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同調の弊害と共感の大切さ

noteを毎日書いているせいか、日に日に承認欲求が高まってくる今日この頃。

先日書いたこちらの記事が思ったより読んで頂いている方が多かったので、関連した話を書きたい。


これは私なりの解釈だが、同調と共感は言葉の意味が似ているようで全然違う。

同調とは、相手の考え方や気持ちに合わせる事であり、言い換えれば相手に従う事。
よくネットで見る「同調圧力」という言葉が分かりやすい例だ。例え自分との考えが違っていても、周囲の認識が正しい事だと思い込んでしまうのも同調。決して共感ではない。

これの何が弊害かと言うと、同調した相手は自分の考えや気持ちが正しいという認識が生じてしまう。

これは会社などの組織で起こりやすい。
組織の構造や人間心理として、組織の長の考えに同調出来る人は昇進しやすいし、何より組織から反発を受けないから同調自体は本人にとってはある意味楽なのだ。

そうすると、同調出来る人に囲まれた組織の長は自分が正しいという認識に凝り固まい自分を省みる事無く時として、組織として間違った方向に突き進んでしまう。
そして周りは同調してしまうイエスマンで固められているから、止める人はいない。

自分を省みず、誤った方向に進んでしまう『はだかの王様』と化した組織の長と、内心間違っていると分かりつつ、同調して長の『エコーチェンバー』と化したイエスマン達。 

こんな組織がその後どうなるかは、これ以上語る必要も無いだろう。


一方共感というのは、相手の考え方や気持ちを深く理解する事。そして相手の考え方や気持ちに自分を合わせる訳ではない。

また共感については同調みたいな従うという上下関係から生まれるものではなく、あくまで対等な立場から生まれる自発的な想いである。

心理カウンセラーは相談者との上下関係が無い対等な立場。
だからカウンセラーは同調せずに共感する。自分の気持ちや考え方は一旦外に置いといて、相談者を肯定も否定もせずに、相談者の考えや気持ちを無条件に受け入れて、ただひたすら相談者の心に寄り添う。

そしてカウンセリングを受けた相談者は心の内を打ち明けることにより、より心が楽になった状態で自分自身を今一度省みることが出来るので、心の自己治癒力の向上と共に話した出来事や自分に対する洞察が深まり、今の自分によって新しい視点からの気付きが生まれ、よりその人の人間性が成熟していくのだ。


こんな感じで、まだ心理カウンセラーの資格すら取れていない私の拙い考えですが、今はこの考え方を基本として、心理カウンセラーの仕事に携われるよう頑張ります。



そんな感じでもうすぐ実技試験だけど、娘に風邪うつされてノド痛い。
試験当日ちゃん喋れるかなこれ・・・。

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