか、とりわけ出血と痛みがひどかったようね。 結局、抗がん剤治療の前に、血栓治療と抜歯のために2週間も入院するという思いがけない回り道をしたけれど、今度こそ、キングの最後の入院にするために、わたしは最後の覚悟を決めないといけないわね。
退院の翌日、キングは久しぶりに出勤した。 出勤簿には年休と療養休暇のスタンプがずらりと並んでいる。そのわずかな隙間に、出勤した日を示す印が、申し訳なさそうに押してある。 キングは職員一人ひとりに経過を報告して回った。みんなはいつもどおり温かく迎えてくれる。 世間ではがんになると職場にいずらくなって、退職を余儀なくされる人も多いというのに、キングは恵まれているわね。 「また帰ってきました。これで出戻りは何回目かな」 と、キングが頭をかいた。
noteの創作大賞の締切に向けて遅い筆に疲れた頃、ふと見上げた久しぶりの夕焼け空に心が癒されました。 梅雨の間の夕焼け雲の淡い空 心癒されまた筆を取る