信頼に基づくチームを運営する手法を観た……『1兆ドルコーチ』から深く学ぼう!!
おはようございます!
今日は、『1兆ドルコーチ(著:エリック・シュミット/ジョナサン・ローゼンバーグ/アラン・イーグル/櫻井祐子)』のChapter3「‟信頼”の非凡な影響力 ‟心理的安全性”が潜在能力を引き出す」の後半部分のアウトプットから始めてまいります。
前半部分では、ビルが相手に求める「信頼」や「心理的安全性」のあるチームに関してまとめました。後半部分では、ビルが実際にどのように取り組んだのか、大きく4つのポイントを基に解説されています。
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正論だが、実践が難しい「心理的安全性」の高い状態。
ビルはどのように行ったのでしょうか??
1.「コーチャブル」な人だけをコーチングする
・コーチングを受け入れられる謙虚さがあるか?
・コーチから何を得たいのか?
これがビルの最初の関門であったようです。コーチャブルな状態とは、①正直さ、②謙虚さ、③あきらめず努力を厭わない姿勢、④常に学ぼうとする意欲になります。
コーチングでは、強みにおいても弱みにおいても、認識している部分と認識していない部分を把握します。特に、‟弱み×認識していない部分”の場合、謙虚に受け入れられるかが重要です。
ビルは実際のコーチングセッションにおいて、「フリーフォーム」で話を聞く姿勢であったといいます。これは、「アクティブリスニング」とも言われ、‟全身全霊でそばにいる”という姿勢でもあります。
ビルがこの姿勢を取るようになったのは、ジョン・ウッデン(UCLAバスケコーチ)の助言があったからだそうです。
‟もっと耳を傾ければ、誰もがいまよりずっと賢くなれる”
‟ただ言葉を聞き取るだけじゃない。相手が言いそうなことを先回りして考えたりせず、とにかく耳を傾けろ。”
ですので、ビルのコーチングセッションは、「ソクラテス式」対話とも言われ、相手の状況を多面的に理解し、質問により気づきを与えるというものでした。
敬意のこもった問いかけで、相手の有能感、関係性、自立性を高めていきます。これは、モチベーションの自己決定論の3要素とも一致するのです。
②完全な率直さを求める
ビルは、100%正直で率直であったと評されています。真っ正直という言葉がふさわしいくらいにです。
相手の尊厳を守り、誠意を大切にしながらもパフォーマンスに対する厳しい評価を与えるのです。
真っ正面から‟率直さ+思いやり”で、わからないことをはぐらかさずに向き合うということです。
その中で、「すべきこと」は指図をしませんでした。
なぜ、それをやるべきか??
その物語を語ることがより重要であると伝えています。人は物語を自分のみに置き換えて理解し、何をすべきか悟るのです。相手が自分で最適解になるように、偽りのないリーダーシップを求めました。
これを‟人当たりの悪いギバー”とも評されています。
③「勇気」の伝道師になる
勇気を奮い起こすようにチームを駆り立てることがマネージャーの仕事です。力を与える人であり、突き進む力を与え、自分の判断に自信が持てるようにします。
マネージャーは、相手の能力が相手が自分で思っているようにもさらに深く信頼をすることです。
④「ありのままの自分」をさらけ出す
全人格をかけて仕事をするといっても過言ではなく、ありのままで仕事をした方が最も良い仕事ができます。
それは、マネージャーも、部下も、全員がそうです。そのようになるように、チームビルディングを進めていくのです。
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いかがでしたか??
実際の手法になるにつれて、よりビルの思慮深さがうかがわれます。「コーチャブル」な人の対義を、ビルは「嘘つき」と称しています。
今、チームメンバーがどのような状態にあるのか、そして、どのように振舞うべきなのか、学ぶ点が多い章でした。
コーチングは奥が深い……しっかりと学びたいと思いました。
ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!
acty home
講内 源太
追伸
医療/介護に従事する皆様に捧げます……新しい日の出を共に迎えましょう!!
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