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高校生LGBTQ+当事者アンケートより

こんにちは、GEMP公式アプリです。
本日は(三重県男女共同参画センターと宝塚大学看護学部の日高庸晴教授が2017年10~12月にかけて、三重県の県立高校(全日制)49校に通う高校2年生約1万人にアンケートを実施した結果)より高校生LGBTQ+当事者のアンケート結果を紹介したいと思います。

LGBTQ+当事者の中でも10代が約12%を占めています。
その中で高校生を対象に行ったアンケート結果より次のような結果が得られています。

上記結果より性的マイノリティの生徒は、学校やふだんの生活で心の不安を抱えることが多く、安心して学校生活を送れず、自己肯定感(セルフエスティーム)が低くなりがちであることが明らかになっています。

また、現代社会においてLGBTQ+の方々は
ストレートの方々に比べうつ病などの精神疾患罹患率が高いという
研究結果やいじめや社会的差別などから自殺率の高さなどが問題になっています。
実際に、自殺率に関して、10か国(アイスランド、米国、アイルランド、カナダ、スイス、ノルウェー、ニュージーランド、中国、台湾、韓国)からの合計約240万人の異性愛者の若者と113,468人の性的マイノリティの若者(12〜20歳)を対象とした研究では全体として、性的マイノリティの若者は異性愛者の仲間の3.5倍自殺未遂の可能性が高かく、トランスジェンダーの青年は5.87倍、ゲイとレズビアンの青年は3.71倍、バイセクシュアルの若者は異性愛者より3.69倍自殺未遂の可能性が高かった、と研究結果で示されています。
出典:性的マイノリティの若者の間で自殺未遂のリスクを推定する系統的レビューとメタ分析  bit.ly/2QAFDIi JAMA Pediatrics、オンライン、2018年10月8日。

また日本で行われた調査結果では
1.性的マイノリティーの49.7%が自殺をしたいと思ったことがあり、18.9%が自殺未遂を経験 (平成 28 年、965 人中)
出典:世田谷区生活文化部人権・男女共同参画担当課(平成 28 年):「平成 28 年性的マイノリティ支援のための暮らしと意識に関する実態調査」

2. 自殺未遂 異性愛者ではない男性 異性愛者の 5.98 倍 平成 20 年、2095 人中)
出典:Hidaka Y, Operario D, Takenaka M, Omori s, Ichikawa S and Shirasaka T (2008):Attempt suicide and associated risk factors among youth in urban Japan, Social Psychiatry and Psychiatric Epidemiology 43:752-757 を日本語解説した日高らの Web ページ「わが国における 都会の若者の自殺未遂経験割合とその関連要因に関する研究―大阪の繁華街での街頭調査の結果から」http://www.health-issue.jp/suicide/

3. LGBT・性的少数者の高校生 3 割が自傷行為 (平成 29 年 10 月~12 月、約 1 万人中) 三重県立高校 2 年生約 1 万人対象調査、三重県男女共同参画センターと宝塚大学日高庸晴教授共同実施
出典:朝日新聞デジタル、2018 年 3 月 17 日


このようにLGBTQ+当事者の中で10代の多くの若者が、
学校や周りに対して様々な不安や悩みを抱えていることが分かります。

自我の形成に大切な思春期の時期に、
自己表現出来ず、自分を抑圧する事で、精神疾患を
抱える子どもも多くいるのが現状です。

GEMPでの目標は、LGBTQ+の方々が
”本当の意味での自由な自己表現、恋愛、友好関係の築ける世界”
ですので、
セカンドミッションとして
LGBTQ+中学・高校生向けの自己発信の出来るサービスを
検討しております。

この現状を少しでも解決しようと様々な企業や団体が活動を行なっています。GEMPもその一員です。私たちは、マイノリティーがマイノリティーじゃない世界を目指して歩み続けます。


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