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[詩]流れ星

すべては変わってしまう、と気づいた時
僕は冷たい奴になった

大切な人が次の瞬間いなくなっても
夜通し泣いて、泣いて、泣き尽くして
空が明るくなって、僕はまた、すました顔してる 

いつか訪れる終わりが今だっただけ
ぽっかりできた日向にとり残されたマグカップ

コーヒーはすっかり冷めている
冷めた僕が強くて好きだった


きみに
失うことが怖いと気づかされた時
僕の心は暖かさを知った

お揃いのマグカップは買わなかった
あなたが隣にいた証をどこにも、ない

きみの目と僕の目が交わった時
一緒にゆっくりと目を瞑った時
それだけが唯一の証

今日の天気予報は1日雨で
さんざん雨を流した後の空は
綺麗な星をみせるらしい

きみとの明日の約束
いまはただ虚しい

視界はぼやけて綺麗な星もどうせ見えないから
あの時を、暖かい陽射しの中に閉じ込める

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