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僕の‟出来ている”という認識がチームを壊す?? -チーミングの活用方法とは-
おはようございます!
月末業務が本当に終わるのか、とてもドキドキしている今日この頃です。
#スタッフが優秀
#大丈夫
#きっと大丈夫
さて、今日も読書メモの回です。
「チームが機能するとはどういうことか-TEAMING- (著:エイミー・C・エドモンドソン/訳:野津智子)」
前回は、ルーチン業務×チーミングの例を観つつ、どのように深めていくのかを確認しました。評価項目を5段階に分け、共同作業へ落とし込みが行えているのか、否かに視点を当てていることがとても印象的でした。
今回は、【複雑な業務×チーミング】。
ルーチン業務とはまた違うフェーズにおいて、チーミングがどのように機能をしていくのか、そこから得られる学びを体感したいと思います。
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複雑な業務×チーミング
複雑な業務のフェーズにおいて重要なのは、常に存在するリスクとのチャレンジに向き合うことです。
例として、シネアポリスのこども病院、ジェリー・モラスCOOを観ていきましょう。
背景として、病院が直面する予測困難なことはけた違いに多いです。ある意味、あることが当たり前であり、解決するためには、様々な視点から観る鋭い観察眼と時宣に適った率直なコミュニケーションが重要です。
何よりも、素早い意思決定を生むためでもあります。
この中で、病院が行うチャレンジとしては、先頭に立ってルーチンの改善をすることではなく、自己組織化学習システムを作って新たな領域を開拓することです。
モラスは、一つの譲れない目標として、「入院しているこども達を危険な目に合わせないこと」を挙げました。過去に、現場の投薬ミスにより、生命の危機に瀕した例を経験し、仕方がないこととして扱われ、話し合われることがなかったことへの自省でもあります。
この譲れない目標に事態に対して、反対するスタッフは存在しませんでした。しかし、「安全性」をテーマにして扱った場合、人々は身構えてしまいます。「間違い」ということへの責任を負うことになるからです。
解決方法は、「誰に?」「何に?」責任があるのかを追求することが最も持ち合わせている簡易な解決方法であるためでもあります。
モラスは、特に「誰に」は存在しないと言い切りました。
組織として運営をしている以上、スタッフ1人で起こしたミスは存在しないためでもあります。属する全員が対象であり、究極の原因は『システムの故障』と位置付けたためです。
まずは、説得力のある目標を伝えました。より良い世界を作るという共通の目標と結びつけ、答えが見つからなくても、行動を起こすように促すことです。
そこには、大きな対人リスクが潜みます。間違いを認める、欠陥を指摘することであり、積極的にこのリスクを引き受けることを促すことを意味します。このこと自体が、大きなフレーミングであり、その上で、心理的安全を確保することに尽力する必要があります。
基盤を築くために、中心的役割を果たすチームを招集しました。
「患者の安全性戦略」をデザインすることを目的とし、役職も組織も職種も多様な人を集めました。
当初は、報告されたミスが病院の問題であることに納得しない人が多かったのも事実です。「そのようなデータは当HPには該当はしない」という主張により反対をされました。
モラスは、そこで突き放すのではなく、受け入れられないことにも寄り添い、妥協点を見出しました。
‟今週、理想通りの業務が行えましたか?”
‟全てがこうあってほしいと思うのと同じくらい、安全でしたか?”
以上の問いを置くことにより、人々の経験を尊重しつつ、向上心を促したのです。
多くのリーダーが失敗をするのは、強力な主張で人々を引っ張っていこうとすることです。質問のパワーについて気を留めることをどの程度行っているのでしょうか。
相手を尊重して初めて、心理的安全が生まれます。その上で、基準となる安全性(テーマ)について、自分の考え方を語り続け、自分は全ての答えを持っていないことを認めることが必要になります。
モラスは、ミスはシステム上で起こるものであると強調するとともに、全員に支援を求めることを実践し続けました。
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チェックポイントを観よう!
医療界は、ABCが存在するといいます。
A:Accuse=咎める
B:Blame=非難する
C:Criticize=批判する
個人の能力不足に焦点を当てる文化がそもそも出来上がっているために、リーダーの能力としても非難すべき個人を追求することに長けています。
非難の文化から脱却をするために、ミスから学び、長い時間をかけて向上を促すことが重要でした。モラスは、「非難されることのない報告」を設置し、内密かつ匿名の報告書を作るとともに、言葉を選び、非難めいたものを徹底的に排除しました。
今回のような広範囲に及ぶチーミングは、経営構造を変えて障壁を減らす必要があります。職務の枠を超えた活動を支援し、別途、研究とアクションのためのチームを形成し、客観的視座をもつことも良いのでしょう。
長い時間をかけて、良い文化へ変わることのきっかけは、【問】の重要性を認識することから始まります。
Power of question!!
この言葉を改めて思い出しました。「一兆ドルコーチ」であった言葉でしょうか。優れたリーダーやコーチ、マネージャーは、「問うことの力を認識している」のです。
最近、忘れかけてたなぁー。
自分のことを話し過ぎていないかな??
今日も学んだー!!
ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!
アクティホーム
講内 源太
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