げんた

営業戦略やマーケティングについて考えてます。本を読んだり日常で考えた事を書きたいと思い…

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営業戦略やマーケティングについて考えてます。本を読んだり日常で考えた事を書きたいと思います。よろしければお読みください。

マガジン

  • ストーリーとしての競争戦略をまとめてみた

    楠木建先生の人気本である「ストーリーとしての競争戦略」のまとめと感想です。よかったら読んでみてください。。

最近の記事

2022年が始まりました。

一年の計は元旦にあり。 コロナでなかなか思うようにいかなくなって2年が経ってしまったけれど、そろそろ何か始めたいと思っています。 学びも運動もなかなか足りないので頑張りたい! なのでちょっとここでやりたい事を書いておきたいと思います。 英語を頑張る!NHKラジオビジネス英会話を毎日やりたい。 運動!30分のウオーキングだけでなく筋トレも。 読書!1ヶ月に1冊、そしてアウトプットを。仕事の分野のインプットも積極的に。 日々の振り返りを!日記書こうかな。 あまりた

    • オフィスの価値

      毎日オフィスに行く事が当たり前だった時代が懐かしくなるくらいになってきた今日この頃。オンラインでのコミュニケーションが当たり前になりました。オンラインで様々な事ができるからこそ、なぜオフィスに行くのか?という疑問がふつふつと湧き出てきます。 まず私が思うのがこの記事にも書かれている通り、リモートワークだと余白が少ないという事。知らない人に出会ったり雑談の中で何かを生み出す事が難しくなっているように感じます。そもそも会ったことのない人とオンラインではじめましてというのに慣れて

      • ビジネスにおける壁打ちの重要性

        仕事をしていて自分で「これしかないな」と思うことはないでしょうか。もしくは「あー、これでいいんだっけ?」と疑問が残ったり何かモヤモヤした感じがしたりしないでしょうか。 そんな時に壁打ちがとても重要な気がしています。 昭和の時代、すなわち高度経済成長期のよう答えのわかる時代は上司も答えがわかっていたので報告すれば的確な指示が飛んできたのです。いわゆる報連相です。しかし現代のようなVUCAの時代にはそうはいきません。上司に相談しても良い回答やアドバイスが得られるとは限りません

        • 【書評】13歳からのアート思考

          「アート」と聞くと学校の美術を思い出して超苦手だった思い出が蘇ってくるのですが、この本を読むとアート思考とは何か?がとてもよくわかる本です。結論から言うとアート思考とは以下のようなものです。 「常識」や「正解」にとらわれず、「自分の内側にある興味」をもとに「自分のものの見方」で世界をとらえ、「自分なりの探求をし続ける事」がアート思考である。 アート思考というとなんとなく独創的な思考法くらいにしか思っていませんでしたが、どういうモノかがクリアになった気がします。自分なりのモ

        2022年が始まりました。

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        • ストーリーとしての競争戦略をまとめてみた
          9本

        記事

          情報とモノしか移動できない時代に誰がどう伝えるか

          今はウィズコロナの時代。ウイルスによって人の移動が制限されたこの世の中の流行りはオンライン。オンライン飲み会、オンライン学習など世の中が変わり始めているのを肌で感じるようになりました。 そんな中、海外営業をやっている僕は海外にモノと情報をどうやって伝達するかを必死に考えてきました。昨日色々なニュースをみている中でこの記事のshowroomの前田さんのコメントをみてハッと気づいた事がありました。 前田さんは以下のように教育を因数分解しています。 教育の「クオリティ」を分解

          情報とモノしか移動できない時代に誰がどう伝えるか

          コロナが変える世界

          外出自粛要請が出て1週間あまり。コロナがこんなに世界を変えるのか、と思っている人も多いかもしれない。昨年までは毎週のように海外出張していたが今では会社にもいかず在宅勤務。テレビを見るとNYでは外には人もおらず毎日数百人が亡くなっていく。映画の中の世界が現実に、ということはこの事かもしれない。海外に行く人も海外から来る人もいないので日本を含め各国は鎖国状態に入ったのだ。おそらくコロナは感染拡大と封じ込めを繰り返して長期間にわたりこの状態が続くだろう。以前の世界はもう戻らないのだ

          コロナが変える世界

          【書評】ストーリーとしての競争戦略⑨

          楠木建先生の人気本でありますストーリーとしての競争戦略の纏めと感想の最終回です。今まではこの本のエッセンスを纏めてきました。この本の優れているところは豊富な事例が載っていることです。そのような意味でもっと知りたいという方はぜひこの本を読んでみて下さい。 ⒈ ストーリーが何故必要なのか?他社との差別化をするものとして大きく「ポジショニング」と「組織能力」があります。ポジショニングは何をやるかやらないかで他社との違いを作る事、組織能力は企業内部のノウハウ的な違いです。高度経済成

          【書評】ストーリーとしての競争戦略⑨

          【書評】ストーリーとしての競争戦略⑧

          楠木建先生のストーリーとしての競争戦略の纏めと感想の第8回目です。前回まではストーリーのスタートとゴールであるコンセプトと競争優位について見てきました。今回はそれらを結ぶ、構成要素、クリティカルコア、一貫性について見ていきたいと思います。 おさらいですがストーリーの全体像はこの様になっていました。 ⒈ 構成要素とは何か?これは言うまでもなく「他社との違い」の事です。コンセプトを実現するためにどういう他社との違いを作ってシュートまでもっていくのか、その中身の部分になります

