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エンジニア採用の鍵は心に響くラブレター 他社と差をつける効果的な「1to1文章作成術」ご紹介します!

こんにちは、ポテンシャライトの峯です!

ベンチャー採用支援に強みを持つ弊社ポテンシャライトは、
これまでに350社さま以上のエンジニア採用に携わらせていただきました。
採用難易度が比較的高いエンジニア採用での母集団形成では、スカウトでの1to1文章のクオリティが命運を決めると言っても過言ではありません。
そんな中で・・・

🤔 企業の魅力もポジションの魅力もしっかりと設計したのに、うまく1to1文章が書けない....
🤔 候補者さまごとにしっかりとカスタマイズして記載しているが、あまり反応をいただけない...どうやって記載すればいいですか?
🤔 どうしても振り向いて欲しい求職者さまがいるのですが、本気でアプローチする時の効果的なカスタマイズ文章がわからない….

というようなご相談をいただくこともあります。
お任せください!これまで、約1500名以上の1to1文章を作成して参りましたが、峯的ベストプラクティス構文を見つけました!

とは言いつつも、以前から弊社メンバーが1to1文章の「準備から記載の仕方」について、ブログで公開しています。

また、アップデート版として、効率的且つ効果的に1to1文章(テンプレートを含む、スカウト文章)を作成する方法についても、以前、私が公開しております!

1to1文章は追求すれば誰もがハイクオリティで書けるようになる、いわゆる「努力が報われる」内容です。ただ、かなり時間がかかります。「そんな時間をかけられないよ!」そんな方が多いと思いますが、とはいえ返信をいただくためにはご自身が納得するクオリティになるまで向き合うことが重要だと思います。

本記事では、上記ブログ内容のさらに追求版/アップデート版として、具体的な構成案と、事例についてお話しできればと思います。

※ 本記事では、あくまでもポテンシャライトが日々採用のご支援をさせていただく中で感じた / 実施した内容を軸に執筆しております。”採用活動における一視点” として参考程度にご覧いただけますと幸いです。
※今回は1to1文章(カスタマイズ文章)に完全フォーカスした内容となっております。いわゆる「魅力設計」や「インサイトマトリックス」は、すでに準備されている前提として説明します。準備編が気になる方は上記ブログをご覧ください。

では、早速はじめましょう!

1. 1to1文章を記載する目的

そもそも、1to1文章が必要となった背景は、皆さまご存知の通り「売り手市場」であることから企業側から求職者さまへアプローチしなければ採用することができない、という事象が多発したことから始まりました。その中で、ダイレクトリクルーティングが当たり前の時代になりましたが、ただスカウトを送るだけでは応募をいただけず、「全く採用が進まない」という採用市場の激化から1to1文章 いわゆるカスタマイズ文章(私はラブレターと表現しています)が誕生しました。

さらに、ただ1to1文章を作成するだけではなかなか返信をいただけない時代に変わりつつあります。

大手企業やネームバリューのある企業であれば、一定数知名度で担保できるかもしれませんが、名もないベンチャー/スタートアップ企業はかなりカスタマイズの要素を増やし、「あなただから必要なんです」という想い、(タイトルにもありますが)求職者さまの心に響くラブレターを届ける気持ちで想いを伝えなければ、返信をいただけずらい時代に突入しております。(泣)

そこで今回は、1to1文章のクオリティを上げるためにも「どのような構成で」「どんな内容で」記載するのかをお伝えできればと思います。

そもそも、1to1文章の目的は、「求職者さまに自社からスカウトした理由を明瞭に伝えるため」と定義していました。
私の持論ですが、今回、1to1文章にもう一つ目的を付け加えたいと思います。

今や、求職者さまは1日に何十通とスカウトをいただいています。その中で他社と差別化するためには、「いかに求職者さまのインサイトに響くカスタマイズした文章でアプローチできるか」ここにかかっています。
※インサイトとは?という方については下記ブログをご覧ください!

2. 1to1文章のベストプラクティス構成

また、以前、和佐田が公開したブログにおいて、1to1文章の構成は『「前半」と「後半」に分かれる』と表現していたと思います。
もちろん、2部構成でも良いのですが、「絶対この候補者さまは面談に繋げたい!!」や「もっとこだわって記載をしたい!」という方向けに、より詳細な構成にアップデートしました。

上記は大まかな構成です。この3つの項目もまた2つずつ分けられると考えています。

一つ一つ解説していきます。

2-1. 求職者さまのご経歴を「褒める」

「褒める」は2つの構成に分かれます。

・プロフィールのどこが良かったのか(なぜ目が留まったのか)
・その理由や深掘り

下記に例文も載せております。
※想定ターゲット:技術向上に対して関心が高いが、経験が豊富なミドル~シニア層のエンジニアの方

「魅力に感じた理由/深掘り」の際に、候補者さまの実績から「●●な方と推測し」や「●●な方とお見受けし」、「●●にお力添えいただけたら心強い」と〆るのがスムーズかと思います。
ただ、ここは正直「どんな人なのか」については会ってみなければわかりません。

