ADHD診断トレンド入りにあたって見えた深層欲求 ~余談 不安を自分で創り出す~

先日のADHD診断Twitterトレンド入りに関して、不幸自慢によるマウントの取り合いはやめましょうということを書きました。

関連ツイートの中で一つ、先日の記事とは少し異なる方向性で気になるものがあったので紹介します。

画像1

これはおそらく当事者さんによるツイートでしょうが、どう見ても自己受容とは程遠いステージにいると思われます。

そして、この手のタイプの反応をする人は2パターンに分かれると思っています。


①自己懲罰の念が強い

今までずっと、厳しく育てられて、自分自身にもひたすら厳しく厳しく生きてきたのでしょう。

自分で自分を恥じているから、人様に「障害者を"気取る"健常者」なんて後ろ指差されているように感じてしまって、自分を責めるのがクセになっていると思われます。

もし、これを読んでいる人の中にも同じように人様からの目線が気になってしまう方がいるのなら一言、誰かに悪口を言われているように感じているそれは全て妄想です!

「自分は許されない存在だ」と思う気持ちが強いあまり、責められていない状態の方がむしろ不安に感じてしまい、悪口を言われている妄想を作り出してしまっていると思われます。

恐ろしいことに、自分を責める行為には依存性があるので要注意です。

心当たりのある方は、まず今まで厳しくしてきた自分をいたわって、自分で自分を許してあげましょう。

自己受容は大きな大きな第一歩なのです。

自己受容を瞑想や催眠療法で実践する方法は、当ブログでも紹介中です。


②自己嫌悪と同族嫌悪

自己受容できていない点は同じでも、表出の仕方が少し異なるのがこのパターンです。

「自分のことを嫌いだ」という考えは、つまり自分で自分を許せていないということですので、「自分は許されない存在だ」と思っている点は共通です。

そこから、責める対象が他者に向かってしまうのがパターン②です。

すなわち、同族嫌悪です。

「自分の〇〇なところが嫌い!」という考えは、自分だけがトクベツ許されないのではなくて、〇〇という性質が悪だと考えているので、同じ性質を持つ人は自分であろうと他者であろうと"責められるべき存在"になってしまうのです。

このとき、自己嫌悪が強ければ強いほど、他者へ向かう攻撃性も非常に鋭くなります。

「障害者を気取る健常者」はやましいとは思いつつ自分もそうだと思っていて、なおかつけしからんと思っているので、同質の人がいたら猛攻撃してしまうのです。

他にも、ネットなんかで、何を言われたら一番傷つくかをまるで自分のことかのように理解している"的を得た強烈な誹謗中傷"をしている人はこのタイプと思われます。


①の人は自分を責めるクセで、②の人は他者を攻撃したら少なからず反撃がきて、どちらも心はボロボロになっていることでしょう。

その辛い気持ちも、普段は意識しなくて済むように神経系の奥底に封印されていますから、まずは気付いてあげることが第一歩です。

封印された感情の掘り起こし方は、催眠療法で。


頂いたサポートは、僕のプロテイン代となり、文字通り血となり肉となります。 そうやってエネルギーを充足させられれば、きっとよりよい連載が続けられる気がします。