          【書評】ストーリーとしての競争戦略⑧

          新型コロナの中で働き方改革を考える

          こんにちは。この記事を書いている今、日本は新型コロナの真っ只中です。働き方改革が叫ばれる最中にやってきた新型コロナですが、好き嫌いにかかわらず在宅ワークを余儀なくされた人も多いのではないでしょうか。実は私もその一人。そんな中で考えた事を書いてみたいと思います。 在宅ワークって仕事できるの?私もそう思っていました。でも逆説的に考えてみると「オフィスにいると集中できるの?」という事なのです。オフィスにいる実は余計な仕事や無駄話が舞い込んだりして案外集中出来ないものです。オフィス

          新型コロナの中で働き方改革を考える

          【書評】ストーリーとしての競争戦略⑦

          楠木建先生のストーリーとしての競争戦略の纏めと感想の第七回目です。前回はストーリーの中のシュートである競争優位についてみてきました。今回はストーリーの始まり、サッカーでいうキックオフである「コンセプト」についてみていきます。 ⒈ コンセプトとは何か?ストーリーの始まりであるコンセプトとは以下の様なものだとしています。 製品やサービスの本質的な価値定義 これは何を言っているかというと、本当のところ誰に何を売っているのか?という事です。これは単純にモノを売っているということ

          【書評】ストーリーとしての競争戦略⑦

          【書評】ストーリーとしての競争戦略⑥

          楠木建先生の人気本であるストーリーとしての競争戦略のまとめと感想その⑥です。 前回はストーリーの5C全体を俯瞰してみました。本書ではストーリーはエンディングから始めるべしと本書には書かれていますので、今回はその中のゴールにあたる「競争優位」についてみていきたいと思います。 ⒈ 競争優位とは何か?競争戦略のゴールは何度も言うように「長期的に持続的な利益の創出」なのでシュートにあたる競争優位は利益創出の源泉です。要はどうやってゴールするかなのですが、ゴールの式を以下の様に定義

          【書評】ストーリーとしての競争戦略⑥

          【書評】ストーリーとしての競争戦略⑤

          楠木建先生のベストセラーである「ストーリーとしての競争戦略」を纏めと感想の第5回目です。 前回は競争戦略におけるストーリーとは何か、ストーリーの5Cとは何かをみました。ストーリーの5Cとは、 ①競争優位性 ②コンセプト ③構成要素 ④クリティカルコア ⑤一貫性 でした。この5つを聞いただけではわかりずらいと思うので図にしてみました。 得意のサッカーに例えています。競争戦略のストーリーはコンセプトでキックオフ(スタート)して競争優位というシュートまでもっていきます。他社

          【書評】ストーリーとしての競争戦略⑤

          【書評】ストーリーとしての競争戦略④

          楠木建先生のベストセラーである「ストーリーとしての競争戦略」を纏めと感想の第4回目です。今回からいよいよストーリーについての話に入っていきます。 前回までは競争戦略の基本について纏めてきました。競争戦略とは「長期にわたって持続可能な利益」がゴールでありその為に①どこで戦うか=業界の競争構造、②他社との違いを作る=戦略、を考えなければなりません。 おそらく古典的なマーケティングであれば戦略にフォーカスするのですが、この本では単に戦略を作るだけでなく、 戦略の中のポジショニ

          【書評】ストーリーとしての競争戦略④

          【書評】ストーリーとしての競争戦略③

          楠木建先生のベストセラーである「ストーリーとしての競争戦略」の書評とまとめの第3回目です。前回は競争戦略のゴールについてと競争戦略に重要な三要素の内の二つについて考えてみました。競争戦略に重要な三要素とは何か?おさらいすると ①業界の競争構造、②戦略、③ストーリー でしたね。今回は②戦略について考えてみることにします。 ⒈ 戦略には二種類ある前回の内容にもありますが戦略には①ポジショニング、②組織能力の二種類があります。戦略とは他社との違いを作ることなのでこの二種類で

          【書評】ストーリーとしての競争戦略③

          【書評】ストーリーとしての競争戦略②

          楠木建先生のベストセラーのまとめと感想その2です。前回は競争戦略とは何か、何故ストーリーが必要かを纏めました。今回は競争戦略に必要な要素を纏めていきます。 1.競争戦略のゴールは?これが最も大事な事です。 競争戦略のゴールは「長期にわたって持続可能な利益を得る事」 です。ここが意外と忘れられてしまう事が多い気がします。例えば低価格戦略を取る事がありますが、この戦略は利益を減らしてしまっては長期的に事業を継続できなくなってしまい意味がありません。やるのであれば低価格戦略で

          【書評】ストーリーとしての競争戦略②

          【書評】ストーリーとしての競争戦略①

          この本「ストーリーとしての競争戦略」は楠木建先生の有名な作品です。私も色々なマーケティングの本を読んできましたがこれ程までに分かりやすく書かれている本はないのでは?というくらい身に入ってくる本です。 ここでは何回かに分けて内容を纏めつつ感想を書きたいと思います。 1. ビジネスにおける戦略の論理化とは?ビジネスにおける戦略とは何か?というところをまず初めに整理しています。 ここがまず初めに共感するところなのですが、 ビジネスには法則はなく再現性はない。でも論理化は出来る

          【書評】ストーリーとしての競争戦略①