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演劇公演にSlack使ってみた
いわゆる小劇場界隈では、演劇公演推進のための各種コミュニケーションに、ほとんどの座組でLINEが使われているのではないかと思いますが、Slackというツールを適用してみたらかなりうまくハマった感じがあるので、どう使ったかを紹介します。
数年前に参加した座組でSlackが使われていてこりゃ便利だと思っていたのですが、基本的に私は役者参加という立場なので、ツール導入みたいなことはなかなか主張しづらく
謎解きのテキストをがんばった話と、文章を書くということ
「謎解き」がかなり厚い地盤を持つカルチャーになりつつある。その筋の人たちほど「謎解きラヴァー」というわけではないが、謎解き企画の運営側としてはかなり濃密な経験をさせてもらった。
過去に二度、「勤勉論部」という団体名義で京都大学の学園祭で謎解き企画を出展した。
2017年『祭は短し脱出せよ乙女』※リンク先は解説ページ、疑似再現プレイが可能
2018年『スイート・ノベンバー・ブルース』※リンク先
役者をシステム科学する①
これは最近考えていることを整理するための文章である。
システム科学大学院で「システム科学」という学問を専攻していた。
ありとあらゆる領域の対象を「システム」として捉え、対象を把握・分析する学問である。ここでは、役者をシステムとして捉え、「演技する」とはどういうことかを考えてみたい。
システム科学で重要なのは「対象をどう捉えるか?」、すなわち「モデリング」という行為である。モデリングのアイデアや
会社員をしながら演劇をしています②
結局、会社員をしながら役者をやっている。
最初は1年に1回のペースだったが、最近は1年に2回ぐらいになりつつある。
似たような境遇の人はよく同じことを言うが、「一度できることが分かってしまうともうやめる理由がないので続けている」のである。
会社員なのか役者なのか週刊少年ジャンプで連載中の「アクタージュ」は「演技とは?」「役者とは?」を扱う作品である(めちゃくちゃ面白い)。主人公の夜凪景は第1話の
会社員をしながら演劇をしています①
大学の4年間を演劇サークルで過ごした。このサークルは学生生活の大きな部分を占める。楽しい時間だった。大学院にいた2年間は学園祭の番外企画公演だけ参加してはしゃぎ、「これで演劇はおしまい!」と言って上京してきた。SIer会社に就職し、いわゆる上流SEをやっている。
会社の同期に自己紹介をするのに演劇は役に立った。人は多い会社だが、「私もやっていました」という同期はいなかったし、今は観る専門だよ、と