ポイントとしては、ただ褒めるだけではなく、その褒めポイントの理由を深ぼることで「自分のプロフィールをよく見てくれている」という印象を与えられるかということです。
また、スカウト文章の序盤の掴みの部分で重要なことは先ほど述べた「いかに自分のプロフィールをよく見てくれているか」そして「自分を必要としてくれている」という文章に繋げることです。その1本の線に繋げることができれば、求職者さまも「話を聞いてみようかな」と思ってもらえる可能性があります。

2-2. 課題訴求

「課題訴求」も2つの構成に分かれます。

・魅力に感じた理由に紐づいた現在の課題訴求
・求職者さまにご依頼したいこと

こちらも下記に例文を記載しております。

ここでのポイントは、2-1で記載した「求職者さまのご経歴を褒める」の「魅力に感じた理由/深掘り」に紐づいた企業側の現状の「課題」を記載することです。
そうすることで、文章全体が1本の線につながり、その求職者さまへスカウトを送付した理由が明確になります。
また、「ご依頼したいこと」についても、その課題訴求に紐づけることで、「だからあなたでなければならない」という気持ちが伝わりやすくなります。

2-3. 希望を叶えられる環境であること

これまでの「求職者さまの褒め」と「課題訴求」だけでは求職者さまは「指名してくれた理由」は理解してもらえるものの、「その企業にコミットする理由」いわゆるメリットがわかりません。
「これだけ依頼しといてメリットないのか…」と思われないように、やはり「希望を叶えられること」の記載は必須です。
こちらも2つの構成に分かれます。

・プロフィールのどの記載を拝見したのか
・自社で叶えられること

こちらも例文を添えております。

今回は、ターゲットが技術力向上に対して関心が高いエンジニアの方と想定したため、「勉強会」や「スキルアップへの取り組み」をキーワードに例文を記載しましたが、ここまで1本の線に繋げることが難しい方がいらっしゃると思います。

例えば、プロフィールの記載が薄すぎて何が希望なのか、何ができるのかがわからない方などについては「何が叶えたいんだ!わからないよ!」と思われることもしばしば。(私もそう思います。笑)

そんな時は、素直に伝えてしまってもいいかもしれません。
そのためのカジュアル面談であり、双方のマッチ度の高さを実際に会って見て確かめる場であるのですから。

<相手の希望がわからない場合の例文>
●●さまのご希望やキャリアプランについて、カジュアルな面談を通じて弊社で叶えられることがないか、ぜひ一度対話させていただくお時間をいただけないでしょうか?カジュアルな面談だからこそ、双方の理解の場として互いに有意義な場となれたらと考えております。

2-4. 番外編

エンジニアを採用する際にエンジニアのタイプを理解すると、よりターゲットに合わせた魅力訴求が可能になります。
詳しくは下記のブログをご覧ください!

とはいえ、プロフィール欄の記載が厚く、エンジニアの志向性を判断しやすい方もいらっしゃるのですが、中にはプロフィール欄の記載が薄く、どんな志向性を持った方なのか読み取りづらいことがあると思います。
そこで、約1500名の1to1を記載していて感じた、『峯的!プロフィールのここを見たらこんな志向性なのでは?!』という参考例をご紹介します!
※データをとっているわけではないので、参考程度に...


👩‍💻技術志向型の可能性が高い方
- 特に最新技術のキャッチアップや最新技術を用いた取り組みの記載が多い
- 言語主催のテックイベントや勉強会の参加実績が豊富な方
- プロフィールにスキルアップの希望
- Qiita/GitHub/ポートフォリオ、その他アウトプットが充実している

👤組織志向型の可能性が高い方
- マネジメント業務の記載が多い
- 開発環境の整備や開発チームに関する記載が多い
- 開発チームでの取り組みや企業内の取り組みについての記載が多い
- 組織に関するイベントに参加されている方

🤖プロダクト志向型の可能性が高い方
- プロダクトを作る上でのユーザー体験を重視されている
- 社会貢献性を重視されている
- 発生した課題に対して施策と成果を厚く記載されている

エンジニアの志向性タイプを見極めて、スカウト文章ではその方が関心を持ってくれそうな内容で「褒める」「課題訴求/依頼内容」「希望を叶える」とアプローチすれば、かなり返信の効果は期待できるかと思います。

3. まとめ

これまでに1to1文章のベストプラクティス構文についてご紹介しました。

「いやいや、そんなに時間かけられないよ!😭」というそこのあなた。共感します。そうなんですよね、1to1文章って時間かかるし、追求すると終わらないし、沼です。

そこで必要なことは「どれだけ仕組み化するか」です。
その仕組み化について下記ブログが記載しているので、ぜひご覧ください。

とはいえ、今回ご紹介した3つの構成と、いかに仕組み化したメッセージングを組み合わせるかで、効率的且つ効果的な1to1文章を作成することができます。
だからこそ、初めの1to1文章の設計部分にはしっかりと向き合う時間を設けることをお勧めします。

4. 最後に

皆さま、いかがでしたでしょうか。

今回1to1文章に関するtipsをご紹介しましたが、それでも「やはり時間が取れない!」という方は、ぜひポテンシャライトにご相談ください!
また、当社の採用実務だけでなく、人事組織系支援等にもご興味がある方はお気軽にお声掛けください!

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