つくし

日本のどこかでDXに取り組む普通の会社員。思ったことや読んだ本について備忘録として書い…

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日本のどこかでDXに取り組む普通の会社員。思ったことや読んだ本について備忘録として書いています。 はてなブログもやってます。 https://tsukushikun.hatenablog.jp/

最近の記事

「相手の考えを考える」について考える

結論、 相手の考えを価値あるレベルに想像することなんてできないから色々な考え方の人を集めた多様性と相手がどんな考えの人なのかをモノを通して把握しようとすることが大事 なぜこんなことを考えたのかと言うと、妻の考え方を理解して想像できるようになることは難しいな、と感じたから。 もちろん考え方の違いを尊重して話し合い、妻の考えに納得しているのでネガティブな悟りではありません。笑 妻は石橋を叩き割るぐらい色々な可能性を想定して準備する人で、私はその真逆のとりあえずやってみようと

    • 読書録:確率思考の戦略論

      データ分析をビジネスで活かそうにもどのような考え方が世の中にあるのか分からないなと思っていたところ、マーケティング戦略を数学的なアプローチで考えることについて解説している本書の存在を知ったので読んでみた。 要点は、ビジネス戦略の成否は「確率」で決まっている。なぜなら、商品を購入する際、消費者はその商品カテゴリーの「エボークト・セット*」の中からプレファレンス(好み≒選ぶ確率)に沿ってランダムにブランドを選んでいるから。では、どうやってプレファレンスを高めるか?これも最も成功

      • オンライン英会話を1年2ヶ月続けた結果

        2023年の2月に部署異動があり、英語を全く話す機会が無い環境から最低月1で英語での会議がある環境になった。 読み書きはある程度できるものの聞いて話すのは話にならないレベルだったため、「このままではアカン!」とオンライン英会話を始めたのが、2022年の11月(この頃に異動が決まっていた)。 最初はDMM英会話を、2023年1月からはビズメイツを使っています。 結果に加えて、両者のメリット・デメリットについても個人的な意見を書いてみます。 得られた成果 まず最初にオンライン

        • 読書録:最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか

          職場の先輩に「企業文化の変革を目指しているのなら読んでみたら?」と勧められた本。 大阪ガスのデータ分析組織「ビジネスアナリシスセンター」が社内から信頼を持って活用され、他社からも参考にされるようになった経緯について書かれていた。 以下、取り入れたい考え ・18年の長い道のり 初めからデータ分析組織として成功したわけではなく、現場から相手にされなかったり、便利屋のような分析案件ばかりのところから、小さな実績の積み重ね、事業部門との継続的なコミュニケーションやありたい姿へ

        「相手の考えを考える」について考える

          読書録:USJを劇的に変えたたった1つの考え方

          先日読んだ「マーケティングは組織改革」の著者である森岡毅さんがUSJのCMOをされていた時に書かれた本。 何か学びたいことがあって読んだというより、盛岡さんが別で出版されている「確率思考の戦略論」の前にこの本を読むことをオススメされていたので手に取った。 本書は、①低いマーケティング力という日本企業の課題、②マーケティング力とそれを高めるための考え方、③マーケター含めキャリアをどう作るのかについて書かれており、②については簡潔にかつ分かりやすく整理されていた。 また日本

          読書録:USJを劇的に変えたたった1つの考え方

          読書録:サイロ・エフェクト

          DXとは単にデジタル技術を使うことではなく、デジタル技術を活用して業務プロセスや業務そのものを変革(Transformation:X)して、生産性や競争力を高める取り組み。 そのためには自分の仕事だけではなく、全体を見て変えるべきところを見つけないといけない。いわゆる「部分最適」ではなく「全体最適」というやつ。 言葉で聞くと「そりゃ、全体最適の方が良いでしょ」となるが、「じゃ、具体的にどこをどうするの?」と聞かれるとウッ、、となるのが正直なところ。 そんな折、とあるセミ

          読書録:サイロ・エフェクト

          読書録:マーケティングとは「組織改革」である

          マーケティングとは顧客のニーズを捉えて、製品やサービスを買ってもらうための活動です。 また、DX推進は専任組織だけでは難しく、実際のビジネスを理解している各組織の主体的な参加が不可欠と言われています。 これらを合わせて、私はDX推進への主体的な参加を引き出す活動は、DXという製品を各組織の従業員という顧客にマーケティングする活動と言えるのではないかと考えていました。 そんな中、USJの再建で有名な森岡毅氏が書いた"マーケティングとは「組織改革」である"という本を書店で見

          読書録:マーケティングとは「組織改革」である

          自己紹介

          日本のどこかで企業のDXに取り組んでいる者です。 流行りものでどこの企業も取り組まなければ!と言っているDXですが、会社全体が一枚岩かと言うとそうでもなく、名は違えどDXを推進するための専任組織とその周辺の関心は高いけれども、部署や場所が変われば「まぁやった方が良いんやろうけど、そんな余裕無いわ」とあまり乗り気ではないというのが現状ではないかと思います。 変わらない要因は色々あると思いますが、 ・DXに取り組まないといけない理由が分からない(心の奥底では腹落ちしていない)

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