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私はアナタに懐いてる。好きとか、嫌いとか、そういうのじゃなくて、ただ私はアナタに懐いて…
私の願いが叶うのならば、それは何よりも嬉しい事。 あの人や、君の幸せを願うのも本当だ…
私たちは生まれながらに何かを考えていたのだろうか? 私たちはいつから何かを考え、悩み…
「今日で最後だね……なんだかあっという間に過ぎた人生だった」 「そうね……あなたと過…
冷たい風。暖かい太陽の光。猫が綺麗に食べた鳩の亡骸が転がるアスファルト。 急足で階段…
このままだとあの歌が死ぬってさ。お前が愛したあの歌だ。 お前はどう生きる? このまま…
張り付いた瞼を剥がして外を見つめる。何もない一日も案外悪くないものだが、この外の世界で今日どんな事が起こり、自分が何に巻き込まれるのかが気になって少し胸が躍る。 冷たい風が吹く朝はいつもより身が引き締まる。 慌ただしく人が行き交う歩道を窓から眺めて、僕は家を出た。 日が昇り消えた街灯。小鳥の囀り。高架下の騒音。 僕はイヤホンで耳を塞ぎ、大音量でロックンロールを聴く。 無作為な物音から身を守るのが日常になっていた。作られた空間で鼓膜を支配する方がどれ程心地良いかを知
雲が流れている。僕が息を強く吹いたせいで。 心とは裏腹に真っ青に透き通る空、終わらな…
平衡感覚が狂っている。 今見ているこの視界が歪んでいく。 僕の見ていた世界は正しかっ…
混沌…… 人々はいつでも幸せや、充実、平和を願っている。 誰も争う事など求めていない…
こんな世界はどうだろうか? 僕が幸せに暮らせる。それだけの世界だ。 どんな苦難も苦境…
この手の中で世界を想像できるのならば、あの日失ったあの肉体も、あの心も、あの声だって、…
私はあなたを除外する。何があっても、この力尽きるまで。 身体に空いたこの穴はもう塞が…
「お前なんて死ねば良いのに」 ふと目に入ったそんな文字が、自分に向けられているようで茫然とした。 自分に向けられた言葉ではない事はわかっているはずなのだが、何だか今の自分の生き方を否定されているような気持ちになった。 「昔の方が綺麗だったよね」 自分に向けられた物でないとわかっているのに何故こんなにも心が擦り減るのだろう。今の自分は昔の自分と比べてどうなのだろう。歳を重ね、今私は昔の自分より綺麗だと言えるのだろうか。 「なんか太ったよね」 そう。その通