民主主義、行き詰まってない? ④-補足 科学を重視してくれ

民主主義って別に万能解じゃないよねっていう連載。


前回までの記事の概要。

民主主義社会は多数決が原則だ。

多数派を納得させるにはロジックが必要だが、少数派から出てくるのはロジックより感情論が目立つ。

だからといって少数派を見捨てていいわけではなく、多数派が選んできた道にももちろん誤りはある。

例えば日本の民主主義は高齢者が圧倒的多数派だが、高齢者票ばかり集めるラクな選挙を平成30年間やった結果、少子高齢化は一切改善されておらず、このままでは社会が破綻する。

政治の舵取りの体たらくを見るに、日本の悲劇は、無能な人間でも組織や社会のリーダーになれてしまう点だと言える。

前回までの概要だけでお腹いっぱい感ある文章量になってしまいましたが、久々ということで少し丁寧にやりました。

今日は、支配層に求める本来の役割について短めに補足。


支配層に求める役割:

科学を重視してくれ


けっこう昔に思えますが、新型コロナ感染者が増えてきたら飲食店に時短要請してた超々不便な時期があったの、皆さん忘れてないですよね?


ウィルスにゃあ昼も夜も土日休みもないんだよ!!

こんなの馬鹿でも分かるだろ。


この科学をちゃんと踏まえていれば、真にやるべきは思考停止の時短要請ではなく、黙食を徹底させるためにどうするか、分散来店や時差出勤をやれよやれよと"言うだけタダ"の無責任政治じゃなくて、やらせるためにどうするか、補助金あれば時差出勤流行って早メシ遅メシ分散するのかみたいな方向に行くのが当然です。

というかむしろ時短営業のせいで時間的分散とは真逆の混雑"密"を生んでましたよね。馬鹿は底が知れない。


これにハイハイと服従した飲食店経営者も同じくらい無能ですよ。

「うちの店はフェイスシールド必須、感染対策徹底の上、酒類提供してます。科学に基づかない、実効性のない"対策しぐさ"や同調圧力には屈しません」ぐらい言ってくれると、従業員もこの人に着いて行こうってなるんじゃないすかね。

それで割高なフェイスシールドを店頭販売して荒稼ぎ✌️でもいいわけです。

マァ時短営業や休業で協力金もらう方がラクだから右にならえでそうしたんでしょうけどね。それも一つの経営判断です。


あと3つの密とか7つの何とか言葉遊びすんのも政治のやるべき仕事じゃないから! キャッチコピーなんか民間が勝手にやるから! デリバリーサービス流行ったのも結局民間レベルで対策したってことだから!

……もうキリがないんで終わります。


支配層! 社会から搾取すんの許してやるからその分の仕事をしてくれ。


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