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THE CONNECTIVES

短編の詩集です。
一話完結(たまに前後等でリンクするお話有り)のお話を毎週金曜日20時に配信しています。 一度ご購入…
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#短編小説

願いが叶うのならば

 私の願いが叶うのならば、それは何よりも嬉しい事。  あの人や、君の幸せを願うのも本当だ…

私たちは何に包まれているべきなのか

 私たちは生まれながらに何かを考えていたのだろうか?  私たちはいつから何かを考え、悩み…

二千二十三年が終わる

 「今日で最後だね……なんだかあっという間に過ぎた人生だった」  「そうね……あなたと過…

日常を切り取って、首を吊ったら明日が来た

 冷たい風。暖かい太陽の光。猫が綺麗に食べた鳩の亡骸が転がるアスファルト。  急足で階段…

お前はどう生きる

 このままだとあの歌が死ぬってさ。お前が愛したあの歌だ。  お前はどう生きる? このまま…

ある日の旅路

 張り付いた瞼を剥がして外を見つめる。何もない一日も案外悪くないものだが、この外の世界で…

ライブラリーに青

 雲が流れている。僕が息を強く吹いたせいで。  心とは裏腹に真っ青に透き通る空、終わらない現実と痛み。  僕の胸にぽっかりと空いた穴。いつか塞がると思ったあの日から幾つ朝を迎えただろうか。  捲る、捲る。毎日を捲る。  ライブラリーに溜まっていく日々が、また僕の胸の穴を広げていってしまう。  望んだ事と望まぬ事。  それが無数に積み重なり、何が自分で、どれが自分らしさなのかを見失ってしまう。  目覚めた朝、最初に目にする風景は毎日変わらないはずなのに、僕の腹の中には日々違う何

何もかもが歪み狂っていた

 平衡感覚が狂っている。  今見ているこの視界が歪んでいく。  僕の見ていた世界は正しかっ…

人はいつでも

 混沌……  人々はいつでも幸せや、充実、平和を願っている。  誰も争う事など求めていない…

α

 こんな世界はどうだろうか?  僕が幸せに暮らせる。それだけの世界だ。  どんな苦難も苦境…

新たな再生を

 この手の中で世界を想像できるのならば、あの日失ったあの肉体も、あの心も、あの声だって、…

私はあなたを除外する

 私はあなたを除外する。何があっても、この力尽きるまで。  身体に空いたこの穴はもう塞が…

鏡を見て死を実感した話

 「お前なんて死ねば良いのに」  ふと目に入ったそんな文字が、自分に向けられているようで…

名は亡き

 僕には何が出来るのだろう。  あの日から繰り返される七日間の天地創造。  七日前に見た朝日は、もう見る事も叶わなくて。  僕らが生きたあの大地は、黒く潰され塗り固められてしまったのだろう。  何処へ向かっていたかも忘れ去られ、僕は新たな七日間の初日に目を覚ます。  新たな七日間が終わった後、僕はいつどこで目を覚ますのだろう。  殺されたあの日はいつだったかな。何かがあって、何かがあったようで、何もなかった。そんな七日間のうちの何かだったんだろう。何者かだったんだろう。  こ